Sさん家(宇都宮市)No.0018
わかりあえる設計士と建てた家
おうちデータ
- Sさん家(宇都宮市)
- 築年数・・・1年3ヶ月
- 延床面積・・・38坪
- 好きなインテリアは?
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無印良品のようなシンプルでさっぱりとした雰囲気のものが好きですね。あと古道具なんかも好きで、リビングにおいてある棚は雑誌で一目ぼれしてして、やっとの思いで手に入れたお気に入りのものなんで。
- 家を持つきっかけは?
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以前は日本家屋を借りて住んでいたんですけど、やはり古いがゆえ住みにくかったんです。で、子どもが幼稚園にはいる前には欲しいなと思っていたのがきっかけですね。結局、予定より遅くなっちゃったんですど(笑)
- 購入を考え始めたのは誰?
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夫と二人ですね。
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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住宅展示場もまわったし、勉強もたくさんしたし候補になったメーカーさんもあったんですけど、営業の方との相性や対応への不満やらで最後まで踏ん切りがつかなくて…。そんな時、家づくりに行き詰っていることを夫が建築で独立した友達に話したら、「じゃあうちでやってみる?」って言ってくれて。お互いよく分かってるから私たちのこだわりも分かってくれたし、「ここれはいる、これはいらない」ってはっきり言ってくれるのもよかったですね。いいタイミングで声をかけてくれて、ほんと感謝です。
- お気に入りの場所は?
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リビングかな。せっかく開放的にしてもらったし、ものもあまり置きたくなかったので、子どものおもちゃや夫のものは2階に(笑)広々と過ごせるのがいいですね。
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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全部天然素材でできた家とかいいですよね。でもコストもかかるだろうし、手入れも大変かなやっぱり。
- これから家を建てる方へのメッセージを
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前の住まいで感じてた不便な個所を新しい家に活かせるように、ああしたいこうしたいということを明確にしておくことも大切ですね。それで、より具体的に設計士さんや大工さんにイメージをきちんと伝えるようにすること。そのためには、自分たちで家づくりの勉強をしっかりしたほうがいいと思います。あとは、営業さんをよく見極めることも(笑)家づくりに関わる人に、不信感をもったままだとちょっと不安ですしね。
玄関-パントリー-キッチンの動線が便利!
勝手口はないが、玄関右側がパントリーになっていて台所につながっている。米など重いものもすぐ運べるし、来客時も台所からすぐ玄関にむかえるので便利。
玄関はいつもすっきりと!
玄関はすっきりとしたかったので、靴箱は室内に向かう廊下に収納スペースをもうけた。広々とした玄関はお客様にも好評だとか。
水周りは広めに!
台所からトイレ、お風呂場など水回りの部分は広めに。廊下だけでなく、階段も観葉植物が余裕でおけてしまう幅広さ。「忙しない朝も快適に家事ができるし、家族もバタバタしないで過ごせますね」
パソコンの位置には注意を払って
どんなことをしているか、台所からでも見えるようにパソコンテーブルを南向きに作りつけてもらった。「子どもがつかってるときは、どうしても気になってしまうので。これでひと安心です」
開けられる窓にすれよかったかな・・・
パソコンコーナー横の小窓。防犯的にも考えての一枚窓だが「網戸をつけておけば、風もぬけてよかったかもしれない」とSさん。
日差しの計算も大切・・・
「ベランダが屋根部分にはいってしまい、夏は2階にあまり日がはいらないんです」1階は日当たりはいいのだが、2階に軒があるのとないのとでは、日の差し込み方も違ってくる。真四角なつくりの家なら、日差しのことを頭に入れておくのも大切に。
砂利はいちど敷くと大変・・・
何も考えずに砂利を敷いてしまったという外庭。「これから家庭菜園したいってなったら、きっと大変ですよね。一応木も植えてみたんですけど、どうかな(笑)あと砂利は、他からとんでくる枯葉の掃除が大変なんです」と苦笑いのSさん。後々はウッドデッキもつけたいそう。
外壁のサイディングを貼り分ける
「玄関周りの外壁はいいものを、その他の部分はランクを落としました(笑)」こだわりを持たなければ、外壁はおおきなコストダウンポイント。
カーテンはホームセンターで購入!
窓の多いSさん家。オーダーカーテンの見積もりをとったがやはり高かったので、ホームセンターで購入。「カーテンは安いものにしましたが、カーテンレールは一生ものと思って高いものにしました」
初期設備も予算を重視
予算を決めてからの家づくり。初期費用がかかる太陽光発電、蓄熱暖房、床暖房などの設備は一切使用しなかった。「我が家は冷暖房もエアコンと石油ストーブで十分。なんとかなってます」
2階はコストダウンの宝庫!
「1階はダウンライトにしましたが、2階はシンプルな照明ならなんでもよかったし、床もフローリング、壁はクロス貼りにしましたね」間取りにはこだわりをもっていたので、ほかの部分は妥協できたとSさん。
和室へのこだわり
大工さんが凝りに凝ったつくりの和室は、塗り壁に職人の技が光る天井が趣をかもしだしている。襖はいれずに、ロールスクリーンでリビングをさらに広々とした空間に。ちょっと腰がかけられるように、わざと段差をつけたのはSさんのアイデア。
お手入れしやすい床材を選びました
台所の床はサニタリー用フロアーマットを使用。水に強く、油汚れもすっきり簡単に掃除できる。「脱水所もこの素材にすればよかったと思うほど、手入れが楽なのでこれはおすすめです」
ベランダへ出られる廊下
部屋を通らずにベランダにいけるよう、ベランダ専用の廊下をつくった。「子どもが大きくなってきた時など、やっぱり部屋を通り抜けするのも抵抗がありますしね。家事もしやすくて、よかったと思います」
「住みやすさ」を重視したSさん邸。生活のベースとなる1階部分は、家族やお客さんがいかに心地よく過ごせるかを考え、誰もが寛げる開放的な空間になっています。また水回りや床の素材にもこだわって、毎日の家事も快適にこなせるように。「友達の提案もふんだんに取り入れました」と、この居心地のいいお家はご友人との信頼関係があってこそ、生まれたものなのかもしれません。
レポーター:miho