とっちゃん家(真岡市)No.0061

スーパーBIGなデッキが映える青い家

おうちデータ

  • とっちゃん家(真岡市)
  • 築年数・・・5ヶ月
  • 延床面積・・・47坪
好きなインテリアは?

ジャンルにこだわらず、遊び心があるインテリアが好きです。特にアメリカンな雑貨などが大好きなのですが、まだ今あるものだけでは満足していないので、これからどんどん購入して、もっとアメリカンな家にしていきたいと思っています。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん    IKEAやAreddaが好きです。ただ、本当に好きなアメリカンな雑貨やインテリアなどは、近所で手に入らないんですよ、なのでネットだとすぐに見つかるという理由で通販で購入することが多いです。
参考にした雑誌 Lightningや、世田谷ベースなど。

家を持つきっかけは?

4年前くらいに長男の小学校の入学前に建てたいなと考えていたところ、昔からお世話になっている占い師の先生に相談したんです。そしたら近い将来一番良い運気が舞い降りてくるとの話で、それが去年だったんです。震災で途中諦めかけたりもしたのですが、運命的な工務店さんとの出会いもあって、思い切りました。

購入を考え始めたのは誰?

私も主人も、同じくらいに考え始めましたね。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

憧れのログハウス風の家に住みたかったのですが、大手のログハウスのホームメーカでは自由設計は難しいということで、工務店を探していたんです。何件かの候補の中ではなんとなく今の工務店さんは気に入っていました。でもまだ決定づけていなかったんです。そんな中、昔からお世話になっている占いの先生から、そこの工務店さんとの相性が最高に良い!とアドバイスされびっくり!その帰りの車の中でで、その工務店さんからのまさかのお電話が!これは運命に違いない!と思って、決定しました。

お気に入りの場所は?

もう、それはウッドデッキです!!ウッドデッキの似合う家に住みたかったんですよ!夏になって子供と一緒にこの広いスペースでキャンプをするのが楽しみです。室内とウッドデッキの床の高さを同じにして、アウトドアとインドアを一体化させてスムーズに行き来できるようにしたところも気に入ってます。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

もしまたおうちを建てるとしても、絶対また同じ家を建てます!例えば、あそこの窓を少し大きくとか、そういう細かいところがあったとしても、今のこのうちの雰囲気を変えたいとは思いませんからねー。私にとって最高の家です♪

これから家を建てる方へのメッセージを

是非こだわってほしいですね。こだわるべきです。自分たちが求めるコンセプトをまずはっきりさせて、それに向けて自分たちの理想の家を建ててほしいですね。一生に一度の高いお買い物ですから、住み心地の良いい素敵な家を追及してほしいですね。

ウチミセレポート

+15cmで有効活用!

キッチンの天板の長さを30センチほど長く、つぎ足しました。今まで住んでた家のキッチンでは、シンクの左側に食器カゴを置いていたんです。なので同じようにどうしてもシンクの左側に置きたくて。工務店さんに頼み込んで…(笑)それで願いがかないました。本当にこれは大正解でした。

標準のサイズはだいたい15センチくらいでしょうか。しかしながら、確かにそのくらいの長さで実際は何も置けないデッドスペースになってしまいますよね。それを少し伸ばしただけで、有効活用できました。でも、みなさんご存じでした?天板って長く継ぎ足す事できるんですね!


引き違い戸を引き込み戸に

キッチン横の子供部屋の引き戸を大きく開けた事です。最初の設計では戸一枚分だけしか開かない予定だったんですけど、私がキッチンに立ったとき、その幅では部屋で遊んでいる子供たちの様子が見えないということに気付いたんですよね。思いきって戸2枚分のスペースを開けるように変更しました。子供たちの様子が見られると同時に空間も広くなって開放感が出たのでよかったです。

たとえ隣に子供部屋があったとしても、様子が見られないと少々不安かも。キッチンで作業しながら、子供の様子も見られるのは親子共々安心です。


階段下は収納にしないでオープンに

階段下のデッドスペースは、壁をつけないで、そのままにしておくことにしました。ここも造っている最中に、思いついたんですよ。そうした方が圧迫感がないし、塞がっていない事で、通常置けないタンスなどが置けるので、壁をつけないで大正解でした。

壁や扉がないことで広々と有効にスペースを使うことができるようです。扉があったのなら開け閉めなどの煩わしさがでてしまいますが、こちらは使い勝手が良いという利点があるんですね。裏口からの光も多く取り込まれ、暗くなりがちなスペースも明るい印象になって大正解。


