Iさん家(宇都宮市)No.0001
憧れの大屋根とペットと暮らす家
おうちデータ
- Yさん邸(宇都宮市)
- 築年数・・・11年
- 延床面積・・・31坪
- 好きなインテリアは?
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無垢の木を生かした、生活感のある温かみのある雰囲気が好きです。
好きな雑誌・・・「リンネルHOME」「天然生活 暮らしのまんなかからはじめるインテリア」
好きなお店・・・「GOURD+m」「ファーマーズテーブル」「アトリエ18バン トラバイユ」
- 家を持つきっかけは?
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早いのですが、夫婦25歳のとき、結婚と同時に購入しました。
夫が三男だったので、家賃を払うなら最初からローンを払ったほうがいいかな?という考えで・・・・
- 購入を考え始めたのは誰?
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結婚準備中に、ニュータウンの開発分譲が進んでいました。
住宅供給公社という安心感、環境のよさ、土地の広さなど気に入り、試しに応募したら当選してしまって(笑) もう進むしかない!という流れに乗りました!
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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私の実家の関連会社だったからです。
大工さんも、子どもの頃から知っている信頼できる大工さんにお願いしました。家づくりにおいて、大工さんは本当に大事だと思っています。
- お気に入りの場所は?
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大屋根造りの外観。三角の部屋に寝るのが夢でした。
それから、ダイニングの自分の席。あらゆることをここでするので、コックピットのように、この席を中心に様々なものを配置しています。
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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平屋で、天井が高くて、薪ストーブがあって、大きなテーブルが置ける家。
- これから家を建てる方へのメッセージを
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家を建てるときは、理想と予算とのせめぎあいですよね。最初から全部実現しようと思わずに、だんだん家を育てていくような気持ちで、どうしても譲れないポイントだけ押さえればいいかな?と思います。
西陽射すリビング
LDKが家の南側の東から西までワンルームで続いています。なので、日中はずっと明るいし、風通しもいい!
珍しいと言われますが、暖かい色の西陽が好きなので、夕方、西陽射すリビングの雰囲気が心地良いです
ゆったり広々な、トイレ・洗面脱衣室・お風呂
小さい家の割には、トイレ・洗面脱衣室・お風呂は広めです。 トイレは雑誌を読むほどリラックススペース。(笑)
洗面脱衣室は、タオル類・パジャマ類・ストック品用の収納が置ける広さにしました。『電動昇降物干し竿』を設置したので、洗濯物を干す・取り込む・たたむ・しまうの作業もとてもスムーズです。
「電動昇降物干し竿」。地味だけど、イチオシの設備だそう。
1階には収納をたっぷりと
壁厚や階段下をフル活用して、いたるところに収納をつくりました。使うところのそばににしまうのが基本!みえる収納と隠す収納を使い分けています。 特にお気に入りは、コーヒーグッズを収めたコーナーと、ダイニングテーブル周りです。
ダイニングテーブルでパソコンも子どもの勉強もするので、収納の中にプリンターなどは隠して収納。でも子どもは見えないとやらないから、勉強道具は見えるところ!だそう。
2階にあるフリースペース
主に、外に干せない日の洗濯物干し場です。今は子どもの服はここにしまってあるので、干す・たたむ・しまう が1か所でできるのが便利です。リビングからの階段で、空気の流れがある場所なので、室内干しでも1日で乾きます。
吹き抜けにする案もあったけど、この場所があるおかげで雨の日にあちこちに洗濯物がブラブラ・・・ってことがないので、正解!
水廻りの間取り
キッチンと洗面脱衣室は一直線!
家事動線がいいです。
トイレは玄関の近くへ。子どもが外で遊んでいて、駆け込んでくることがしょっちゅう。(笑)
この場所で大正解!
