ニコニコちゃん家(宇都宮市)No.0109
ナチュラルな丸窓の家
おうちデータ
- ニコニコちゃん家(宇都宮市)
- 築年数…4ヶ月
- 延床面積…30.62坪
- 好きなインテリアは?
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ナチュラルな物が好きです。無垢材の本来の色のままが好きで、木目が生かされた物を選ぶことが多いです。アクセントとして小物に色味のある物を選んで置いてます。
- 好きな雑貨屋さん・家具屋さん
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kirinoya、 フランフラン
- 参考にした雑誌
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チルチンびと、 図書館で本を借りて参考にしました。
- 家を持つきっかけは?
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やっぱり一番は、子どもの成長を考えたときだと思います。下の子も活発に動くようになってからはアパートが手狭に感じていたし、上の子の小学校入学前までには引っ越したいね、と主人と話していました。子どもたちにも、あまり足音など気にしないで伸び伸びさせてあげたかったですしね。
- 購入を考え始めたのは誰?
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私ですね。初めは中古で考えていて、条件に見合った物件を探していました。偶然にも好条件の土地が見つかり、通学にも問題なさそうでしたので思い切って決めました。丁度その頃、知り合いに新築した方がいてお家を見せてもらえる機会があり、ほしいなと言う気持ちが固まってきたのを覚えています。コスト面や間取りなどのアドバイスも聞けたのでタイミングもよかったですね。
- なぜ、その施工会社に決めたのか?
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家づくりとは別に通っていた、収納アドバイザーの講座で話をしたのがきっかけで完成見学会に行ける機会がありました。実際に現実的な広さを目にしたり、価格の提示をしてもらったことなどから家を買うことのイメージができたのが一番の決め手かもしれません。デザインもナチュラルテイストで、好みにピッタリでしたから今考えれば即決だったような気がします。
- お気に入りの場所は?
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キッチンです。娘が一緒に立ちたがるのでアパートの頃は狭くて大変でした(苦笑)お手伝いがしたい時期はまだしばらく続きそうだから今の広さがあって良かったです。子どもたちがリビングで遊んでいるときは見渡せるので、家事の手を止めずに見られます。システムキッチンも、拭き取りのお掃除がしやすいし天板の白は傷が目立たないので気に入っています。シンクの中は沈着汚れを考えて、少しだけ色味を付けてもらってるんですよ。
- もう1度家を建てるならどんな家にしますか?
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土地の広さやコストを考えなくていいなら、このままのテイストで一階に和室のある家にしたいです。畳の部屋は、子どもの小さいうちだけでなく、将来老後のことを考えると一階にあるのが理想かなと思うので。
- これから家を建てる人へのメッセージは?
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現場になるべく足を運ぶことをお勧めします。現場を見てその場で気付くこともあると思うし、図面でイメージしていた物と違って見えることもあります。アパート住まいから新築であれば更新の時期も考えないと、余計なコストが掛かってしまいますね。同時に引っ越しの時期も調整しないと繁忙期などは、とても割高になってしまいます。
意見を取り入れて正解
最終的に対面式キッチンにして正解でした。主人の希望もあり、開放感を意識して吊り戸は付けませんでした。最初の頃はL字型でもいいかななんて思っていましたが、リビングで遊ぶ子どもたちを、家事をしながら見ていられるのでとても良かったです。上の子は、ときどきお手伝いをしたがるので並んで立ちますが十分な広さがあるので満足しています。
スムーズな動線はストレスフリー
ベランダに干した洗濯物を取り込んで、そのままウォークインクローゼットにしまうことができます。洗濯物をそれぞれの部屋に運ぶのは面倒ですものね。寝室に設けた室内干しスペースとの連動性も最高です。
家事動線がいいことは必須要素ですね。間取りを考えるとき、それぞれご家庭の生活スタイルに合った動線をイメージすることが大切ですね。
女の子同士でシンプルに
子ども部屋の間仕切りをどうするか悩んだ末、初めからロールスクリーンを設置してもらうことにしました。女の子同士だし、壁だと圧迫感が出てしまうのでシンプルな間仕切りにしました。コストも抑えられたし一石二鳥です。
予めスクリーンを施してあれば、必要なときにだけ出現する壁ですから、いろいろな使い方ができますね。
少しでも必須
ゴミ箱の位置やサイズは決めていたのですが、思いのほか分別の種類が多く全て収まっていません。キッチンの物は収納に入れて隠して使いたかったので、オープンなスペースは設けませんでした。でも使い始めてから融通が利くように、少なくてもいいからフリーのスペースを作ってもらえばよかったです。
後から気付くポイントは必ずありますから、どんな使い方もできるスペースは確保しておくといいのかもしれません。
変更後の確認は必須!
