Hさん家(栃木市)No.0027
オーガニックスタジオ

「作る」「遊ぶ」大満足の家

おうちデータ

  • Hさん家(栃木市)
  • 築年数・・・5ヶ月
  • 延床面積・・・40坪
好きなインテリアは?

無垢の木やタイルなどを使った、自然の素材感が感じられる雰囲気が好きですね。でもナチュラル一色ではなくそこに少し赤やカラフルな雑貨を加えてアクセントにするのが好きです。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん   ハンプティダンプティ

家を持つきっかけは?

主人の年齢が30才になったので、住宅ローンの30年とか35年という期間を考えるとそろそろなのかなぁと考え始めました。

購入を考え始めたのは誰?

先に考えたのは私ですね。主人はまだ早いんじゃないかなぁと思っていたようだけど、土地も親族が畑として使っていたところを譲ってもらえることになったり、いい工務店さんに出会ったりで、一気に加速!衝動買い??ではないけれど、この工務店さんに出会ってからは、トントン拍子に話が進みました。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

「そろそろ家を考えようかな」という軽い気持ちの時に、この工務店さんを知人に紹介され、まずは社長さんに会いました。その後オープンハウスに行き「ココだ!!」とビビビと来たんです。ハウスメーカーの展示場などにも行ったことはあったけど、営業営業してて逆に全然心動かされず・・・。社長と話して、社長の人柄とセンスに惚れ込んで、「この人なら!!」と思って決めました。

お気に入りの場所は?

全部好きなんですけどね・・。あえて言うなら、キッチンや洗面台の素材や雰囲気が大好きなので、毎日使ってて幸せな気持ちになります。ちなみに主人は、ダイニングテーブルのこだわって選んだ椅子に座って、薪ストーブの火を眺めながらのんびりとお酒を飲む時が幸せなようですよ(笑)

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

今のこの家が大好きなので、またこんな家がいいです!!ほかは全然思いつきません!

これから家を建てる方へのメッセージを

正直私たちは「こんな家がいい」というイメージがはっきりできていたわけではないんです。でも、この工務店さんに出会って一気にイメージが膨らみ、気づいたらこの家ができていたという感じ。いい工務店さんとの出会いが何よりの家づくりの秘訣!!「この人に頼もう」という人に出会えれば、自然と自分の好きな家になっていきますよ!

ウチミセレポート

キッチンは「半造作」でいいとこどり!!!

タイル貼りのカウンターに無垢の木製の扉。いわゆる「造作キッチン」ですが、実は「半造作」。キャビネット本体はメーカー品で、そこに扉やカウンター、こだわりのシンクを現地で取り付けているのです。

造作キッチンて、かわいいけど引き出しなどの使い勝手はイマイチだったりします。でもこの方法なら、スライド収納のレールなどは機能的で最新なのに、扉やカウンターは周りのインテリアと同じ雰囲気で仕上げられて、まさにいいとこどり!!ハンギングネットもステキです。


洗面化粧台も、いいとこどり!!!

キッチンと同様、「システム品+造作」の洗面化粧台は、洗面ボウルは洗濯もしやすいし使いやすい、掃除もしやすい機能的なもの。その周りを大理石のモザイクタイルや無垢の木で造作しています。使いやすさとかわいさが両方楽しめて大のお気に入り!

デザイン重視すぎてボウルが小さかったり、水栓金具もかわいいけど使いにくかったり・・なんてこともありますが、これなら使いやすい!!実用性とインテリア性の加減が絶妙です。鏡まで手作りで統一感ばっちり!


手洗いスペースはこの場所がベスト!!

洗面化粧台以外に、手洗いコーナーを設けました。お客様に手を洗ってもらうときに、洗面脱衣室に案内するには、「あ!散らかってるかも?」なんて気になったりするんですよね。トイレとリビングのちょうど間に設けたことで、トイレの手洗いと、お客様の手洗いの二役をちょうど担ってくれます。

「手を洗わせてね」って言う時に洗面脱衣室やキッチンに入るのってお客様側からしてもちょっと気がひけるものです。この位置なら、プライベートゾーンに入らずに済むので使いやすいですね。しかも手洗いボウルは益子焼の作家さんのものだそう。小さなところにもこだわりが光っています。


カーテンではなく、「木の格子+障子」!

