そうちゃんちNo.0120
オークヴィルホームズ

理想の暮らしを叶えるための家 見学可能.png

おうちデータ

  • そうちゃんち(宇都宮市)
  • 築年数…2年
  • 延床面積…34坪
好きなインテリアは?

木の素材が持つ雰囲気が好きですね。特に古材や枕木といった感じの雰囲気の木に、アイアン・モルタル・白い塗り壁の素材感を合わせたインテリアが好きです。

好きな雑貨屋さん・家具屋さん

アレッダ・工務店さんで家具も作ってもらいました

参考にした雑誌

SUUMO注文住宅 栃木で建てる・間取り研究の本数冊

家を持つきっかけは?

直接的なきっかけというのもないのですが、強いて言えば通りすがりのモデルハウスに立ち寄ったのをきっかけに家づくりを意識するようになったことでしょうか。元々この近所のアパートに住んでいて、土地柄は気に入っていたんですよね。でもアパートでは外で何か、例えば洗車でもいいんですけど、それを楽しんでやるという感じでもなく…家の中と外がつながった感じで暮らすというのに憧れていたんでしょうね。

購入を考え始めたのは誰?

どちらともなくですね。妻は家に対する好みは色々あったのですが、私がそれを引き出して具体的に建てる方向に持っていったという感じでしょうか。一軒家を持とうと夫婦で合意できた後は、私がノートを作って土地や家に関する希望を書き出し点数をつけていき、譲れないところや妥協できる点など優先順位をつけるということをしていました。

なぜ、その施工会社に決めたのか?

雑誌を見て、家の雰囲気が好きだなと思う施工会社数社に見学に行ったのですが、その中でこの会社が一番「こういう家に住みたい」というイメージを膨らませてくれたんです。私たちは土地を先に決めていましたので、土地の特徴を取り入れて、さっと手描きで「こんな感じの家」と絵を描いてくれて…この担当者にやられましたね(笑)

お気に入りの場所は?

全部ですね…特にと言うと…2階の書斎でしょうか。窓からの眺めがよくて、日光連山が見えるんです。あ…でも今の旬は子ども部屋かもしれません。最近ベッドを手作りして私が寝ているのですが、天井の低さや勾配、天窓の感じがとてもいいんですよね。(ご主人)
全部ですが…特にというとやはりリビングとキッチンかな。明るくて家中が見渡せるし居心地がいいですね。(奥様)

もう1度家を建てるならどんな家にしますか?

よく家は3回建てないと満足できないと言いますが、今のところ一軒目で大満足なんですよね。内部にかなり要望を入れてもらいましたが、外観もそれに流されることなく、理想のイメージとして持っていた大屋根の家を実現してもらったので…。シルエットのきれいな小さな三角屋根の平屋もいいなって妻は言っていましたが…いや~でもこの家がいいですね(笑)

これから家を建てる人へのメッセージは?

家で何をしたいかをイメージして、それを具体的な条件というかたちにして、工務店さんに伝えるといいと思います。そのときにすべてを取り入れるのは無理なので、自分たちの中で優先順位をつけることが必要ですね。譲れないところをはっきりさせていかないと、すべての折衷案にしてしまうと中途半端になる気がします。

ウチミセレポート

外と内をつなぐウッドデッキは理想の暮らしの象徴!

家の外を中とつながった状態で使いたいと思っていたので、このウッドデッキがいい役割をしてくれています。友人とバーベキューをしたときなど、パパたちが庭で焼き、ママたちがリビングでお茶を飲み、子どもたちがウッドデッキとリビングを行ったり来たりして遊び…いい感じだなぁと思いましたね。眺めのいい方向に開けるように窓もとってもらったので、視線を気にすることなく窓を開けっ放しにできるんですよ。

窓が隣家に対して斜めに取られていたので、庭につながった状態で視界は景色のいい方向に開けるという絶妙の設計。そのおかげで、窓を開けてウッドデッキを使う機会も増えているのかもしれませんね!


