cielさん家(日光市)No.0035

夢の造作キッチンで後悔ゼロの家

おうちデータ

  • cielさん家(日光市)
  • 築年数・・・1年2ヶ月
  • 延床面積・・・39坪
好きなインテリアは?

ナチュラルな雰囲気のものが好きです。色は白やベージュが好きで、リネンなどの自然素材も好きですね。特にカゴ類は大好きでついつい増えていっちゃうんです。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん  Aming
参考にした雑誌  &home, Come home!, PLUS1LIVING

家を持つきっかけは?

娘の小学校入学までには建てたいと考えていました。やっぱり転校はかわいそうですし。それで、幼稚園に入った頃から土地を探し始めたんですけど、娘のお友達が住んでいるあたりに絞って探していたらなかなかいい土地が見つからなくて…。結局2年もかかっちゃいましたが、無事小学校入学前に建てられました。

購入を考え始めたのは誰?

主人はずっと家を持ちたいと言ってましたね。私も前から住宅雑誌を見るのが好きでしたし、気に入った物件やアイテムがあると切り抜いてスクラップしたりしてました。建てると決めてからは、おもに主人が土地担当で、私が住宅メーカー担当で、並行していろいろ調べました。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

住宅展示場や新築内覧会も何件か行ったのですが、雑誌などで見ていて、早い段階からこちらの工務店さんは気になっていました。内覧会で見せていただいたお家もとても素敵で、造作が得意だというのもポイントでしたね。最初にお話ししたときに「今住んでいるお家の不満なところはどこですか??」と聞かれて、それをもとに理想のプランを提案してくださった点や、どんなときでも対応が早いところがとても信頼できました。

お気に入りの場所は?

造作のキッチンです。シンク、カウンター、キャビネット、引き出しのつまみひとつまで、自分の好みのものを納得いくまで選んだので、まさに思い描いたとおりのキッチンができあがりました。工務店のプランナーさんの女性ならではの提案もすごくありがたかったです。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

いまの家が本当に自分の好きなテイストどおりで、もうこれでイメージが出来上がってしまっているので、これ以外には思いつかないですね。
もしまた家を建てたとしても、きっと同じようなお家になっちゃうだろうなと思います。

これから家を建てる方へのメッセージを

工務店さんとの相性は本当に大切だと思います。今回家を建てるのに、すごく頻繁に何度も打ち合わせをしたんです。それ以外にも、気になるところがあればすぐに電話で相談していたんですけど、いつでも親身に相談に乗ってくれて、できるところは素早く対応してくれたので、本当に信頼していました。なんでも話せるような関係を築ける工務店さんとじゃないと、こんなに満足のいく家は作れなかったと思います。

ウチミセレポート

開放感を生み出す工夫

最初の設計では、階段の両側にびっちり壁をつけていたんですけど、建築途中ですごく圧迫感を感じて、片側だけ壁を取ってもらいました。そしたらすごくすっきりして、これはお願いして正解でした!かなり際どいタイミングでの変更だったと思いますが、対応してもらえて本当によかったです。2階ホールも、階段の壁をくり抜いたり、吹き抜けのところをフェンスにしたりして、明るさと開放感を重視しました。

確かにリビングの真ん中で結構なスペースをとっている階段が、壁で覆われているのといないのとでは、リビングの広さの印象がだいぶ変わってきそうです。こうした少しの工夫で、部屋を広く開放的に見せることができるのですね。


ウエスタンなシューズラック

玄関横には大容量のシューズラックを作りました。玄関をすっきりさせたかったので、最初は壁と扉でしっかり囲ってしまおうと思ったのですが、毎日のことなので開け閉めがストレスになるかも…。とプランナーさんにご提案いただいて、このウエスタン扉になりました。ちゃんと目隠しにもなっているし、手がふさがっていてもラクラク通れるのですごく便利ですね。

玄関を入るとすぐ横に、お家ではあまり見かけない西部劇に出てくるあの扉が。珍しいなーと思ってお話を聞いたら、cielさんの説明に「なるほどー!!」と納得のセレクトでした。これまた珍しい白目地の入った赤茶色のタイルともテイストがぴったりマッチしています。


和室は正解!

