GーHOUSE No.0122
STaD
質感に拘ったオーバーハングハウス
おうちデータ
- GーHOUSE(小山市)
- 築年数…10ヶ月
- 延床面積…38坪
- 好きなインテリアは?
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基本的に北欧インテリアが好きです。木の模様や色合いを生かした物を選んでます。主人はマットな質感の黒と木の組み合わせが好きで、今回の家造りでもこだわった要素の一つです。
- 好きな雑貨屋さん・家具屋さん
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Blackboard 好きなテイストの物を探して
- 参考にした雑誌
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Casa
- 家を持つきっかけは?
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二人目が生まれたのが一番のきっかけでした。上の子の幼稚園の物も段々増えてきたし、部屋が手狭に感じていました。私が育児休暇中だったこともあって雑誌を見たり、ネットを活用したりと時間が取れたこともきっかけになっていたかもしれません。
- 購入を考え始めたのは誰?
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二人同時だったように思います。家を建てることを漠然と話していた頃に、丁度見学会が在って実際に見に行きました。足を運んだ先で実物を目にしたとき、家を建てると言うことが少し具体的に見えてきて、二人で「よし!進めて行こう」と話したのを覚えています。
- なぜ、その施工会社に決めたのか?
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他の施工会社とも相談していたのですが、どうしても希望に合う方向に進まず…。そんな時訪れた見学会で今回お願いした設計事務所を知りました。まさにその家が好みそのもので夫婦ともに即決だったかも。主人はバイクが好きなので、バイクガレージのあるその家を見て尚更そう思ったようです。
- お気に入りの場所は?
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キッチンです。本当は完全なアイランド型にしたかったんだけど、手元が見えないように高さを出してもらっています。油や水はねをそれほど気にしないで済むので気に入っています。主人はやっぱりガレージですね。収納や小物、扉もこだわって選んでいました。扉は特に一番こだわった「マットな黒」で鉄も入っているので重厚感があります。実際も十分に重たい扉ですがそこがいいみたいです。
- もう1度家を建てるならどんな家にしますか?
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今の家をもっと充実させたいです。住み始めてから、こうした方が良かったなと思う部分や想像していたのと違ってた部分など解決して建てたいです。家事部屋も今の倍くらいの広さにしたいな。肌に触れる床の無垢材は、もちろんこだわりたいポイントですが、もしコストなど気にしないで済むなら壁紙もこだわりたいです。それぞれの部屋に合わせて色や模様など遊び心のある物にしたいですね。視覚でも楽しめる家にしたいなって思います。
- これから家を建てる人へのメッセージは?
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こだわりたい部分はコストが少しかかってしまっても、初めに決めた通りにした方がいいと思います。実際に住み始めたとき、やっぱり妥協しなければよかったと思ってしまうかもしれませんから。目につくところや使用頻度の高い部屋などは特に、妥協しないで納得行くまで好みに近づけることをお勧めします。
大活躍のマルチスペース
自分の家事部屋が絶対欲しかったんです。贅沢を言うと今の倍の広さが欲しかったかな。子どもの幼稚園などの荷物を一時的に置いているので手狭に感じるのですが、いずれ子ども部屋に片付けたらのんびりアロマなど楽しみたいなって思っています。急なお客さまのときも、散らかったオモチャなどの行き先はこの部屋なんです(笑)
悩んだ末の配置
悩んだのですが広さを優先したプランを提案してもらって、脱衣所に洗濯機を置かないで別なスペースに設置しました。すぐ後ろが干すところなので、動線も抜群です。奥行もあって急な雨でも慌てないで済みます。洗濯機を隠せるように扉を付けてもらっているので、お客さまの視線も気になりません。
暖房器具を置いて温かく使える脱衣所は、お子さんが小さいうちも、いずれ大人だけの世帯になったときも快適に使えそうです。柔軟な対応プランを、いろいろ提案してもらえるのは建築士さんと建てる家ならではの利点でしょうか。