リビングへの扉を、ドアから引き戸に変えたことで配線が困難になり、階段の電気のスイッチが数段上がったところになってしまいました。一部の変更でも、せめてその付近の再確認は全体を見てするべきでしたね。
仕様変更の際は、それに伴い何がどう変わるかを単体ではなく全体を通して確認する必要がありますね。細かな部分はやはり、住み始めて初めて気付くものなのですね。
場所を考えて利用
和室は一階にしたかったかな。間取りの関係で二階しか選択できなかったのですが、可能なら使い勝手を考えると一階が理想でしたね。現在は使い道が曖昧で、主人が趣味の部屋として使っている程度です。客間としても使ってはいますが、わざわざ二階に上がってもらわなくてもよかったのになと思います。
リビングの広さを優先した結果、一階には取れなかったと残念そうでした。壁一面の収納スペースは重宝しているそうでマルチスペースの印象です。お子さんの成長などによって使い方が変わって来るかもしれませんね。
標準と線引き
どこを誰が使うか、どんな風に使うかで仕様を変えました。一階はこだわりの無垢材や漆喰壁で、二階は好みのクロスにしました。どれも標準仕様ですから、予算内に収まりました。トイレや洗面台などは手入れのしやすい素材にしてもらっているので、普段のメンテナンスも簡単です。
「2階のトイレは使う頻度が少ないので汚れやすいから」と汚れが目立たないようアイボリーの便器にしたそうです。奥さまが通われている講座からの知識だとか。
年間通した光熱費を考える
断熱性の高い所が魅力ですね。サッシは通常の物より厚めです。この夏はエアコンに頼り切りと言うことにはなりませんでした。これから初めての冬を迎えますが、北側の冷たい空気を想定して玄関とキッチンの間にドアを設置してもらいました。冷暖房費が掛かり過ぎるのは困りますものね。
年間を通して快適に過ごすために、断熱の効果が高いことと適切な扉は重要なポイントのようです。一般的な物より厚みがあるサッシは、夏も冬も頼りになりそうでした。
無垢材にこだわって
リビングはどうしても無垢材の床にしたかったので、標準仕様と聞いた時にとてもうれしくなりました。パイン材は、そのままの色が好きなのでナチュラルを選びました。もう一つの理想だった漆喰の白ととても合っていますよね。子どもたちが素足で遊んでいる姿を見て、こだわってよかったと改めて思います。
無垢材は素足で歩ける温かみがありますね。白がベースの明るい一階フロアは、床のパイン材と漆喰の白壁、ナチュラルテイストの家具たちがこだわり空間を構成していました。
広く明るく使う
収納スペースを最小限にしてもらいました。リビングは、まだ子どもが小さいので直ぐに散らかってしまうだろうと予想しましたが、収納を作ってもらわずフロアの広さを優先させました。また階段上部を利用して二階の寝室に収納を作るお話もあったのですが、こちらは明るさを優先させました。他にも子ども部屋は家具を利用した収納にして広く使う予定です。
しまうところがなければ、物を増やさずに整理できるかもしれませんね。普段の生活で物を増やし過ぎないように意識したいポイントです。キッチン脇に一ヶ所収納があり、そこを活用しているとのことでした。
家事効率と遊び心
完成見学会で目にした家全体が、私がイメージしていたテイストでしたのでとても気に入りました。間取りに関しても、アパート住いの頃に手狭に感じていた玄関やキッチンが広く取られていて、実際の生活動線がイメージできました。現実的な部分だけでなく、設置場所が選べる丸窓や展示場で一目惚れした扉を使ってもらえたりなど、遊び心を感じさせるところも気に入っています。
「玄関わきのシュークロークは広く取りたかった」と奥さま。意外と散らかってしまう玄関をスッキリさせるためには、生活スタイルに合った広さで取ることが重要なのですね。
Uchimise Photo
丸窓が印象的な外観に見とれて、チャイムを押すまでに少し時間を掛けてしまった私です。パイン材の床と白い漆喰壁の一階は明るく開放的でした。家事動線が考えられた効率的な間取りに遊び心がプラスされた家は、丁寧に選ばれた色や壁紙、素材などが調和していました。帰り際、お子さんのかわいらしいご挨拶が交わされた光景が、更に辺りを明るく包んでいたと思います。
レポーター:けい
お子さんが小さいうちは、目の届く範囲で遊んでいてくれると安心して家事ができますね。吊り戸を設けていない対面式キッチンは、より開放的に感じました。手元の照明は小さいのに明るくて、優れ物だそうです。