和室はひとつは欲しいなと思っていたので、とても重宝しています。屋外の物干しスペースに面しているので、洗濯物を取り込んだら、そのままここで座って洗濯物を畳めるのも楽チンだし、今は子どもが小さいので親子3人でお布団を敷いてここで寝ています。小さな窓の付いた飾りスペースには、雛飾りがぴったり収まるようになっているんですよ。

「あまり和風になり過ぎるのはいやだったんですよね」と話すcielさん家の和室は、籐で編んだような模様の天井クロスや正方形の畳、窓のアーチなど、リビングのイメージを壊さない洋風な造り。室内干しスペースも作られていて、雨が降ってもすぐに洗濯物が取り込めるところも便利ですね。


機能とデザインを兼ね備えた飾りガラス

トイレと洗面脱衣室のドアの上に付けたガラスブロックは、インテリアとしても気に入っていますが、中の電気が付いているかどうかわかるので便利だと勧められました。なんとホームセンターで1枚数百円で買えちゃうんですよ。 また、玄関のステンドグラスは、他のお家を見学したときに見て気に入ったので、自分でお気に入りをインターネットで見つけて付けてもらいました。

インテリア性抜群のガラスブロック、安価なのに機能的にも優秀アイテムですね。これなら娘さんがお年頃になったときに、パパが間違ってドアを開けちゃう心配もないかも。最近よく見かけるはめ込みのステンドグラス、実は耐力の問題で場所によっては入れられない可能性もあるんだそう。入れたいなと考えている人は、早めに工務店さんに相談したほうがよいそうです。



失敗ポイント

天然素材はメンテナンスが大変!

1階部分の床は無垢のパイン材、1階部分と吹き抜けの壁はエコウォールという天然素材の塗り壁にしました。どちらもメンテナンスが大変だとは聞いていたのですが、やっぱり天然素材の風合いが気に入って、それを承知で取り入れました。もちろん後悔はしていませんが、やっぱりお手入れは大変ですね…。床は傷も目立つし、先日油性インクを飛ばしてしまって、自分でふき取ろうとしたら塗装が剥げてしまい、あわてて業者の方に来てもらって塗りなおしてもらいました。

体にも優しく風合いもよいと人気の天然素材ですが、やはりいろいろと短所も…。塗り壁も、土台の木が落ち着くまでの2~3年はひび割れも入りやすいんだそう。そういうときに業者に頼んで直してもらわなくてはいけないのは、ちょっと手間かもしれません。それでも、長所短所をわかったうえで、自分にとってベストな選択をしたいですね。


洗面台のコンセントの位置が・・・

失敗ポイントとしてあえて挙げるなら、洗面所のコンセントの位置が右側じゃなくて左側にあったらよかったかな。物を置くスペースが左側にあるので、ドライヤーなどを使っていると、コードがシンクをまたいじゃうんですよね。そうするとお水を使うときにちょっと邪魔になっちゃうんです。

これは使ってみなかったらわからなかった盲点!右利きの人が多いので、コンセントが右側にあるのは普通かなと思いますが、cielさんの言うことも一理ありますね。


コストダウンポイント

こだわりの照明器具

施主支給だとコストダウンになるというのもありますが、気に入ったものを使いたかったので、照明器具は自分で手配しました。いまはインターネットでたくさんの種類から探せるので、時間をかけて気に入ったものを安く集めることができました。 ダイニングテーブルの上のシャンデリアは、キットを買って自分で作ったんですよ。これも既製品よりは安くあがりました。

こんなにたくさんのシャンデリアを見たのは初めて!と思うぐらい、Nさん家にはお部屋の雰囲気に合わせたさまざまなタイプのシャンデリアが!こんなにたくさんのお気に入りを探せるのも、インターネットのおかげでしょうか。工務店さんの提案で、リビングには、シャンデリアのほかにLEDのダウンライトも設置。シーンに合わせて明るさを調節できる工夫も嬉しいですね。


施主支給と手作りでコストダウン

カーテンを頼む予算がなくなってしまったので、カーテンやシェードは自分で手配しました。よく施主支給を嫌がる工務店さんもいると聞きますが、こちらは快く受け入れてくれて助かりました。 2階の寝室のカーテンとキッチンの目隠しカーテンは、手作りしてさらに節約できました。

照明器具同様、コストダウンの常連アイテム、カーテン。時間が許すなら、気に入ったものを自分で探したり作ったりしたほうが、コストダウンはもちろん、愛着もわきますね。最近はシェードも手作りできるとのこと。こちらはさらにコストダウンが見込めそうです。


1階と2階でコストのメリハリ  

1階は無垢フローリングと塗り壁で奮発したので、2階は合板フローリングとクロスでコストダウンしました。本当は吹き抜けも2階部分はクロスにしてもよかったのですが、継ぎ目処理の関係ですべて塗り壁にしちゃったんですよね。見た目を考えなければさらにコストダウンできたかも。

やはり予算には限りがあるので、どこに重点を置くか、コストのメリハリを考えるのは大事なことですね。コストダウンしたくても物理的に無理なポイントなどもあるので、迷ったら工務店さんに相談してアドバイスをもらうとよいでしょう。


こだわりポイント

理想の造作キッチン!

