Yさん家(宇都宮市)No.0003
音があふれる音楽教室の家
おうちデータ
- Yさん邸(宇都宮市)
- 築年数・・・5年
- 延床面積・・・35坪
- 好きなインテリアは?
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ナチュラル、カントリー、アメリカン、クラッシック、和のもの…なんか、いろいろですね。
- 家を持つきっかけは?
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もともと子どもが小学校にあがるまでに…とは思っていました。転校させるのも少し抵抗もあったし。その時期を目標に、割と早く動いてはいましたね。
- 購入を考え始めたのは誰?
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私と主人とふたりです。
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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施工会社さんのある地域に知り合いが住んでいて、遊びに行ったときにたまたまこの会社の広告を見せてもらったんです。行なっている見学会も、実際に建てたお家にお邪魔するといった感じのもので、展示場にあるモデルハウスとちがって、生活感とか住み心地のよさを実感できたのもよかったですね。造作キッチンも私的には魅力でした。
- お気に入りの場所は?
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キッチンと、階段です。階段のゆるやかなカーブ、2階から降りてくるとなんだかちょっと乙女な感じしません?(笑)
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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もっと収納がある家にしたいですね。あと、広い寝室の家(笑)。寝られればいいって思っていた寝室ですが、やっぱり広いほうがゆとりがあって寛げるねって、主人も言ってます。ベッドがはいると、何気に窮屈になっちゃうんですよね。全体的にスタイリッシュ、シンプルなお家も憧れはあるんですけど、きっと今の家と同じ感じになっちゃうんじゃないかなと思います、結局。(笑)
- これから家を建てる方へのメッセージを
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後悔しないように、やりたいことはやること。あと、子どもが喜ぶ家だと、毎日楽しく過ごせるでしょうね。
手持ちの家具に合わせて、キッチンを造作!
家が出来る前に購入してあった食器棚。キッチンの下回りは、その食器棚にあわせてパイン材を使用。「オープンキッチンなので、統一感ができてよかったですね」
カウンターはディズプレイにも機能的にもGOOD!
ダイニングにテレビを置くつもりだった造り付けのボード。現在はインテリア小物などを置いているが、ワークショップなどでたくさんの人が集まるとき、食器類なども置けるので便利。
吹き抜けの開放感!
「吹き抜けにしたことで、どうしてもこうなってしまったんです。はじめは少し怖い思いもしましたが、もう慣れました。子供たちは今でもここをよく行き来して、楽しんでるんですよ」という2階、寝室への廊下。開放的な空間に生まれた遊び心は、家での暮らしを楽しむことにつながっていくことかもしれない。
和室はやっぱりあってよかった!
洋風の造りにしっくり馴染むよう、今風な格子調の畳のある和室をもうけたYさん。「生まれ育った家も畳の家だったし、やっぱり一室あると落ち着きます。憧れだった小上がりをつけてみたら、思ってたより洋室との違和感も感じられませんでした」
収納が少ない・・・
「収納が少ないんです。和室の小上がり部分に収納をつけたかったんですが、強度の問題で断念しました」家族4人暮らしとはいえ、やはり増えていく生活用品。玄関や廊下にある収納スペースだけでは足りないと思うことも…。
家事動線が長い・・・
洗濯物は2階のベランダ部分で干すように作られた。が、洗濯機は1階に設置。「洗う度に、重い洗濯物を持っていくのが意外に大変で。雨の時なんかはいいんですけど。南側のウッドデッキは花粉もすごいし、結局、東側の外庭で干したりしちゃうんです」自分にあった家事動線を見つけておくのも大切なこと。
壁紙の色が・・・
リビング、ダイニング、キッチンの壁はクリーム系の色に。手あかや黒ずみなどの汚れも目立ちにくく、大満足だそう。しかし、自宅で音楽教室を営むYさん。教室側はこだわりだったホワイトのクロスにしたところ「子供たちは、のりなんかついた手で楽しそうに壁をペタペタ…。造形教室なんかもするのに、なんでホワイトにしたんだろうって(笑)今更ながら、思っちゃいます」とYさん。
床は建材のフロアー材でOK!
床の素材には特にこだわりがなかったので、家の床は全てフローリングに。「天然木もよかったんですけどね、うちはこれで十分です」
天然素材にこだわらないことでコストダウン!
平面部分がほしかったので引き戸の扉を希望したが、引き戸にするには塗り壁ではなく、壁紙にしないとできなかったので全面クロス貼りにした。天然素材へのこだわりがあまりなかったのが、結果的にコストダウンにつながりました。
外構は夫婦でDIY!
広大な庭に、家の前を流れる小川。建てた当時はお子さんもまだ小さかったので、小川に落ちたら大変と、早々におじい様と旦那様でフェンスを張り巡らせた。また、玄関までのアプローチも御夫婦二人が作ったもの。「最近ですよ、やっとカーポートができたのは(笑)」
好みに合わせてタイルで造作キッチン♪
「私の身長に合わせて造作してくれました。IHも本当に便利ですね」というお気に入りのキッチン。タイルは大きめのものを使い、汚れが目立たないよう、あえて白ではなくグレーの目地にした。「思ったより手入れも楽で、やっぱりタイルにしてよかったなって思っています」
アールデザインで優雅な雰囲気に
「大工さんと『もう少しそこは削って…』なんてワイワイ言い合いながら、出来上がったのがこのラインなんです」Yさんオリジナルのゆるやかなラインのアーチ。階段にもアーチを取り入れ、やさしい印象のリビングに。自分のイメージがきちんと作り手に伝わったからこそ、理想とする家の雰囲気にあうものができた。
白い窓枠・ドア枠でエレガントなインテリアに統一
窓やドア枠はすべて白の木製に。ベランダなど、出入りのはげしい個所は痛みやすいかもしれないが、妥協しなくてよかったとYさん。
自然に調和する深緑の外壁
「深い色合いのものが好きで、家の壁も念願だったグリーンにしたんです。そのせいもあってか、家の外回りの汚れも目立たないんですよね」周りの環境に調和した深緑色のYさん邸。「よくうちに鳥や虫がやってくるのは、この家が森みたいだからじゃないの?って、子供たちにいわれちゃうんです。」
緑豊かな田園風景に佇むYさん邸。家の前に流れる小川には、夏になるとたくさんのホタルがやってくるそうです。屋根下に巣を作る鳥たち。そして、季節を彩る草花。のどかな環境に合ったYさんの暮らしは、思い描いていた理想とする家に住めているからこそ得られる、とっておきの贅沢なんじゃないかと思います。
レポーター:miho