時間帯によって感じる必要性
フルオープンをイメージしたキッチンなので、全て造作だしコストも気になって。よりシンプルな物を選んだからレンジフードに照明は付けなかったんです。晴れた日の日中はいいのだけど、冬場早く日が落ちる夕方などは、少し手元が暗いなと感じています。
後からスポットライトなどで対応も可能かもしれませんが、照明の設置を考えるときは季節や時間帯・どのように使うかなど様々な角度から考えた方がいいのですね。
こだわりの盲点
扉の素材が想像していたのと違ってしまいました。模様や色に強くムラが出てしまい、質感も好みから大きく離れてしまいました。数ヶ月悩みに悩んで1階は洗面スペース以外の扉を変えてもらったんです。子ども部屋の収納は、着色やクロスなどインテリアとして何かできたらいいなと思っています。
扉は壁や床、天井に次いで面積の多い部分になるので、一度気になると視線がそちらに行ってしまうかもしれません。単体で良しとするだけでなく全体が組み合わさったときのことも想定が必要なのですね。
細かな市場調査
シンクや洗面台などは仕様を選ぶときに、機能はもちろんなのですが価格もしっかり比べました。決めなくてはいけない物は、たくさんあるので途中大変だなと思うこともありましたが根気強く、丁寧に選んだのでコストダウンになりました。
大変でも細かな部分まで丁寧に選んで行けば、一つ一つは少ない差かもしれませんが家全体合わせると大きなコストダウンに繋がるのですね。
標準仕様の有効活用
子どもたちが小さいうちは汚れるだろうし、無理のないコストで抑えられるように壁は全てクロスにしました。部屋によって、色や模様で遊び心を取り入れたいとも考えたのですがこれから少しずつ考えてみようと思っています。浴室やトイレなども予算に合った物から選びました。
こだわりたい部分のためのコストダウンならば、迷いなく選べますね。壁紙は先へ行って張り替えなども可能ですので、コスト面を考えるときには視野に入れていいポイントかもしれません。
スペースの目的を絞る
2階の収納は私の服を入れると決めていたので、予め婦人物の肩幅の奥行にしてもらいました。その分のコストダウンになっています。廊下の壁一面を収納にしてもらったのでスペースに余裕があります。まだまだ増えても大丈夫ですよね。主人の服はガレージの壁面にやはり造作でお願いしました。
ご夫婦ともに洋服がお好きだそうで「衣類が多いの(笑)」と奥さま。それぞれ別の場所に収納することを決めていらして造作で収納スペースを作られていました。無駄を省くことはコストダウンの基本ですね。
好きな物にとことんこだわる
主人が「マットな黒」に「木」を組み合わせることにこだわって、床・扉は無垢材でサッシは黒にしました。床は1階はオーク、2階は桜を選びました。無垢材の自然な色合い・模様などを生かせるように、ピッチを細かめにしてもらいました。経年変化も楽しみです。
自然素材の良い所を生かす使い方は魅力的ですね。玄関入って直ぐの黒も印象的でした。色や素材の統一感は居心地の良さも兼ね備えてますね。
重厚感が印象的なスペース
主人の趣味のバイク。そのための一番のこだわりスペースです。扉は特注で鉄の重厚感やマットな黒が気に入っているみたい。主人の物は殆どここに置いてあります。夫婦二人とも服好きでとにかく沢山持っていました。収納は別々にと決め、主人分はガレージに造作してもらいました。
きっちり分けてあるので、しまうときも探すときも手間いらずです。ご主人のバイクも十分な存在感でした。衣替えの必要がないほどの大容量の収納スペースでした。
憧れのキッチンプラスα
アパートに住んでいた頃から、アイランド型のキッチンに憧れていました。手元は隠したいと主人の希望があったので、高さを出してもらいましたから完全なアイランド型ではないけれど、私も実際に使い始めてみたら、手元が隠れていると意外と落ち着くので満足しています。
ご実家のキッチンを参考にして広めにされた、シンクと壁面収納の空間。お手伝いしたがるお子さん用の踏み台が無理なく置けるそうです。実体験を元にプランできると間違いないですね。
Uchimise Photo
木のぬくもりとマットな黒の重厚感の組み合わせが、それぞれの魅力を引き立てているお家でした。シャープな印象の中にも温かみを感じる空間は、とても居心地がよくついつい時間を忘れるほど。最後まで諦めることなく追及した素材選びが、最高のこだわりの実現に繋がったのでしょうね。これからの経年変化も楽しみのひとつ。リビングに置かれたお子さんのカラフルなオモチャが、カッコイイ住まいに遊び心をプラスしているかのようでした。
レポーター:けい
ガレージと玄関の間に在って動線も良さそうです。ドアで仕切られた独立した部屋なので様々な使い方が出来ますね。「主人の趣味のスペースがあるんだから私も欲しいなって思って(笑)」奥さまの思い入れの感じる正解ポイントでした。