LDKと外のウッドデッキをつなぐ窓は、カーテンやロールスクリーンではなく、「格子+障子」の二重構成にしました。周囲の板張りの壁とも自然になじむし、レースカーテンよりも外の様子が見えるから、庭やデッキで遊ぶ子どもの様子もわかって、とても気に入っています。

格子の細さや巾は、工務店さんと相談してきめたこだわりの格子。日中内側からは外が程よく見え、外から中は見えにくい絶妙の巾だそうです。夜になったら障子も閉めて、完全に視線はシャットダウン。障子紙で拡散するやわらかな光がいいですね。


二重玄関で表はいつもすっきり!

玄関ドアを開けると、もちろん普通に玄関が。でもさらに扉を開けると、引き続き玄関なのです。手前はお客様用、奥は家族用です。家族用玄関はさらにウォークインクローゼット~寝室とつながっています。おかげでお客様用玄関に靴が脱ぎ散らかることはないし、脱いだ上着がリビングに散らかることもないんですよ!

ついつい散らかってしまう玄関。これならいつお客様が来ても、家族の靴が散乱~なんてことがなくていいですね。ウォークインクローゼットも、玄関と寝室の間にあるので、冬場の上着などは特にしまいやすくて便利!とても使いやすい間取りだと思いました。



失敗ポイント

タイルの目地はやっぱり汚れます・・・

キッチンのタイルは、イタリア輸入タイルを使用。味わいがありつつ表面は適度にツルツルしているので、使いやすくてすごく気に入っています。でもやはり目地は汚れてきますよね・・。気をつけて使っています。

タイルカウンターではどうしても悩みのタネの目地。でも、その汚れも味わいのうち!と思える人か、せっせと漂白剤でお掃除をするか、どちらかの人がタイルカウンターを選ぶのだろうなぁと思います。


土地が広いと苦労する面も・・・

土地が広いので、庭や畑が広めにあるんですよね・・。夏場の草とりが大変です!

羨ましいような悩みですが。日当たりもよく、作物も雑草もすくすく育ちそうな庭と畑でした(笑)


コストダウンポイント

全てしっくい・・ではないんです!

LDKの壁は「カルクウォール」というしっくいですが、それ以外は部屋によって「オガファーザー」(エコ壁紙)+「しっくい塗料」や「水性塗料」などで仕上げてコストダウンしています。

あくまでもビニールクロスは使用せず、自然の風合いで統一。水性塗料も「バターミルクペイント」など安全な物を使用しています。こうすることで価格的にはしっくい塗りの半分程度でできるのだとか。塗料を使うことで、色も幅が広がり、寝室は一面塗り分けるなどのアレンジも効いてきます。これは真似したいコストダウン方法ですね!


造りつけの家具でトータルコストをダウン!

造りつけの家具が多いので、家具はほとんど買ってないんですよ!テレビ台、洗面脱衣室の収納や鏡、玄関クローゼットの収納・・ダイニングテーブルやベンチまで、大工さんが作ってくれたもの!買った家具は、ダイニングチェア2脚くらいです。

確かに家づくりは、家本体だけでなく、家具なども含めての大きな買い物。トータルでいうと、かなりの効果がありそうです。引渡し後も、「棚付けたいな~」と相談すると、あまった材料でささっと作ってくれたとか。うらやましい!


「おまかせ」のなせる技!

