リンちゃん家(宇都宮市)No.0105
オークヴィルホームズ
家族時間と自分時間を楽しめる家
おうちデータ
- リンちゃん家(宇都宮市)
- 築年数…1年8ヶ月
- 延床面積…36坪
- 好きなインテリアは?
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無垢の木を使った、甘すぎない男前ナチュラルなテイストが好きです。
- 好きな雑貨屋さん・家具屋さん
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kirinoya・無印良品・BEE BALM
- 参考にした雑誌
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come home! インターネットのサイトや家を建てた人のブログ
- 家を持つきっかけは?
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私は結婚したときからずっと、いつかは…って思ってました。実家がマンション住まいなので、一戸建てに憧れもあったんですよね。子どもが小学校に入るまでには住まいの場所を定めたいなと思っていました。
- 購入を考え始めたのは誰?
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主人はもしいい土地があれば…って思っていたくらいで、実はそれほど熱心ではなかったんです。でも、その「いい土地」を紹介してくれた工務店さんとの出会いで、一気に話が進んだ感じです。
- なぜ、その施工会社に決めたのか?
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いわゆる住宅展示場を見たりはしていましたが、いまいちときめかず、盛り上がらずじまいでした。でも建てた工務店さんの家を見た時、「こんなに素敵なおうちができるなんて!」ってすごくワクワクしたんです。しかも営業の女性もすごく親身になって相談にのってくれて、土地が決め手だった主人を納得させる土地を見つけてくれたのもその営業さん。家づくりは本当に、出会いと相性ですね。
- お気に入りの場所は?
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私はリビングのソファに座って、天窓からの明かりを感じながらのんびりしている時が好きです。本当にゆったりした気持ちになるんですよ。主人は小屋裏風の2階の自分の部屋も好きみたいですが、やっぱりリビングで愛犬と戯れているときが好きなようです。
- もう1度家を建てるならどんな家にしますか?
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今の家も願いをたくさん詰め込んでいるので大満足なのですが、もし建てるなら、次は純和風もいいね、なんて話してます。最後は和室が落ち着くのかもしれませんね(笑)。
- これから家を建てる人へのメッセージは?
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家づくりは選択・判断の連続。でも絶対ゆずれないポイントはゆずらない。そこをブレずに判断できれば、あきらめたところも納得できるので、ずっと気になっちゃうなんてこともないと思います。
リビングには天窓をつけて明るさを
家の中心にあるリビングは南と北に掃き出し窓がありますが、南の軒が深いのでその窓だけでは暗かったと思います。天窓をつけたおかげで明るいので大正解ですね。
こども部屋の位置
今はまだドアもつけていないので、リビングとのつながりもとてもスムーズです。小3の息子も、リビングにランドセルを置きっぱなしなんてことはしないで、ちゃんと自分の部屋に置く習慣ができているので助かっています。
設計の初期段階では、玄関から近い東南の角の部屋がこども部屋だったのだとか。でもそれだと家族の顔を見ないで部屋に直接行けてしまうので、必ずリビングを通る今の位置とチェンジしたのだそう。大正解だと思います!
動線を考えた収納で家はすっきり!
シューズクローゼットは、家族はそちらから出入りできるように配置。なので、玄関が家族の脱いだ靴でいっぱいなんてことはありません。寝室に隣接したクローゼットも玄関から近いので、リビングに行く前に上着を脱いだり着替えたりできます。
シューズクローゼットはドアで閉まるので、靴が見えすぎる心配もなし。たっぷり広めのウォークインクローゼットは、ご主人と奥様のエリアがすっきり分かれていて、とてもしまいやすそう。動線を考えた間取りにすることで、玄関の散乱やリビングに脱いだ上着が置きっぱなし…なんてシーンを回避できるのですね。
アソビゴコロのあるインテリア
所々に色を使って、アソビゴコロも大切にしています。特にお気に入りは大好きな水色のタイルで造作した洗面化粧台。家の中の色のポイントになっています!トイレや洗面室の壁もあえてビニールクロスで変化をつけているんですよ。
玄関からLDKなどは塗り壁でナチュラルな雰囲気を大切にしつつ、ビニールクロスも取り入れて変化をつけるのはメリハリがあっていいですね。コストダウンと捉えがちですが、お手入れのしやすさというメリットもあるので、毛嫌いせずにクロスを取り入れるのもありだなと思いました。
オープンにしすぎたかも?
