Iさん家(宇都宮市)No.0012
薪ストーブとのんびり平屋の家
おうちデータ
- Iさん邸(宇都宮市)
- 築年数・・・3年
- 延床面積・・・29坪
- 好きなインテリアは?
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天然木を使ったような、自然素材のものが好きですね。
- 家を持つきっかけは?
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結婚してから、マイホームがほしくなったんです。田んぼに囲まれた自然豊かな所に、のんびり暮らしたいな、と。パパは車やバイクをいじるのが趣味なんですけど、アパートだとやっぱり思い切りできないでしょ(笑)それでいざ探してみると、なかなか理想通りの土地が見つからなくて…。そしたら、祖母が田んぼだったこの場所を譲ってくれたんです。本当にありがたかったですね。
- 購入を考え始めたのは誰?
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パパと二人で。結婚してからお互い家づくりについて、調べに調べましたよ(笑)
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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ズバリ「間取り」。展示会や住宅情報誌でいいなと思った4つの会社に設計をお願いしたんです。平屋で、子供部屋、リビング、和室…いろんな自分たちの希望を組み込んでもらって。その中で、これだっ!ていう間取りがこの会社だったんです。家の中央に収納スペースがあったり、リビングから家全体が繋がってる感じもよかったし。おまけに担当さんが、何でも「できます、できます!」って気前よく対応してくれたのも気持ち良かったですしね。
- お気に入りの場所は?
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タイルの雰囲気がいいトイレ(笑)あと、天窓!家の北側に天窓が多くついてるんですよ。だから、お風呂や脱衣所、キッチンなど水回り部分が明るいんです。希望通りの家ですからね。結局は、全部気に入ってるんですけど(笑)
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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やっぱり同じような感じのお家がいいです。あえて言うなら、リビングの照明がダウンライトの家(笑)住んでみて、後から気がついたんです。あ~、ここはダウンライトにすればよかった~って。
- これから家を建てる方へのメッセージを
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調べに調べぬいて、何かあったときに自分でも納得できるような家を建てるべきだと思います。例えば我が家の薪ストーブなんかも、薪割りが大変なもの。でも、パパがどうしてもほしかったからつけてみた。薪の確保とか本当に大変だったけど、自分たちで決めたことだし、こうしたいと思うことを盛り込んだ夢の家だから、なんでもできちゃう。そんな、暮らしが楽しくなる家をつくってもらえたらいいですね。
2重になっている玄関
玄関の扉を開けると、さらにもうひとつ室内へ入るための扉が。もともとは、ステンドグラスを取り入れたかったため作られた扉だが「玄関との仕切りやセールスなどの対応時にもちょうどよかったですね」とIさん。
天然素材の床は傷も味!
天然素材のマイホームが夢だったIさん。もちろん床もパイン材に決定。「子供がつけたキズも落書きも味!私も全然気にならないし、いい感じになってきてます(笑)」
見せる収納で区切る
リビングにある大きな見せるタイプの収納は、施工会社の提案。奥にはさらにクローゼットが。「家族4人だと、結構このぐらいで十分ですよ」家の中央に設計されたので、廊下ができ、子供たちもぐるぐると走り回ったりできて大喜びだとか。
開放感あふれる浴室
海をイメージして作られた浴室。天井も天然木にしたかったが、手入れやカビが気になっていたIさんに、担当の方がすすめたのは外壁用の素材。タイルにも馴染んで、違和感もなく、掃除も楽だそう。ガラス扉で明るく、開放感のある浴室・脱衣所は衛生的で、家事をするのも気持ちがよさそう。
白い壁は汚れが目立つ・・・
家全体が珪藻土の壁。玄関はホワイトにしたところ、手をつく個所は汚れが目立ってしまった。また、風水でおすすめだった寝室のサーモンピンクは「周囲から評判がよくないんです」と苦笑いのIさん。
ダウンライトがよかったかな・・・
家族が寛ぐリビングの照明。アイアンチックなデザインの素敵なこの照明も、住んでみてしばらくたってから「ダウンライトのほうがよかった!」と気がついたIさん。暮らしてから照明を変えるのもなかなか大変。天井部分にも意識をはたらかせた、トータルコーディネイトが必要なのかも。
カーテンを手作り!
布が気に入って作ってもらったリビングと和室のオーダーカーテンは、総額20万。これは高すぎと、ほかの部屋のカーテンはハンドメイドに挑戦。「なかなかの出来でしょ」と笑顔のIさん。
見せる収納とDIYでコストダウン!
リビングのTVボード、キッチンの食器棚は旦那様のお手製。造作キッチンも引き出しや扉を作らず、カゴやワインケースを利用したお洒落な見せる収納に。洗面台の下も収納スペースをなくし、すっきりと。「水回りはゴキブリが出やすいから、シンプルにしました。使い勝手もいいし、掃除も楽でいいですよ」家具を置かない、買わない。必要なものは、自分たちの好みに合わせて作る。そんなIさんのスタイルは、住み心地のよさまでも生み出していく。
ご近所付き合いとコストカットの一石二鳥!
塀を作らなかったIさん。家から外につながっていく感じにしたかったのと、家の前で畑仕事をするおばあちゃんが、ひと休みにちょこんと腰かける庭をそのままにしたかったから。時にお茶も差し入れするIさん。そのやさしい心遣いが、自然とコストダウンにつながった。
薪ストーブでエコライフ
「パパがエコにこだわって、薪ストーブを決めたんです」一年目は薪を買っていたというIさん。しかし、二年目になるとただで薪も手に入るようになり、冬は暖をとったり料理もできると嬉しい限り。エアコンは和室と寝室にあるが、風通しがいいため、夏でもほとんど使わず快適に過ごせ、毎月の電気代も大幅ダウン。
中と外とがつながりやすい家
家の幅いっぱいに広がるウッドデッキは、家族みんなのお気に入りの場所。夏はここで夕食を食べることもあるそう。「部屋の延長に庭がある。そんな中と外とがつながる家にしたかったんです」フラットな玄関も、仕切りはマットのみ。バリアフリーでもあり、開放的なIさん邸。
薪ストーブはダイニングに
薪ストーブはリビングの角ではなく、ダイニングに設置した。「家族みんなが何かあった時でもすぐ集まれるように、家の中央にあるダイニングおいたんです。寒いときは特に、家族の温もりみたいなものも感じられていいですね」
天窓いっぱいで北側も明るく!
北側に多く作った天窓。「吹き抜けから光がはいって、朝起きた時もすごく気持ちいいんです」キッチン、浴室、脱衣所とジメジメしやすい水回り部分がとにかく明るい。気持ちよく家事ができるうえに、清潔感も得られて大満足とIさん。
テラコッタタイルで雰囲気作り
キッチンとダイニングの仕切りをつけるために敷いたテラコッタタイル。「目地はあえてホワイトにしました。汚れれば、そのうちグレーになるしね(笑)」トイレの床もテラコッタ、脱衣所部分は同じ柄のクッションフロアーを使用。それぞれの空間の雰囲気を大切にしながら統一感を持たせ、家全体にまとまりを作り出した。
庭いじりが好きなIさん。ユーカリやラベンダー、可愛らしい草花が揺れるお庭で遊ぶ子供たちをデッキで眺めるのが幸せなひとときだそうです。光が差し込み、風が心地よく通り抜ける家。そんな自然体で暮らせるIさん邸は、子供たちの笑顔が絶えない居心地のいいお家でした。
レポーター:miho