お客様にも使ってもらいやすい位置です。
1階にもう一部屋あれば・・・
1階にもう1部屋あれば、
子どもが小さいときはジャングルジムを置いたりするプレイルームとして、
成長したら勉強部屋として、
子どもがいなくなったら趣味部屋に、
2階にあがるのが辛くなったら寝室に・・・と、いろいろ使えたかな?と思います。
ベランダがない・・・
当時は共働きで、『洗濯物は室内干し。布団は布団乾燥機!』と決めつけて、造らなかったんです。
結局専業主婦の今、毎日でも布団を干したい。でも、少ししか干せない・・。
冬場はウッドデッキに陽が当たらないので、後から2階に付けた物干し竿も、かっこ悪くてイヤ。
今だったら、家の幅いっぱいにベランダにしたいくらいだとか。
ライフスタイルの変化もありうることも考慮した方がよいようです。
子ども部屋が狭かった・・・
今はワンルームで使っていますが、将来は2部屋に仕切れるようになっています。でも・・
結婚と同時の家づくりだったので、ここは予測もつかず、とりあえず造った感じ・・。
男の子2人の今、いつか『狭い!』と言われると思います。
斜め天井なので、家具の配置も難しい。
システムキッチン
実はこのキッチン、ショールームの展示処分品を格安で手に入れました。扉の色が大好きな色!
最初からこのキッチンを使う前提で、設計してもらったそうです。
ウッドデッキをDIY!!
ウッドデッキはDIYで作りました。
家を設計した時からかなり広いウッドデッキを予定していたけど、この広さをプロに頼むと・・・かなりの金額です。
なので、主人が頑張りました!
Iさんの希望通りに作ってくれて、大満足だとか。
コストは約4分の1程度で済みました。
外壁はサイディングに
外壁はサイディング貼り。
塗り壁やレンガ貼りもあこがれはありましたが・・・。
好みの色のサイディングを必死で探しました。
壁や天井はビニールクロス貼り
壁・天井はほとんどビニールクロス貼り。
クロスの上から珪藻土を塗ることは可能なので、最初はクロスで。
内装ドア類は、建材メーカーの物で最も安価な木目プリント化粧板の物。
何年経っても、味は出ません・・・。
でも、くるいは出ないので、いいところもあるかも?
床は無垢のフローリング
床は、1階・2階とも全て厚さ24mmのムクのパイン材に、自然塗料オスモで塗装しました。
床の貼りかえは壁や天井に比べると大がかりになります。
だから、ここは最初から譲らずに。
すきまはできるし、傷はつくし、シミにもなります。でもそれも全て「味」。
後悔はありません。
玄関ドアも無垢材で
玄関ドアは、チークのムク材の断熱ドアです。
我が家の贅沢ポイント。
重いし、手入れ(年1回オイルを擦り込む)もあるけど、これ以外は考えませんでした
三角屋根と勾配天井
三角屋根の外観と、寝室や子供部屋の勾配天井。
どちらの部屋も壁面を1面だけ、板貼りにしたので、なんとなく山小屋風です。
朝起きて、天窓を見て、今日の天気を知る瞬間が好き。
夜は星も見えます。
犬部屋
私が結婚前から飼っていました。
犬は台風や雷が苦手。そういう時にきちんとサッシを閉めてあげられる部屋をリビングの南につくりました。
室外犬だけど、リビングからいつも様子がわかるので、安心です。
犬部屋のすぐ横に外水栓をつけ、犬部屋にもエサや散歩グッズを入れておける収納あり。
建売には絶対にないスペースですね。
Uchimise Photo
「実は、住宅リフォームの仕事をしたことがあります。その経験を生かして、コンパクトだけど使い勝手の良い間取りを考えました。長年住んでいきたいから、基礎や構造材はこだわって、リフォームしやすいところは割り切りました。」 と語るIさんは、いつまでも新しいものが苦手だとか。 コストダウンしたところも、徐々に自然素材に変えてゆきたいそうです。
レポーター:yumi
キッチンとダイニングの境のアールになった下がり壁も、飾りではなく、油煙がリビングまでまわらないようにするためのこだわりなのだとか。