Sさん家(宇都宮市)No.0025

おうちリゾート気分が楽しめる家

おうちデータ

  • Sさん家(宇都宮市)
  • 築年数・・・3年
  • 延床面積・・・43坪
好きなインテリアは?

山小屋風+アジアン+南国風・・・という雰囲気が大好きです。
なのでインテイリアは色を白とこげ茶と植物のグリーン、アクセントでいぶしゴールド、で統一しました。

家を持つきっかけは?

長男が小学校に入学するまでには、主人の実家の近くに建てる予定でした。主人が長男なので、結婚した時からそう思っていたんです。

購入を考え始めたのは誰?

夫婦ふたりです。子供が3人生まれ、部屋数も確定したし、そろそろ・・と考えだしたころには長男の入学もだんだんせまり、土地も主人の実家の隣の土地に建てることに決まり・・・という流れのなかで、徐々に現実的になりました。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

まず薪ストーブが絶対条件。薪ストーブが設置できる住宅会社を何社かピックアップしました。そこから、断熱性の良さ、2×6のしっかりした構造、設計の自由度、予算・・・などから、ここに決めました。

お気に入りの場所は?

薪ストーブ前のソファです。吹き抜けの空間で、夜電気を消して、薪ストーブのゆれる炎を見ながら、ぼーっとお酒を飲む時・・最高に幸せです!!!

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

こんどこそ、ログハウス。場所は益子に!

これから家を建てる方へのメッセージを

住んでみてはっきり言えます。高気密・高断熱+オール電化+薪ストーブは本当にいいです。光熱費が、アパート住まい(電気ガス灯油)の時に比べて、半分になりました。家は広くなったのに。お勧めです!

ウチミセレポート

玄関収納は下駄箱よりウォークイン玄関クローゼット!

玄関は極力すっきりさせたかったので、ゲタ箱は置きたくありませんでした。なので、玄関クローゼットを造りました。

自転車のヘルメットや外で遊ぶおもちゃ、ボールやバットもしまっておけるので、玄関はごちゃごちゃしないですみますね。おかげで最低限の靴以外は並ばず、すっきり!


洗面脱衣室の収納は扉付きに!

洗面脱衣室の収納はきちんと扉つきのクローゼットにしたのがこだわりです。アパート時代にオープン棚で、ほこりが気になったので・・・。

家族全員の、パジャマ、下着、タオル類がしまえます。扉をきちんと閉めれば衣類に湿気もつ付かずに済みますね。洗剤などのスットクも置いておけて便利ですね。それに見た目もすっきり!


主寝室は1階に・・が大正解!

2階には子供部屋を3部屋設けました。空間を分けたかったので、主寝室は1階に。子供が小さい今はまだ、5人でここに寝ていますが、寝てしまった子供を運ぶのもラクだし、自分たちが年をとった時も、ラクだと思います。

確かに赤ちゃんの時期の子育てなども、キッチンに近いほうが便利なこともたくさんあります。長い目で見て、「1階に主寝室」は理想的な間取りですね。


天井高は高めに!おかげでゆとりの空間です

主人が背が高い(181cm)なので、天井高を2700㎜にしました。おかげでゆったりしたスペースになっています。

吹き抜け以外の部分もゆったりと感じた天井高。天井が濃い目の色の板張りなのに圧迫感がないのは、天井が高いおかげです。



失敗ポイント

清潔感のある「白」のマイナス面・・・

トイレの白い壁紙。男の子がふたりいるので、おしっこの飛び跳ねが目立ちます。毎日掃除が大変です・・・。それから、トイレと洗面脱衣室の白い床。髪の毛が落ちているとすごく目立つんですよね。これまた掃除が大変!!

