Nさん家(宇都宮市)No.0060

コレクションルームに集う家

おうちデータ

  • Nさん家(宇都宮市)
  • 築年数・・・5ヶ月
  • 延床面積・・・42坪
好きなインテリアは?

レトロ調の物が好きです。アンティークまでいかないけれど、時間を感じさせる物が好きなんです。主人はモダン調の色や物が好きで、1階は主人の好みになってます。だから私は、2階を好みのインテリアにしたいかな(笑)これから少しずつ揃えていきたいです。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん 特にはないのですが、「益子」の雰囲気が大好きで、いろいろなお店をよく見に行きます。どのお店も素敵で、目移りしちゃいます。

家を持つきっかけは?

住んでいた借家が取り壊されることになり、思い切って決めました。
子供が既に小学校に通っていたので、転校させたくなかったし、交渉してそのまま跡地を購入しました。

購入を考え始めたのは誰?

借家の取り壊しがきっかけにもなって、どちらからともなく夫婦で決めたと思います。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

主人の勤め先のグループ会社なんです。設計は主人がしたので、自由が利くところを選びました。

お気に入りの場所は?

ダイニングです。高齢の両親のことも考えて、足を下ろせるようにしました。
イメージしていたダイニングを主人が設計して、工務店さんにお願いしました。
今は子供が小さいので、すぐに散らかってしまうけれど、もう少ししたらクロスなど敷いて、小物のインテリアも楽しみたいな。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

そうですね…今はまだ住み始めたばかりですし、気になるところはあるとは言え、とても満足してますが、強いて言えば、平屋でしょうか。もちろん、コストを考えないで済むなら、の話です(笑)

これから家を建てる方へのメッセージを

それぞれのスペースに意味のある広さを取るといいのではないかなと思います。ウッドデッキやベランダなども、どんな使い方をするか想像して、余ったスペース分でとか、出来上がってから考えようとかではなく、開放感やリラックス、家族の成長などいろいろな意味を持たせた家づくりをして欲しいと思います。

ウチミセレポート

重い荷物は直接!

玄関から直接、パントリーに荷物を運べるので楽です。子供がまだ小さいし、買い物の量が多い時は特にそう感じます。寒い時期はストーブを使うので、灯油の置き場所にも直接運べます。

パントリーを見せていただきながら、玄関までの動線に気づきました。ドアの開け閉めが少なくパントリーまで荷物を運べると、冬の暖房や夏の冷房が逃げない利点がありますね。


明るさを重視

開放感や部屋の明るさを重視したかったんです。壁の一部を、構造上可能な限りカットしてもらうなどしました。西側は隣接する住宅や西日などのことを考えて、壁面が多いのですが天窓を設けました。色や視覚でも開放感を出せるよう、壁の色は白を選び、床材は幅の広い物を工務店さんが勧めてくれました。

玄関を入ってすぐに、白をベースとした空間が広がっていました。
開放感のあるリビングには、娘さんのドラムセット一式が置かれていましたが、全く圧迫感は感じられませんでした。休日にリビングや、奥様お気に入りのダイニングなどで、娘さんの演奏を聴くご家族を想像しました。



失敗ポイント

後から気づく・・・

残念だったのが、本棚です。考えるのを忘れてました。主人の本が沢山まだ、段ボールの中なんです(苦笑)2階のリビングか寝室に家具を考えていますが、他の専用の棚などを思うと、やっぱり作りたかったですね。

ご両親と同居されているので、2階にもリビングのあるNさん邸。通していただいたリビングは、とても明るく開放的でしたので、家具が一つ増えても圧迫感が出てしまうようにはみえませんでしたが、残念そうにお話してくださいました。将来は、お子さんのために部屋を増設されるそうなので、その時に出現する壁や空間に本棚が出来るかもしれませんね。


夏の日差しに注意・・・

ウッドデッキが、夏は凄く熱くなってしまうんです。素足ではとても歩けません。日除けになる物を、後からでもいいのでつけられるように、何か考えておけば良かったと思います。

広々としたウッドデッキは、将来、テーブルや椅子などを置く予定だそうです。お子さんたちは、夏の水遊びなどが楽しめそうな広さですから、簡単にスリッパで解決と言う訳にはいかないのかもしれませんね。来シーズンに向けて、日除け対策を思案中だそうです。


コストダウンポイント

意外と抑えられる?!