スキップフロアに勉強コーナー

2階と3階の間にスキップフロアーを造ったことですね。通常のスキップフロアはうちのこの高さより低いそうですよ。でもうちはすぐ下の1階はTVが置いてあるくつろぎスペースなんですよ。なので圧迫感を感じない程度にフロアの位置を少し高めにしました。子供たちが小学生になった時には、ここで勉強させたいです。1階にいながらにして、子供たちの様子も見られる、最高のスペースができたと思っています。

スキップフロアを作る際、高さを見極めることで、使い勝手や雰囲気が変わってくるようですね。直接影響される下の階の良い雰囲気を壊さずに上手に造ることで、おうち全体が生き生きとしますね。また、そこに子供たちの勉強机を造ることで、1階から監視?(笑)もできるというのは奥様にとって大変嬉しい事ではないでしょうか。



失敗ポイント

コンセントの位置や数・・・

コンセントの位置ですね。設計の段階では、これでイイ!と思ったのですが、実際には少なかったんです。それに照明のスイッチの位置もほんとはあって欲しいところになかったので、これは失敗しました。

コンセントの位置や数、スイッチの位置は多くの方が失敗したという話を耳にします。とっちゃんのお宅でも、その失敗があったみたいですね。こればかりは住んでみないと想像しにくいようです。どこにどの家具を置くか、またどうやって人が出入りするかなど、よくシミュレーションすることが失敗を避ける唯一の手段なのかもしれませんね。


窓の大きさ・・・

寝室の窓は明かり取りくらいあればいいな、くらいに考えていて、とても小さいんですよ。でも、失敗でした。住んでみてわかったのですが、眺めがすごく良くて、これだけ良いと気づいてたらもっと大きくしたんですけどね。真岡の花火大会もここからならよく見えるんです。ほんと失敗しました。

窓を付ける際、景色のことまで考えて取り付けする方は、少ないのではないでしょうか。とっちゃんのお宅では有名な花火大会が特等席でみられるチャンスだったのに、もったいないことをしてしまいましたね。花火大会に限らず、例えば夜景の見える方角や、夕焼け、朝焼けなど気にして窓をつけたのならば、もっともっと素敵な空間になるかもしれませんね。


手洗い場は必要・・・

2階のトイレは横に独立した手洗い場を付けてあるんですけど、1階には造らなかったんです。そんなに重要視していなくて…。やっぱり造っておけばよかったかなって思います。タンクレスなので水が出るところもなく、結局キッチンで洗うような状況です…。

最近は独立した手洗い場を設けているお宅が多い気がします。水回りは後から工事し直すことは難しくなってきますので、設計の段階で、付けるか否かはよく話合うことが大切なのでしょう。


図面では想像しにくい窓の高さ・・・

2階の階段付近の窓は開け閉めできる窓にすればよかった、って思います。ここの位置に窓をつけても、手は届かないって思ったんですよね。でも実際出来上がってみたら、この位置だったら届いたのに!って思って。もったいなかったな…。

これは見落としがちな失敗談です。図面だけで想像するのは難しいところですよね。どこにどんな窓を取り付けたら一番良いのか、よく考慮する必要がありますね。


コストダウンポイント

使う予定のない機器はいれない!

キッチンの食器洗浄機はつけませんでした。今まで使っていなかったので、つける必要もないかなって思って。今までの習慣があるので特に不便という考えも出ませんし。それでいてコストダウンにつながってよかったです。

新しいおうちを建てるのならばキッチンは食器洗浄機付きで!という時代になりつつある中、付けたけれども実際には全然使わないの…というお宅のお話もよく聞きます。安い設備ではないので、使うか使わないかをよく見極めれば、いいコストダウンになることでしょう。


大工さん作のアイランドキッチン!

本当はアイランドキッチンを買いたかったんですよ。でもやっぱり価格も張りますよね。そこでうちはアイランドキッチンよりは安価な壁側に付けるキッチンを選び、アイランドのように設置しました。壁になるはずだった箇所を大工さんにきれいに塞いでもらい、半造作キッチンに変身。それでもアイランドキッチンを買うよりもコストダウンになったんですよ。

これにはびっくりです!主婦の誰もが憧れるアイランドキッチン。高価な為、泣く泣く諦める方も少なくないのではないでしょうか?大工さんとのコラボなので、既製のものでは叶わない、オリジナルの飾り棚なども付けてもらって、見事な完成度ですね!なのにコストダウン!


