chibi meguさん家(真岡市)No.0064
わんこもくつろぐ自宅ショップの家
おうちデータ
- chibi meguさん家(真岡市)
- 築年数・・・9ヶ月
- 延床面積・・・56坪
- 好きなインテリアは?
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好きなインテリアは、ナチュラルな物かな。木彫や白が好きです。目的の家具屋さんに行って選ぶよりは、お店をアチコチ見て回って好みの物を探す方が多いです。ふと立ち寄ったお店で、気に入った物が見つかると嬉しくなりますね。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん 特に決めてないかな。目に付いたお店はチェックします(笑)
参考にした雑誌 「雑貨をかわいく飾る本」 「WHITE INTERIOR」
- 家を持つきっかけは?
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やっぱり、震災かな。家そのものが古かったので、基礎に少しヒビが入ってしまったの。急を要する訳ではなかったけれど、先の事を考えると不安ですものね。でも修復をするとなると、全て建て替えるしかなくて迷っていたところ、今の土地が見つかったので、具体的な話になりました。
- 購入を考え始めたのは誰?
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主人です。建てる前からいろいろ考えてたみたい。施工会社さんが決まって、打ち合わせの段階のときにはもう、どんな家を建てるかが、ほぼ決まっていたと言えるくらい(笑)以前住んでいた家は数回リフォームしてたから、私はその家にずっと住むんだって思っていたんですよ。
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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主人は、家を建てるなら屋上のある家にしたいと話していました。通勤途中の、屋上がついているモデルハウスが気になって見ていたみたい。主人の希望は、緑地化した屋上だったので、どちらに頼んだらいいのか判らず、まずは主人の友人の施工会社さんに相談してみました。結果、話をよく聞いてくれて、快く引き受けてくれました。
- お気に入りの場所は?
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やっぱり、店舗かな。今回の建て直しを考え始めたとき、主人がお店のスペースを作ろうと提案してくれました。いろいろな商品を扱うので、白がベースのシンプルな感じになってます。私の好きなイメージの物が揃った、特別な空間みたいで、すごく気に入ってます。ここで、たくさんのお客さまと接したり、講師活動などして往くのが楽しみです。
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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今回の新築は主人がその殆どを決めたので、もし次があるなら、店舗を中心に考えた家にしたいな。もう少し広さを取って、駐車場の事も考えて建てたいと思います。もちろん…居住部分は全て、犬仕様になると思いますけれど(笑)
- これから家を建てる方へのメッセージを
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家造りって、すごく様々な要素を含んでいて、完成して住むまでに時間がかかるものだから、あまりにいろいろ考え過ぎると建てられなくなってしまうような気がします。家族で、納得するまで話し合う事も大事かもしれませんが、程々がいいと思うんです。我が家は、主人が中心になって決めていったので、こだわりがブレずに済んだのかなと思っています。大事な家族のための家ですから、完成するそのときまで、大切にしたい部分を見落とさないで欲しいですね。
リビング一体型のテラス
もともと、家全体がバリアフリーで段差がないのですが、テラスもリビングの床と高さを合わせてフラットにしてもらいました。室内犬なので、自由に出入り出来るし広さも取りましたので、いい運動になってると思います。目隠しのパネルは、通り側の一部分だけ明り取りも兼ねて、犬たちが飛び越えられない高さにしたんですよ。
消臭と除湿
「エコカラット」と言う内装壁材を使いました。臭いを吸収して、湿度を調節すると聞いて、寝室と娘の部屋にもお願いしました。湿度が高い日のジメジメした感じがなくて、去年の夏も、ある程度はエアコンなしで過ごせました。タバコの臭いも気にならないですよ。
「水をかけると解りやすいかも」と、実際に少しの水をかけて見せて下さいました。仰る通り、アッと言う間に水が吸収され浸透していきました。湿度の高い日本の気候にピッタリの壁材ですね。他にも、空気中の揮発性有機化合物を吸着し、軽減するそうです。快適に過ごせるだけでなく健康にも良いなら、ぜひ注目したい素材です。
洗面所は広々と
私が外で働いていた頃は、洗面所を使う時間帯が主人と重なっていて、大変だったんです(汗)化粧をリビングでしたり、歯磨きをキッチンでしたりと落ち着かなかったの。娘も同じように洗面台は使うから、時間が重なると大変(苦笑)でも今は、重なっても大丈夫です。時間にもゆとりが出来たかな。
二つ並んだ洗面ボールに驚きました。洗面スペースは、あまり広く取らない場合が多いかもしれませんが、実際の生活では、家族の使う時間が重なる事もしばしば…。動線や時間的ゆとりを考えると、家族がそこに集まっても、狭く感じない程度の広さは必要なのかもしれません。広さ十分な洗面スペースは、家族の心のゆとりも生み出しそうです。
音が気になります・・・