「白」、は清潔感があるので特に水まわりの空間には選びたくなりますが、そういうデメリットもありますね・・・。難しいところです。


ベランダが狭かったかな・・・

もっと2階のベランダを広くつくればよかったです。家族5人分干すには、ちょっと狭いですね。

洗濯ものだけでなく、お子さんが大きくなったら2階の布団は2階で干したいですよね。そんな時にも狭いかなぁと、奥様。天日干しが好きなら、ベランダは広めに!が鉄則ですね。


2階にも洗面台をつければよかった・・・

2階にも洗面台を設置すればよかったです。トイレのタンクの手洗いしか水の出るとことがないので、ちょっと雑巾を濡らしたいとか、ちょっと花の水やりをしたいという時に、1階まで行かなくてはならない。それが大変です。

つけたほうが良い、と言われたけど、いらない、と断ったのだとか。でもやっぱり、あったほうが良かったかも。プラス思考の奥様は、「いい運動だ」と、言い聞かせているとか(笑)


旦那様にも個室を作ればよかったかな・・・

理想を言えば・・・主人の個室をつくればよかったです。設計時、欲しいと言ったのだけど実現しませんでした。でも、主人にもプライベートな場所や時間をつくってあげたかったかな。

奥様の個室もないけれど、キッチンやダイニングって「主婦の城」という感じで自分のスペースって感じられるんですよね。そこへ来ると旦那様の「オレの城」という場所って、やっぱり作っておくといいのかもしれませんね。


コストダウンポイント

トイレの便器でコストダウン!

タンクレストイレが良かったけど、高かったので、タンクありのものにしました。

でも、すっきりデザインでインテリア性のあるものをセレクト。


システムキッチンの扉でコストダウン!

「もっとツヤのある赤の扉を考えていたけど、予算を考えて、低価格の木目にしました。結果、リビングとの調和を考えると正解でした。

システムキッチンの扉のランクで、価格は大きく変わるもの!!機能は一緒なので、コストダウンするには欠かせない目のつけどころです。


住宅会社のキャンペーンをうまく利用してコストダウン!

実は、壁の塗り壁と天井の板張り、これが無料グレードアップキャンペーンだったんです。これは、とても大きい決め手でした。

住宅会社の、こうしたキャンペーンをうまく利用するのも、コストダウンですね。


こだわりポイント

薪ストーブが絶対条件!いちばんのこだわり

なんと言っても、薪ストーブ!!これが1番のこだわりです。これ1台で、家中あったかい。薪を割るのもくべるのも楽しい。冬が楽しみなんです。

薪ストーブを生かすように、吹き抜けを生かした設計。2階の子供部屋も、ドアを開けておけばぽかぽかだとか。


徹底的にドアは排除。開放感と大空間が

広々とした大空間がこだわり。ドアと壁は最小限にしました。

Sさん宅は、玄関とLDKの間にさえドアがありません。冬、玄関を開けたら寒くないのか尋ねましたが、全く気にならないとか。廊下にあたるスペースにも、ドアはなし。でも、トイレや洗面脱衣室との距離も十分なので、気になりません。


質感重視。珪藻土の壁と板張りの天井ははずせません!

壁の珪藻土・天井の板張り、このふたつはインテリアのイメージから、絶対これにしたいものでした。

塗り壁風ではない、本当の塗り壁。やはり質感・素材感が違いますね。板張りの天井も、広々としたこの家だから、圧迫感はなく、落ち着いた印象に一役かっています。


照明にはとことんこだわってます

照明器具は、ほとんど自分で用意しました。ほぼ、ネットで購入。子供部屋以外、白熱灯しか使用していません。雰囲気重視です!

塗り壁に映る、照明器具の影が印象的です。白熱灯も、普通のタイプではなく、レトロな形のものを使用。割高だけどゆずれないポイントなのだとか。


小さな空間こそこだわりをギュッとつめて

トイレの手洗いカウンターのタイルは自分で探しました。お気に入りのタイルです。手洗いボウルは、益子焼のものです。益子をぐるぐるまわって探したお気に入りです。

トイレは小さな空間だからこそ、冒険したりとことんこだわったりできるところ!Sさんお気に入りの空間です。


Uchimise Photo 


レポート後記

yumi ひとことで言い表すなら、「バリ島の山の方にある別荘のような・・・」という印象のSさん宅。薪ストーブを生かした大空間の家は、観葉植物もスクスクと育ち、玄関から一歩足をふみいれたら、突如リゾートに来たかのような気分にさせてくれました。「冬の夜、遊びに来てくださいね」というSさん。パチパチと薪の燃える音を聞きながら、お酒と食事とおしゃべりを楽しみたい・・・と想像を膨らませてしまうような、そんなあこがれのお宅でした。

レポーター:yumi