配線のことまで考えた造作家具を

色々な棚やカウンターを造作してもらったのですが、どこに何を置くかを事前に考え、コンセントや配線計画も同時に行いました。例えば窓際のカウンターには、キッチン側の扉付収納の中にオーディオ類を置き、その反対側にスピーカーを置きたかったので、コードが丸見えにならないように配線を通す場所もカウンター下に付けてもらったんです。ちょっと穴の位置がうまくいかなくて自分で開けたりしましたけど、木だから後加工できてよかったです。

造作のカウンターには、配線穴をあけてもらうまでは一般的ですが、コードがぶらーんとならないためのスペースまで設けてもらうとは!おかげでコードがほぼどこにも見えず、すっきりですね。


二階建てウォークインクローゼットで空間の有効利用

主寝室内にあるウォークインクローゼットは、天井までの高い空間をどうにかうまく使えないかと色々頭を悩ませました。考え付いたのが、クローゼット内に階段を付けてもらい、2階建てのように使うこと。階段も寝室側につけると場所をとるので、クローゼット内で、回り込むかたちの階段を設計してもらいました。布団スペースの高さをいくら取るか、通路はどれだけあれば横向きになれば通れるか…念入りに計算して作ってくださいました。

2階の高い空間の有効利用のためにはしごをつけてロフトにするのに比べて、このクローゼットは上のスペースを日常使いできますね!この使い方を考え付かれたのには感心するばかりです。


入口を斜めにして省スペースに

我が家の子ども部屋は、階段を上がって、吹き抜け部分の渡り廊下を通り抜けてたどり着きます。将来仕切れるように2つドアをつけたのですが、その廊下の最後をすこしカーブさせることにより、入口前のスペースを共有することができ、その分部屋が少しですが広く取れました。ドア同士直角に隣り合っている感じです。このかたちを思いつくなんて担当者の方のファインプレーですよね!

建具も、梁の位置の関係で低いものにするしかないかと相談していたところ、ドアの前だけ天井を上げるという方法で通常の高さの建具を入れることができたそうです。ひとつひとつ丁寧に設計されているのが伝わりますね。



失敗ポイント

薪ストーブの上に室内干しを付ければよかった

洗濯物は2階のベランダに干しているのですが、冬は薪ストーブの暖気が吹き抜けから2階に来るから、ストーブの真上あたりに干すととてもよく乾くんです。今はアイアンの手すりにずらっと干していますが…天井から室内干し用の竿を付けてもらえばよかったなぁと思いますね。

薪ストーブの暖気は洗濯物がとてもよく乾くとよく聞きます。確かに、リビングからは見えづらく、暖気がよく回る場所にたっぷり洗濯物を干せる場所があったら…最高かもしれませんね!


玄関入ってすぐに上着はかけなかった

冬のコート掛け用に…と、玄関入ってすぐの壁にポールを付けたのですが、使ってみると何着もここに掛かるとぱっと見たときにごちゃついて見えてしまって…今は私の分は2階のクローゼットに、妻と子どもは1階和室のポールに掛けていますね。玄関は来客時に使っています。

来客用として使われているので、失敗ではありませんが…当初想定していた使い方とは違ったようです。いつも同じコートを着るタイプか、何着かを着まわすタイプかで、コート掛けの見え方も変わってくるのかもしれません。


レンジフードの色、黒がよかった…

レンジフードはヤマゼンのものにしたのですが、色を白にしたので、壁の色と同化してしまったなぁ…と。家のインテリアは、壁の白、木の茶色、アイアンの黒でまとめていたので、レンジフードは黒にすればよかったと後悔しています。

大きなレンジフードの色は悩むところですね。通常はなるべく目立たないように…と色を選びたいところですが、そのかたち自体がおしゃれなヤマゼンのものなら、確かに目立つ黒でもよかったかも!


キッチン収納、高い場所にも必要

キッチンの背面収納は当初カウンター下しかなかったのですが、実際に暮らし始めてみると、ちょっと足りないなぁというのと、子どもの手の届かない高い場所にも欲しいと思うようになって、後から棚を二つ付けてもらったんです。カウンターのゴミ箱スペースの上にも引き出しが欲しくなって、自分で付け足しました。

暮らし始めてみると、「ここに収納があったらなぁ」と思う場所、出てくるんですよね。そこで自分で付け足したり、他と同じ色の棚を造作してもらったり…造作が得意な工務店さんにお願いするいい点のひとつですよね!


コストダウンポイント

家具も大工さんに造作してもらいコストダウン

家中のテイストを統一したかったので、カウンターやキッチン収納等造作してもらったのですが、それと一緒にテレビボードとローテーブルも大工さんに作ってもらいました。簡単な絵を描いてそれをかたちにしてもらったのですが、同様の家具を家具店で購入するのに比べて約半額で作ってもらうことができました。

大工さんの造作家具と聞くと木だけを使ったシンプルなものを想像しますが、異素材の扉やチェッカーガラスなどもはめ込まれ、とてもオシャレなものでした。さすがインテリアショップも営まれる工務店さんですね。


タイルをモルタルに変更

玄関土間と、薪ストーブの周辺は当初タイルを貼る予定だったのですが、モルタル仕上げに変更して数万円のコストダウンになりました。モルタルの素材そのものという雰囲気も好きなので、ここは譲れる部分でしたね。