リビング階段にしたので、話し声やテレビの音が、2階まで聞こえます。主人の来客は、夜の時間帯が多いので、早めに休んで2階でゆっくりしているときは、気になってしまう事があるの。夜は周りが静かだから、特に気になるのかな。それと…物をあまり置きたくなかったから、家具を必要最低限に抑えた事で、音がぶつかる面積が少なくて反響しやすくなっているみたい。
部屋から漏れてくるテレビの音は、小さくても気になるのかもしれません。「小さい子どもが居る訳じゃないから、困る程でもないけれど」との事でしたが「音」に関係する事は、住み始めて初めて気付く悩みの一つなのかもしれません。廊下のスペースは無駄だからと、リビング階段を選んだそうです。音によって、様子が伺えるのは良い事だと思いますが、家族の生活スタイルも視野に入れた間取りに出来るといいのかもしれませんね。
想像以上に・・・
完成して入居したのが、6月だったので直ぐ夏を迎えました。部屋はエコカラットの効果もあって、ジメジメした感覚はなかったけれど、テラスからの日差しの照り返しが思ったより強かったかも。リビングとテラスがフラットだからなのか、日差しの反射が部屋の奥まで来ちゃうの。冬は温かくていいけど(笑)
せっかくのエコカラットですから、日差しも上手く避けたいところですね。レースのカーテンにもこだわってらっしゃって、裾に紐状のオモリが入っているので、風だけ通して日差しを遮ってくれそうでした。近頃の夏は、猛暑になる日も多いですから、少しでも快適に過ごすアイデアも必要ですね。
収納のサイズと場所
部屋をシンプルにしたかったから、家具は最低限にして、それぞれの部屋の収納も必要以上には大きくしなかったの。それと、私は背が大きくないから、キッチンの吊り戸も省いてもらったんですよ。
スッキリとした玄関や各部屋を拝見しながら、それぞれに適度な収納スペースが設けられているので、スムーズな家事動線を想像しました。「必要以上に収納スペースがあると、物が増えてしまうでしょう?(苦笑)」と奥さま。適材適所である事と、そこに収納される物の量などをキチンと把握して考えられた家づくりは、スペースと生活スタイルのコストダウンと言えるでしょうか。
いくつも兼ねてます
キッチン、浴室などのお湯と、乾燥機能は深夜電力を利用しています。私は夜に洗濯をするので、電気代の節約になっています。乾燥機能は、絶対欲しかったの。梅雨の時期も、天気予報を気にせず洗濯出来ます。1.25坪の広さを取ったので、伸び伸びお風呂に入りたいと言う、主人の希望も叶いました(笑)
以前は、大きな洗濯物や急ぎの物など、コインランドリーを利用されていたそうですが、広い浴室と深夜電力による乾燥機能によって、そのコストダウンにも繋がったようです。洗面スペースにも干せるようになっていましたし、お風呂上がりに必要な衣類のための収納もありましたから、奥さまのこだわったスペースの一つだけあって、さまざまな生活利点を兼ね備えているようでした。
とことんこだわって
床は、犬用の素材を探しました。リビングのフローリング材は、絶対ではないけれど滑りにくいし、傷も付きにくい床材です。一般のフローリングと値段も大きくは変わらないし、お掃除の事を考えても、この床材が見つかって良かったです。和室も、犬の爪などでささくれてしまわないように和紙畳を選びました。
奥さまにお話しを伺って初めて気付くくらい、フローリングを歩くワンちゃんたち特有の「カチカチ」と言う音も、滑る様子もなく自然でした。和紙畳は、紫外線・摩擦・カビ・ダニなどに強いと言う高機能を持っているようですので、ワンちゃんがいなくても取り入れたくなる素材の一つかもしれません。
貸し切り!
屋上をメインに考えて家を建てたようなものかも(笑)犬たちを自由に走り回らせたくて、芝生を一面に貼ってもらいました。水はけもちゃんと考えて、少し傾斜してます。屋上で、ある程度の高さの囲いがあれば、逃げたりしないし、家族だけなら気兼ねもないしね。直ぐ下には、桜並木も見えてなかなかの眺めなんですよ。
広々とした開放感たっぷりの屋上は、県内初の屋上緑化だそうです。「緑豊かな県では、みなさん思いつかないのかもしれないですね(笑)」と奥さま。愛情たっぷりの貸し切りドッグランで、ワンちゃんたちが元気に遊ぶ姿が簡単に想像できました。
一番大好きな場所
私の家造りは、店舗スペースに集約しているかも(笑)家をどんな風にしたいかがイメージ出来ていたのか、主人が殆どを決めました。私は、ときどき色や照明などを選ぶ役目だったんですよ。あまり出番はなかったけど、お店スペースは好きに考えさせてもらったから、楽しかったです。いろいろな商品を扱っているので、全体の色は白をベースにしました。いずれは、講師活動なども考えていますので、一日の中で、ここに居る時間が一番長くなるかもしれませんね。
案内されて直ぐに、パッと明るく広がった空間が視界に入りました。さまざまな商品が、丁寧に並べられているスペースは、とても大事にされているであろう空間でした。家造りに於いて、そこに置かれる物や空間の使われ方など、具体的な物が存在している事は、よりイメージに近い部屋が出来上がる条件の一つかもしれません。
Uchimise Photo
元気で人懐っこいワンちゃんたちに出迎えられて、脚を踏み入れたリビングは、小雨の降る日に伺ったにも関わらず、心地良い明るさで一杯でした。また「家族3人で立つ事もあるの」と仰っていた広々としたキッチンの小窓は、丁度見頃を迎えていた桜並木が、窓枠によって壁に掛けられた写真のようでした。一緒に住むワンちゃんたちの事を考えた素材選びや併設された店舗など、こだわりの家を建てる事が含む、家族の毎日や少し先の未来は、完成したときの居心地の良さに繋がっているのかもしれませんね。
レポーター:レポーター:けい
お邪魔して直ぐに、出迎えてくれたワンちゃんたち。「この子たちを中心に考えて建てた家かも(笑)」と奥さま。伸び伸びと、部屋を歩き回るワンちゃんたちの表情は穏やかで、テラスのお話を伺っている時も、案内してくれているかのようでした。リビング隣りの和室も掃き出し窓で、テラスに出られるので、外にまでリビングが繋がっているかのような一体感がありました。フラットな床は、開放感を出す方法の一つかもしれません。