照明はダウンライトをメインに選びました。工務店さんの標準仕様の中からチョイスしたので、個数は多いけれど、意外とコストを抑えられました。

全ての電球をLEDにしたそうで、少し先のメンテナンス部分のコストダウンにもなりますね。
このコストダウンで、ご主人こだわりの飾り棚専用ダウンライトが、実現したそうです。「付けなくてもいいって思ったんですけどね(笑)」と、奥様が笑顔でお話くださいました。


こだわりも兼ねて

開放感をだしたかったし、コストダウンも兼ねて収納を部屋によって変えました。子供部屋は、収納ではなくフラットな床のまま、ロールスクリーンで間仕切りして使うようにしました。必要に応じて、家具を用意するつもりです。

階段下やダイニングの床下などの、スペースを有効利用した収納にすることでコストダウンされ
玄関やパントリー、リビングの飾り棚などのこだわった収納の実現に繋がったのかもしれませんね。他にも、キッチン脇の階段は壁が少しカットされていて、圧迫感がなく広く感じました。デザインと思われた部分も、コストダウンと聞いて驚きました。お子さんが滑って遊んだりしますか?の問いに、傍に居た次男君が、さっそく実演してくれました(笑)


こだわりポイント

とにかく多い

家は両親も同居なので、とにかく靴が多いんです。玄関がすぐに散らかってしまうから、何とかならないかなって思ってたんです。友人宅で見て一目惚れ(笑)参考にさせてもらい、シューズクローゼットは絶対作ろうと考えてました。

オープンに作られることの方が多く感じる、シューズクローゼットにはドアがありました。「友人の所はなかったんだけど、丸見えだときになってしまうから」と奥様。そのまま、パントリーに繋がるので冬の冷気なども軽減できるかもしれませんね。


専用の照明付き

主人の一番のこだわりなんですよ。リビングは、この飾り棚をメインに考えたみたい。専用のダウンライトも付けるくらいですものね(笑)ただ、ガラスなどの扉を付けなかったので お掃除が大変なんです。棚板も部屋のイメージに合わせて、焦げ茶色にしたから埃が目立ってしまうの(苦笑)

リビングに通していただいて、パッと目についた壁一面の飾り棚。娘さんのドラムセットと同じくらいの存在感でした。棚板は可動式になっていましたので、これから更に、コレクションが増えても心配なさそうです。好きな物に囲まれてくつろぐリビングは、きっと家族の笑顔が溢れますね。


お気に入りの場所

床に畳を使って、足は下げられるようなデザインで工務店さんにお願いしました。明り取りを兼ねた壁の飾り窓も気に入ってます。床下のスペースは、散らかる子供たちのオモチャを隠せるんです(笑)

そのスペースに、あまりにピッタリなサイズのテーブルでしたので、作り付けだと思い込んでお話を進めていましたが、家具屋さんで購入と伺って驚きました。デザインにこだわりながら、収納も考えられている素敵なダイニングでした。1階はご主人の好みだからとおっしゃってた奥様も、ダイニングだけは小物にもこだわりたいご様子でした。


Uchimise Photo 


レポート後記

レポーター:けい ご主人ご自慢の飾り棚があると伺っていたNさん邸。広々としたウッドデッキとモダンな色調の落ち着いた外観が、青空に映えてました。家中に実現されている「意味のある広さ」のスペースは、家族のコレクションや、生活動線、未来のビジョンなどを、大事に収めてるような印象を受けました。 圧迫感をなくすために、壁をカットすることで出現した階段の、偶然に出来た滑り台が、お子さんの成長を見守って往く意味のある広さの代表かもしれませんね。

レポーター:レポーター:けい