Yさん家(宇都宮市)No.0017
パパ設計士が建てた和モダンの家
おうちデータ
- Yさん家(宇都宮市)
- 築年数・・・2年
- 延床面積・・・35坪
- 好きなインテリアは?
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コテコテの洋風のものよりは、やっぱりちゃぶ台とか、暖簾とか落ち着いた和のものが好きですね。
- 家を持つきっかけは?
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以前はアパート暮らしだったんですけど、子供が生まれてから考え始めましたね。部屋自体も寒いし、お風呂をいれるのが窮屈だったり、子供が寝てる時は静かにしなきゃいけなかったりと生活に不便さを感じて…どうせ建てるなら早いほうが良かったし、広々としたうちで子育てしたいなって思ったのがきっかけです。
- 購入を考え始めたのは誰?
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ぼんやりとはお互い思っていたんですけど、話をふったのは夫ですね。
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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夫が設計士だったので、これは選びようがなく(笑)営業から設計までひと通りできたので、スムーズに話はすすみました。
- お気に入りの場所は?
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私はリビングかな。夫は、玄関周りがお気に入りです。
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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平屋ですかね。もともと平屋がよかったんです。生活も楽だし、外との行き来もできてつながりをもてるし。土地の条件やコストがあればねぇ(笑)
- これから家を建てる方へのメッセージを
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忘れがちかもしれないですが、キッチンとリビングの収納はたくさん作っておいたほうがいいかもしれませんね。住んでみると、子供も大きくなっていくし、何よりどんどんものが増えるので(笑)
くつろぎスペースは畳です!
床全体はフローリング。しかし、リビングの中央にだけ畳を使用。「子供がおもちゃを落としたり、多少乱暴に扱っても畳なら大丈夫かなと(笑)痛みにくいし、転んでも怪我もしにくいのでいいですよ」
オープンスペースは時代で変化させます!
リビングの収納は作りつけ。中央部分はあいていて、カラーボックスを置いている。「今は子供のものが入っていますが、将来は棚を作って陶芸品とか飾りたいんです」見せる収納を長い目で考えた、Yさんオリジナルのアイデア。
間仕切りを半透明にすると、圧迫感がない!
和室とリビングを仕切る扉は半透明のものに。扉を閉めても明るく、圧迫感がないため、1階部分の空間が広々とした雰囲気のまま。
北側の窓は大きめに!
窓を大きめにしたことで、北側でも明るい階段。天井も高いので、ファンを使用して空気の循環をしている。
食品庫はもっと広くすればよかったかな・・・
「食品庫はだいたい1畳半くらいあるんですけど、もう少し広くてもよかったかもしれないです」キッチンの奥、階段下を利用した食品庫。食料品のほかに、ゴミ箱もおいてある。「思ったより、ものって増えちゃうんですよね…」
玄関にもっと収納を・・・
アウトドアが盛んなYさんのお子さんの幼稚園。「キャンプやBBQ、こんなにアウトドアするなんて思ってなかったんです。玄関先にもっと収納があればよかったです」
食洗機はいらなかった・・・
ショールームのアドバイザーに「絶対に便利ですから」と、すすめられて設置した食洗機。しかし、Yさんが使用したのは2年間で2~3度程度だとか。「3人暮らしだし、これはいらなかったかもしれません。コストダウンにもつながったでしょうし」
必要なもの、不必要なものの見極めは最終的には自分で!ですね。
2階やプライベートスペースはワンランクダウンでコストダウン
「1階のカーテンはオーダーに、2階はその辺で買いました(笑)」
ドアも、2階部分はワンランク下げたものに。家族のプライベートスペースだけを、抑え気味にするのもコストダウンのポイント。
設備投資とランニングコストを考えて導入。
蓄熱暖房は使用しているが、太陽光発電は、メンテナンスのことも考えななくてはいけないので見送ったとYさん。初期設備のかかるものはのちのちと考え、積極的に取り入れる事は控えた。
旅館のようなアプローチ
駐車場から玄関までのアプローチがまるで旅館のようなYさん邸。庭と駐車場との空間の区切りたかった他に、雨の時にお客さんが濡れたりしないようにと思いを込めたとか。
キッチンの横に家事コーナー!
「家の中に1個も椅子がないのも、どうかなと思って(笑)」キッチン横に作られた家事コーナー。料理中ひと休みしたり、ちょっとした書きものをしたりするのも便利そう。
飾り棚は家族みんなのギャラリー
階段部分の壁に作られた飾り棚。玄関はすっきりさせたかったので、子供が幼稚園で作ったものを飾ったり、家族が読む本、アルバムなどを置いてファミリースペースとして使用。
ぐるり周遊できる間取りで!
玄関を入って右は和室に、左は洗面所・浴室にむかえるような間取りに。「子供が汚れたまま帰ってきても大丈夫なように考えましたが、リビングや和室から周遊できるようなつくりなので、子供がぐるぐる周って遊ぶんです。これも、まあよしということで(笑)」
落ち着いた佇まいのYさん邸。土地を購入した際も、周囲の環境など念入りにリサーチしたという旦那様。お仕事が忙しく、なかなか子供と触れ合う時間がもてないので、リビングに大きなちゃぶ台を置き、家族がここに集えるようにしたそうです。ご家族やお客様のことを思って、きめ細やかな設計をした旦那様のやさしさが随所に感じられる、あたたかな雰囲気のお家でした。
レポーター:miho
コートやバッグなどを掛けられる収納も、玄関ちかくにあれば便利だったなと苦笑いのYさんでした。