こちらのお宅のインテリアが素敵だと感じたのは、木の温かみとちょっとハードな感じのするアイアンやモルタルを上手に組み合わせていたところ。そういう意味ではこのコストダウン、インテリアにもプラスだったかも…。


床の幅を狭いものに

我が家の床はオークの無垢材です。床暖房を入れているので、無垢材だと数種類の中から選ぶという感じでしたね。本当はもっと幅の広いものがより好みだったのですが、価格が結構違ったので、幅の狭いものにしました。

床材の幅でコストが変わってくるんですね!こちらも個人的には今の幅の方がシャープな感じがしてインテリアのテイストに合っているように感じました。それにしても無垢材+床暖房は優しい温かさが最高でした!


サッシは性能をそのままにコストダウン

我が家は断熱性のよい樹脂サッシを使っていますが、当初のプランでは海外メーカーのものでした。それを、性能は落とさず国内のものに変更してコストを下げました。

家の中のあたたかさを考える上で、窓のサッシがもつ役割は大きいと聞きます。サッシのメーカーを検討するなんて考え付きませんでしたが、同等の性能でコストを下げられるのなら、それはいいですよね!


こだわりポイント

薪ストーブを中心にした暮らしに

薪ストーブのある生活に憧れていたのですが、上の方だけ温まって床が寒いという話はよく聞いていたので、暖気の流れはよく考えました。吹き抜けから2階へあがり、シーリングファンの気流で1階に下りてくるように設計されています。キッチンからも近いから、鍋を乗せておけるし、ストーブの中も料理に使えるように広いものを選びました。冬の恒例行事がこの薪ストーブでの手作りピザの会。いろんなピザが焼き上がり楽しいですよ。

ピザ会の楽しそうな写真も見せていただき、ご主人がおっしゃっていた「望む暮らしに合わせて家をつくる」ってこういうことなんだ!と心打たれました。理想の暮らしを叶えるために施された綿密な計画…本当に素晴らしい!


家中の空間を余すところなく収納スペースに

使えるスペースは余すことなく収納に使おうと、プラン中は図面とにらめっこしていましたね。階段下は両側からパントリーと季節家電の収納場所として取り合ったり、トイレの引き戸が引き込まれる壁にニッチを作ってもらったり。それぞれ何を収納するかを想定しながら決めていきました。上棟後の大工仕事が多く、複雑だったので大工さん泣かせだったと思いますがとても満足しています

デッドスペースが出やすいと言われる大屋根構造の家ですが、余すことなく隅々まで活用されていました。むやみに収納スペースとして取るわけでなく、きちんと何を収納するかを考えているところが最高に素晴らしい!


多趣味なご主人のための書斎

私は登山・カメラ・コーヒーと趣味が多いので、この書斎スペースは重宝しています。小上がりになっているので、その部分の床下収納には登山グッズなどがぎっしり。壁は後から自分でフックなど自由にビス止めできるようにOSBボードにしてもらいました。窓から遠くに日光連山を眺めることができ、とても気に入っている場所です。

ここは…世の男性たちが憧れる「理想の書斎」かもしれません!趣味の持ち物が多いということを自覚され、見える収納見えない収納をうまく使い分けられているので、とてもすっきりとした空間になっていました。


好きな本を眺められるライブラリーコーナーに

本が好きなのですが、アパートに住んでいるときは置く場所がないので、読んだら段ボールに仕舞い込んだり売ったりしていたんです。なので家を建てるときにはこのようなライブラリーコーナーを作ろうと決めていました。子どもの絵本もここに置いておくと、自分で床に広げて読んだりしているんですよ。

本棚の深さも文庫本用の浅い棚と雑誌用の深い棚の2種類設けられていて、背が高い本棚なのに無駄な圧迫感がありませんでした。吹き抜けの下からも見えるこの場所は、家族みんなが使う場所としてぴったりですね。


Uchimise Photo 


レポート後記

Kage 土地選び、工務店選び、間取り、インテリアとすべてにおいて、きちんとステップを踏んでこだわった「自分たちの理想の暮らしを叶えるための家」。それらがすべてうまく調和し、実際に楽しそうに暮らされている様子が伺えました。「アレコレと強い要望を持っていたので工務店さんは苦労したと思いますがやり切ってくれました」とのご主人の言葉に工務店さんへの絶対的な信頼も感じ、家づくりの理想形を見た気がした取材でした。

レポーター:Kage

こちらのお宅は、 見学可能.png です

案件番号 No.0120 そうちゃんち
「理想の暮らしを叶えるための家」