工務店さんにある程度「おまかせ」したことがコストダウンになったようです。タイルや手すり・・みんな工務店さんにおまかせ。もちろんセンスを信頼しているからこそおまかせできるんですけどね。

工務店さんも「おまかせ」されれば、自分がオススメする使い慣れた材料で施工できるのでやりやすいようです。それに「こんなの使ってみませんか?」と工務店さん側から提案したものは、少しならいちいち追加したりしないとか!工務店さん自身も家づくりを楽しんでいるからこそのコストダウンなのかもしれません。


なるほど!カーテン・照明も「おまかせ」の理由  

カーテンも照明も、「おまかせ」で!工務店さんが良心的な価格で合うものをススめてくれたので、一緒にお願いしました。

ここを施主支給にしてコストダウンする例は多いもの。でも相手はプロ!たくさんのルートでいろんな選択肢がある中から、最も安くお客様に提供できるものを日々研究しているのだから、そこにまかせるのも正解ですね。


こだわりポイント

なんといっても自然素材

我が家は一切新建材やビニールクロスを使用していません。特に子どもたちにアレルギーがあるわけではないけど、これはやはりずっと住むうえでこの工務店さんを選ぶ決め手になりましたね。使っていくうちに味の出ていく家・・。そういう方が自然ですよね。

床はトイレや洗面脱衣室まで全て無垢のパイン材。もちろん自然塗料で仕上げていました。壁もしっくいやしっくい塗料や板張り・・。全てが自然素材でできた家は、傷も汚れも味わいになって、年月が経つほどに深みを増していくに違いありません。


薪ストーブで家中あたたか

薪ストーブはパパのこだわり!薪を調達するのも割るのも大変だけど、それも楽しみのうちみたい(笑)これだけで、家中あたたか。洗濯物も2階のフリースペースに干しておけばすぐに乾きます!洗濯物の乾きにくい冬はありがたいですね。

取材中も本当に温かくて、むしろ暑いくらい!薪をくべるご主人の背中にロマンを感じました。また薪ストーブ周りを大谷石にしたのは、栃木県の物を使いたかったからだそう。無垢の木の床と白いしっくいの壁の中で、薄灰色の大谷石がカッコイイ空間造りに一役買っていました。


汚れたら・・お風呂に直行!!

息子2人はいつも元気にどろんこになってあそびます。そんな時は北側の専用扉から入って、お風呂に直行!ちょっとした露天風呂気分も味わえて、オトナもたのしいお風呂です。

システムバスでもこんな風にできるんですね!浴室からも洗面脱衣室からも出られるバスコートは、オトナが椅子を置いてくつろげるくらいの広さもあって、夏は風呂あがりに裸でビール・・なんて楽しみ方もできちゃうそうです。


コドモゴコロをくすぐる仕掛けで、いつも元気いっぱい!

主人の趣味でもあるロッククライミングの話をしたら、工務店さんが提案してくれた「クライミングウォール」。息子ふたりは(主人も・・)いつも登ってます!また、キッチン横の黒板も提案してくれて・・。大きな壁にラクガキできる気分で楽しいみたいです。

取材中も男の子達が何度も登って見せてくれました。そのまま2階にうつり、また階段で下りてきて・・とエンドレス!間取りもグルグル回れる回遊性のある間取りで、追いかけっこしたり、かくれんぼしたりと元気いっぱい!こんな家で育つお子さんが羨ましいと思いました。


Uchimise Photo 


レポート後記

yumi Hさん宅におじゃまして、1番感じたのは家族みんながこの家で「暮らす」ことをとても楽しんでらっしゃるなぁということ。それからもうひとつは、工務店さんへの厚い信頼。ちょうどこの日も工務店さんがいらして、2階のフリースペースにお子さん用の机を作る相談をしてらっしゃいました。「建築中、毎週見に来るのが楽しくて楽しくて!次々と面白い提案をしてくれて、自分たちの想像以上のものができていくのがワクワクでした!」と揃って語るご夫婦。だからこそ引渡し後もこうして、お子さんの机・・と思った時に、家具屋さんに行くのではなく工務店さんを呼ぶような関係が築けたのでしょうね。「家って買う物ではなくて、住む人と作る人がつくりあげて行くものなんだなぁ」と改めて感じた、そんなお宅でした。

レポーター:yumi