fraiseさん家(那須塩原市)No.0033

なちゅかわfraiseテイストの家

おうちデータ

  • fraiseさん家(那須塩原市)
  • 築年数・・・5年
  • 延床面積・・・49坪
好きなインテリアは?

ナチュラル・フレンチが好きですね。白っぽい木の感じとかアイアンの雑貨とか。この家も、標準で外壁にアイアンの飾りがついていたり、外壁の色や雰囲気が私の好みにぴったりでした。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん  白河市にある雑貨店「陽氣屋」
参考にした雑誌  Come home!

家を持つきっかけは?

子供の小学校入学に合わせて建てました。途中で通学班が変わっちゃったりするのもかわいそうだなぁって思って。でも、前に住んでいたアパートは小学校のすぐそばだったのに、今は学校まで歩いて40分もかかっちゃうのがちょっとかわいそうなんですけどね。

購入を考え始めたのは誰?

私ですね。でも、お互い「そろそろかなー」と思っていたので、家を建てると決めてからはちゃっちゃと話が進みました。ローンの年齢なども考えると、できるだけ早くお家を持ちたかったというのもありますね。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

義理の弟が働いている会社にお願いしました。やっぱりいろんな面で相談しやすいし安心ですよね。住宅展示場などにも出かけましたが、あくまで参考程度といった感じでした。

お気に入りの場所は?

やっぱりアトリエですね。まだ子供が小さいので、モノ作りをしながら子供の様子が見ていられるように工夫してスペース作りをしました。イベントが近いときは、毎日5時間ぐらいここで過ごしています。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

このお家は同居予定で建てたものなので、2階は4部屋もあって、今の私たちには広すぎるぐらいなんです。贅沢な悩みかもしれませんが、お掃除のことを考えたら、次はもっと小さいお家で十分かなと思っています。

これから家を建てる方へのメッセージを

我が家はちゃっちゃと決めてしまいましたが、やっぱり時間が許すならできるだけたくさん物件を見て、見積もりもたくさんの会社からもらった方がいいと思います。私たちはほぼ標準プランで家を建てましたが、その場合でも選択肢が多くなりますしね。

ウチミセレポート

床暖房と西向きリビングで暖かく!

暖かく暮らすために、まず床暖房は絶対欲しかったんです。さらに、最初は東側にあったリビングも西側に変えてもらって、吹き抜けもつけませんでした。 おかげでリビングもアトリエも、日中ぽかぽか暮らせています。

足元からぽかぽかと暖かい床暖房は、空気も汚さず乾燥もさせない優秀な暖房システム。夏は暑い西日もお部屋を暖める強い味方ですね。


シンク上収納を取ってすっきりキッチン!

キッチンは、気に入って取り付けたMIKADOのシステムキッチン以外はオーダーせず、自分の気に入ったキャビネットを購入して揃えました。すっきり開放的にしたかったので、あえてシンク上にキャビネットはつけませんでしたが、収納は十分足りていますよ。

ナチュラルな雰囲気が素敵なシステムキッチンと別手配のキャビネットは、テイストがぴったりマッチしていて統一感が出ています。大きめのシンクも使いやすそうですね。


和室がダイニングに変身!

和室って子供が小さいときは重宝するんですけど、大きくなってくるとあまり使わないんですよね。ちょうどアトリエも欲しかったので、自分たちで畳を取り払ってクッションフロアシートを敷いて、ダイニングにしちゃいました。おかげでリビングスペースを有効的に使うことができましたし、ふわふわのクッションフロアシートは子供たちもお気に入りです。

良く見かけるリビング横の和室、最初はあったほうがいいかなーと思って作っても、不要なら思いきってリフォームしてしまえば、リビングがこんなに広く開放的に。セルフリフォームでこんなに素敵に生まれ変わるなら試してみたくなりますね。



失敗ポイント

フローリングは無垢がよかったな・・・

本当は無垢のフローリングにしたかったんですが、床暖房をどうしてもつけたかったので、そのときは床材の選択肢がなくて合板になってしまいました。もちろん床暖房が第一条件なのでしかたないんですけど、もう少し選択の余地があってもよかったかなと・・・。

反りや伸縮・膨張などでメンテナンスが難しい無垢フローリングは、床暖房との併用は難しいところ。優先順位を考えての決断ですが、最近は床暖房対応の無垢フローリングも出ているので、予算が許せば両方を実現できるようになってきています。