キッチンは、何度も打ち合わせを重ねて、ひとつひとつお気に入りのパーツを選んで、本当に思いどおりのものができました!私の背に合わせてカウンターは標準より5cm高くしてもらったり、キッチンキャビネットは何を入れるか事前に考えて、引き出しの細かい寸法まで連絡して作ってもらいました。プランナーさんオススメのレールのないワゴンもすごく気に入っています。食洗機は標準品に比べると値段が倍ぐらい高いのですが、お鍋まで一気に洗えてストレスフリーなので、思いきってよかったなと思っています。

cielさんのお話を聞いていると、その思い入れがひしひしと伝わってくる渾身の造作キッチン。プランナーさんのアイデアも取り入れて、まさに女性憧れのキッチンが出来上がっています。ご自身もとても満足していらっしゃいますが、見学に来た方で「このキッチンそっくりそのままください!」という人もいるんだとか。収納たっぷりのキッチンパントリーも広くてとても使いやすそうです。


使いやすい造作の洗面化粧台!

洗面台も造作です。引き出しの下のスペースは、体重計を入れるようにわざと少し空けてもらいました。それと、一度ここで洗濯物をハンガーにかけてから物干し場へ持っていきたかったので、洗濯機の上に収納できるタイプの物干しロープを付けてもらいました。これなら邪魔にならないし、とても便利になりました。

キッチンと同じテイストの造作洗面台と適度な広さの洗面脱衣室は、使い勝手の良い工夫がいろいろ。デッドスペースを使った収納棚も、cielさんの大好きなカゴを使った見せる収納が実現されています。


憧れのフレンチドア

実はこの扉、お値段がとってもかわいくないんです。それなのに重いし、重さで勢いよく開いちゃって危ないし、ストッパーも止まらないし、建てつけもあまりよくないんです…。でも、どうしてもこれがよかったので、工務店さんに頼んで探してもらいました。今も扱いには気を使いますけど、後悔はしていませんよ!

女性なら誰でも憧れる素敵なフレンチドアですが、その操作性の悪さと値段の高さからたいていの人が諦めるんだとか。それでもcielさんは初志貫徹、憧れの白い扉を手に入れました。もちろん便利にこしたことはありませんが、それが本当にお気に入りのものなら、手間がかかってもきっとずっと大切に扱えるのでしょう。


遊びゴコロの色使い

壁は白が基調なんですが、2階は色を取り入れてちょっと楽しんでみました。パステルカラーが好きなので、2階の子供部屋はブルー、主寝室はパープル、トイレはグリーン。外観もデッキのところに少しだけブルーを使ってみたら、よいアクセントになりました。

ナチュラルな雰囲気の1階とはうってかわって、パステルカラーがかわいらしい印象の2階。1階と2階でテイストを変えるのも、2倍の楽しみがあっていいですね。壁やドアの色に合わせたシャンデリアもとっても素敵です。


アーチとニッチの電話台

アーチが作れるところには、すべてアーチを作ってもらいました。玄関からキッチンへ抜けるトンネルのようなアーチもとても気に入っています。 リビングのニッチは、最初から電話が入るように寸法を決めて作ってもらいました。コードがぐちゃぐちゃしないので助かっています。

お部屋を柔らかい雰囲気にするアーチは、女性に人気の高いアイテム。cielさん家でも玄関からリビング、和室まで、たくさんの場所に作られていました。
ニッチの電話台は、あつらえて作ってもらっただけあって電話まわりのごちゃごちゃ感がまったくなく、すっきりおさまっています。


Uchimise Photo 


レポート後記

mitan 白い壁とナチュラルなインテリアがやわらかな雰囲気を醸し出すお家は、まさにNさんの印象にぴったり!小学生になった娘さんも「こんなかわいいお家に住めて、私しあわせ!」と言ってくれるんだそう。 そんなほんわかかわいらしいNさんですが、お家に対するこだわりや理想はしっかりと持っていて、お手入れの難しいアイテムも妥協せずに取り入れて、大事に使っていらっしゃる様子が見てとれました。 「言わないで諦めるよりは、とりあえず言ってみよう!」というNさんの前向きな考え方と、それに丁寧に答えてくれる女性プランナーさんとのコンビネーションが、まさに理想のお家を作り上げたのだと思います。今年の夏こそは、ご主人の夢である広いウッドデッキでのBBQを実現できるとよいですね。

レポーター:mitan