ハイブリッドソーラーハウス

屋根の上に、ハイブリッドソーラーハウスを付けた事です。最初の設置費はかかってしまうんですけど、家自体を温めて、いつでもあたたかくて、暖房もほとんどつけないでいられるんです。冬に暖房のための電気代がまったくかからないのって、ほんとに助かります。

冬の暖房に関係する諸費用って驚くべき金額ですよね。それが、このソーラーハウスで、タダ同然だなんて!こちらは、太陽の熱で温められたお湯が、まるで血管のように家中を流れるというシステムだそうです。システム購入時、費用がかかってしまいますが、長い目でみればコストダウンになることでしょう。


家具は造作または手づくり!    

家にある家具や棚などは大工さんや友達に頼んだり自分たちで造作したものが多いですね。後で買うよりずっとコストダウンになっていると思います。イメージ通りの好きなものに仕上がっているので、造作家具はおすすめです。机は大工さんに、TVボードは友人と主人が一緒に作り上げた傑作です!

好きな位置に思い通りの家具が備わるというのは家を建てるみんなの理想ですね。その理想の家具が手に入るうえ、それ自体がコストダウンになるだなんて、素晴らしい!TVボードは、ステンレス素材を使っての器具を造ってらっしゃるご主人の友人が、特別に造ってくれたそうです。自分たちで製作するって愛着もひとしおなのでしょうね。


こだわりポイント

特注の玄関収納

玄関の収納でしょうか。既製のツルツルした扉のものにはしたくなくて。できれば無垢の扉にしたかったので、大工さんに特注で作ってもらったんです。各棚の高さも自由に変えられるようにもなっていてとっても便利です。端の扉は棚を造りませんでした。それは主人の趣味のサーフィンで使うスーツなどの用具を収納したからなんです。ササッとししまえる様に造り、オリジナルの収納棚ができたと思っています。

それぞれの家庭によって、収納したいものは違ってきますよね、既製でないのであれば造ってみよう。そんな考えがとっちゃんのおうちづくりなのでしょうね。ルーバーの無垢の扉が湿気をこもらせないので、カビ予防対策にもなっていると同時に、見た目とてもおしゃれですよね。


南上がりの屋根で採光アップ

2階の天井です。傾斜をつけているんですけど、それが南上がりなんです。よく、北上がりの天井で、屋根にはソーラーパネルをつけてるお宅が多いと思うんですよね。でもうちは南側を高くあげることによって、大きな窓を取り付けたんです。そのおかげで光の取り込みの量とか、とても開放感あって、気に入ってます。

流行りのデザインだからこの形に、、というのではなく、違う視点から考えて生まれたのがこのカタチなんですね。広々としたこのスペースはたくさんの光に包まれて、家にいながらにして、お外にいるような気分になります。南側の高くなった天井、これは是非真似してみたいポイントですね。


こだわりの無垢の外壁

南側の外壁を無垢の木で仕上げたことでしょうか。最初杉の木を業者さんが貼ってくれたんですけど、イメージと違う仕上がりになってしまってたんです。でも、おうちを建てる以上、絶対に妥協できないと思っていたので、即、貼りなおしてもらいました。カラマツの美しい柄と、お気に入りの色で今は大満足です。

家を建てるうえで、こういったトラブルも必ずと言ってもいい程ついてきてしまうのも事実です。これから何十年も住むご自分のおうち、業者さんに言いづらいという点もありますが、思い切って直してもらいましょう。きっと満足する結果が付いてくる事でしょう。


こだわりを詰め込んだキッチン

キッチンですね。背後にある壁に付けた棚などは、私が特にこだわりました。高さや奥行など、細かにイメージして、大工さんと相談しながら造作してもらいました。全体のバランスも含めて思い通りに仕上がって本当に気に入ってるんですよ。

とっても素敵な棚ですね。’しまう‘と’かざる‘を区別して収納できるこの棚は、奥様のセンスが光っています。使い勝手とデザインの両方を兼ね備えられたこの芸術的な棚は部屋の雰囲気にもマッチしていて、華やかさを与えるほどの存在感でした。


Uchimise Photo 


レポート後記

mayu とにかく大きなウッドデッキが印象的でした。そこでどんな楽しい事ができるのか、そんな想像力を掻き立てられる素敵なスペースでした。風水の先生のアドバイスで叶えた最高の運気を運んでくれる間取りだそうです。訪れた人みんなにまで開運になりそうです。ご夫婦の家に対する理想が一致していらっしゃっていて、建てる際に意見が食い違う事や、喧嘩になる事など、一切なかったそうです。本当に仲が良いご夫婦でいらっしゃいました。お子さんたちの未来も考えた家族の家。笑い声が絶えない、あたたかいおうちでした♪

レポーター:mayu