バスルームやトイレももう少しこだわっても・・・

バスルームや洗面所、トイレはあまりこだわりがなかったので、すべて標準プランでお願いしたらあまりにも普通な感じに・・・。当時はそれでもよいと思っていましたし、それほど不便も感じていないのですが、せっかくお家を建てたんだし、もう少しこだわってもよかったかなと思っています。

どこに重点を置くか人それぞれですが、やはり簡単に交換できるものではない水廻り。最初から目的や将来のことを見越して納得のいくものに仕上げられるのが一番ですね。


コストダウンポイント

標準プラン多用でコストアップ減

予算や納期のこともあったので、外壁、壁紙や建具、水回りなどなど、ほぼ工務店さんの標準プランで作ってもらいました。おかげでコストアップはほとんどなく、予算内でおさまりました。

もともと二世帯住宅プランで建坪が大きなお家なので、外壁や建具などは標準プランからのセレクトで出費を抑え、インテリアを工夫して素敵な家づくりを実践しているfraiseさん。どこにお金をかけるかのメリハリが大事ですね。


庭造りはDIYで

外構は業者に頼むとお金がかかるので、芝生を敷いたりフェンスを作ったりして自分たちで手がけました。いちばんの自信作はウッドフェンス。家族みんなで頑張ってのべ1か月ほどかかりましたが、木材を買ってきて色を塗って、コンクリートの基礎からしっかりやったので、震災のときも倒れなかったんですよ。

ご主人をはじめご家族みんなで作り上げた外構部分。震災前は、広い庭で家庭菜園もやっていたんだそう。時間をかけながら自分たちで庭づくりをしていくのもまた家に愛着がわきますね。


シェードカーテンは手作り

カーテンは気に入ったものを自分で手配して、シェードカーテンは自分で手作りしました。シェードカーテンって普通のカーテンの2倍ぐらい値段が高いんですよね。キットを利用すればそんなに難しくないですよ。

意外と大きな出費になるカーテン。もちろん作家さんであるfraiseさんだからこそできる技ですが、こんな素敵に手作りできるなら、好みの柄で作れるしコストダウンにもつながって、いいことづくめですね。


こだわりポイント

自慢のアトリエ

もともとダイニングだった場所に念願のアトリエを作りました。2階にもお部屋はあるのですが、子供が小さいうちは、リビングで遊ぶ子供たちの様子を見ながら作業ができるので、この場所に落ち着きました。床暖房も入っているので暖かいし、安く譲っていただいたお気に入りのアンティーク棚もすごく重宝しています。

アトリエというとどうしても雑然としてしまうイメージですが、味のあるアンティーク棚や籐カゴを利用して素敵に飾られたアトリエはまるで雑貨屋さんのよう。見た目だけでなく、お子さんたちをよく見ていられるように機能的に配置された机や作業台も整然としていますね。


腰壁でDIYリフォーム

実は震災で壁クロスのあちこちにひびが入ってしまって・・・。それを直すのにどうせならリフォームしちゃおう!ということで、主人とふたりで腰壁を作りました。キットを利用して、好みの色に塗って壁に打ち付けるのですが、コンセント部分や一番下の部分は細かい作業も必要で、意外と大変でした。

リビング全体に貼られた腰壁は、fraiseさん宅のナチュラルフレンチのイメージにぴったり!部屋のイメージも一気におしゃれに生まれ変わりますね。こんな大がかりなリフォームも自分でできるなら試してみたくなります。


お気に入りのアーチとニッチ

キッチン入口のアーチと壁のニッチは、前から雑誌で見て憧れていたので、お願いして作ってもらいました。イメージ通りになってすごく気に入っています。

アーチとニッチは女性に人気の高いポイント。アーチは直線ばかりの室内に柔らかさを与え、ニッチは、場所を取らず、1枚の絵を飾るようなイメージで好みのディスプレイを実現できますね。


Uchimise Photo 


レポート後記

mitan 可愛い布小物をたくさん作っていらっしゃる布小物作家のfraiseさん家は、その作品同様、fraiseさんのほっこりナチュラルで愛らしいテイストがあちこちに散りばめられた、とっても素敵なお家でした。標準プランで最初はお金をかけず、インテリアとDIYで好みの家を作り上げていく良いお手本だと思います。「彼女の好きなようにやってくれればいいんです」と、fraiseさんのお部屋作りや作家生活を応援してくれる優しいご主人と、これからもますますおうち作りを楽しんでいかれることでしょう。

レポーター:mitan