キッチンの背面カウンターの収納は完全なオープン棚。カゴなどを使って収納していますが、全部オープンにしないで引き出しなどを設けてもよかったかな?と思います。
ダイニング側からみえる位置にある棚なので、カゴのずれや隠すためのクロスなど、けっこう気をつかうのだとか。とてもキレイに収納なさっていると思いましたが、引き出しだったらもっと気楽にキレイを保てるのかもしれませんね。
洗濯物を干す場所は‥
物干し竿をつけているのがリビングの南の窓の外。普段はレースのカーテンをしていますが、それでもリビングから常に洗濯物の気配を感じてしまうのですよね…。お客様がいらした時は少し気になります。
「寝室の南面も掃き出し窓にして、そちらにつけてもよかったかな」と奥様。洗濯物の動線と視線への配慮は家の間取りを考える時のキーポイントだなと思います。
キッチンが暗いかな
キッチンはリビングと連動してるので十分明るいように見えて、キッチンに立つと意外と暗いんです。西の窓をそんなに大きくしたくなかったのもあるのですが…。昼間でも電気をつけようかな、と思う日もあります。
平屋風の間取りだと、どうしてもそれぞれのスペースが外に面する壁が少なくなってしまうのかも?でも明るいリビングとつながった空間なので、それほど暗さは気になりませんでした。
洗面室の広さ
我が家のお風呂は広々1.5坪。入浴時とてもゆったりできるのはいいのですが、その分洗面室は1坪に。もう少し広くてもよかったかな。
洗面室にタオルや下着、パジャマ類も置きたい場合、広めのスペースがほしくなりますが、リンちゃん家は平屋風なので、それぞれの部屋の収納から持ってくるのも苦ではなさそうでした。でも、やはり洗面室に置けたらさらに楽でしょうね。
階段と2階の床は材質を変えて
お邪魔するまでずっと平屋だと思っていたリンちゃん家。唯一の2階が、ご主人のスペースです。
ほかは全てパインの無垢の床材を使用していますが、階段と2階の床はランバー材という構造材に使用するものを。価格が安く、でもラフな感じが気に入っています。
足場板なのかな?と思った階段の床材はランバー材という木材なのだそう。特に2階の床は幅もランダムで、カッコイイ男の隠れ家的スペースにぴったりマッチしていました。
玄関のタイルを小さいものに
当初はインナーテラスと同じ30cm角のタイルを予定していました。それを10cm角の石風タイルにしたことで大幅コストダウン!結果的にはこちらのテイストで気に入っているので大満足です。
全然コストダウンにみえない、とても風合いのある質感のタイル。むしろこちらのほうが雰囲気に合っていると思います。結果オーライですね!
片側だけ開くサッシ
リビングの北と南の掃き出し窓は、引き違いに見えて実は片側だけが開くタイプ。これでけっこう差額があるのですよ!
言われるまで気づかなかったのですが、そのようなタイプがあるのですね。引違い窓も開ける側はだいたい同じ側が多いもの。なのでまったく気にならないとのことでした。
大工さんの手作り家具
テレビ台とダイニングテーブルは大工さんに作ってもらいました。特にテーブルは端材でサービスで作ってくれたのです!お客様にいつもほめられるテーブルなんですよ。
私も「このテーブルどこで買ったの?」と聞いてしまったテーブル。大工さんと仲良くコミュニケーションをとることが実はいろんな面でコストダウンに繋がるのかも…と思いました!
玄関にポイントを
玄関ドアを開けると最初に見える壁。そこに、古材をランダムにはめ込んで、インテリアのポイントにしました。入った瞬間「あ!すてき!」って思ってもらえるといいなと、主人が古材屋さんに足を運んで木を選んで来てくれたんですよ。
私も初めて見た時「カッコイイ!!!」と大興奮!いつかは自宅でサロンを開けたらいいなと思っている奥様のために、「だったら玄関をかっこよくしよう」と考えてくれたのだとか。すてきな旦那様ですね。
インナーテラスで贅沢な空間
リビング北側に設けたインナーテラス。工務店さんからの提案を受けて、ぜひ取り入れたいと思った空間です。風や光、視線の抜ける感じがゆとりを感じます。屋根を大きくくりぬいてあるところから、何年後か、成長した木が顔を出す日がとても楽しみです。
北側が道路に面しているのでなかなか掃き出し窓はつけられない立地ですが、板の壁を建ててインナーテラスにすることで、ゆとりを感じるスペースに。カーテンを開けておける窓から木が見えるのはとても贅沢な気分ですね。
パパの部屋。ママの部屋。
夫婦それぞれのスペースを設けました。パパは小屋裏の秘密基地風。ママは玄関の横にいつかサロンをするための空間。それぞれの自分時間も持てる、ゆとりの場所です。
完全にバラバラの個室、というわけではなく、それぞれの趣味や仕事に繋げられる場所。家族が集うリビングを中心に、それぞれ自立もできる、長い目見てバランスのよい間取りだなと思いました。
こもる雰囲気が落ち着くダイニング
実は、キッチンとダイニングのスペースはあえて天井が少し低め。これは、低くすることで実はオシャレ感が増すんですよ、という思いがけない提案から。こもる感じがなんとなく落ち着くんです。
天井が高く明るいことの良さがクローズアップされがちですが、あえて低く暗めにすることで、雰囲気がまたぐっと落ち着くのですね。ちょっと隠れ家的喫茶店やバーに来たような、そんな印象を感じる空間でした。
Uchimise Photo
おじゃまするまで完全に平屋だと思っていたリンちゃん家。でも2階としてあるのはパパの屋根裏風の部屋だけだったので、やはり間取りとしてはほぼ平屋と言ってよさそう!リビングを中心に家族のつながりを大事にしながら、きちんとプライベートな時間も持てる間取りが、お子さんが大きくなった時も無理なく親も子も自分時間を楽しめそうだなと思いました。そんな家族の変化をインナーテラスの木の成長と重ねあわせて自然に楽しんでいけそうな、とても素敵なおうちでした。
レポーター:yumi
天窓はサイズが小さくても、明かりをとる効果は高いもの。天井高も高いので、開放感も抜群のリビングになりました。