菅原さん家(壬生町)No.0052

パパDIYで収納上手な家

おうちデータ

  • 菅原さん家(壬生町)
  • 築年数・・・8年
  • 延床面積・・・36.5坪
好きなインテリアは?

古い家具や雑貨が大好きなので、新しいものと古いものをうまくMIXしたインテリアが好きです。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん 仁平古家具店(真岡)

家を持つきっかけは?

結婚当初はアパートに住んでいましたが、子供が産まれるのをきっかけにアパートだと手狭になるだろうな…と思って土地を探し始めました。私の実家との距離と主人の通勤の利便性を考えてこの土地に決めました。

購入を考え始めたのは誰?

主人と私、ふたりですね。1人目の出産と引越しの時期が重なってしまってバタバタでしたが、子どもの年齢とおうちの年齢が同じということ。家族と家が一緒に成長していくような感じで、これもまたよいものです。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

主人がこちらの施工会社に勤めているので、もちろん即決ですね(笑)
3.11の時にもヒビひとつなく、これだけ飾ってある雑貨も何ひとつ落ちることなくすんだのでこの会社で建ててよかったと思っています。

お気に入りの場所は?

リビングかな。好きな雑貨に囲まれているので落ち着きます。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

家事動線のよい家がよいですね。

これから家を建てる方へのメッセージを

建築後のDIYも視野に入れて打ち合わせしていくとよいと思います。それが結局こだわりやコストダウンにもつながるし、住み始めたその後の家の成長が楽しめますよ!

ウチミセレポート

壁も天井も珪藻土 のLiving!

1階の壁はすべて 珪藻土にしました。特にリビングは天井まで壁と同じ色で塗ってもらったんです。色は…「モカ」かな! 実際に塗る前は部屋が暗い雰囲気になったらどうしようか迷いましたが、結局この色にしてよかったです。

壁と天井がつながっている感じで一体感があり、部屋が広く感じられます。落ち着いた色使いが菅原さんが好きな雑貨をより引き立たせてくれています。子ども達のちょっとした落書きも目立たなくていいですね!


2階にある多目的スペース

用途を特定しないフリースペースは年代に合わせて使っていこうと思ってます。実は近々、ソファーと本棚を置いてゆったりと本を読めるスペースにしようかと計画中です。

今はがらんとしている6畳ほどの空間ですが、寝室につながるこのスペースを読書スペースにすることによっておやすみ前の絵本タイムが楽しくなりそう!ベランダにつながる大きな窓からはひろい空もみえます。DIY大好きな菅原さん一家なので、きっと素敵な本棚をつくるのでしょうね!


お手入れ楽な床材

キッチンの床材は磁気タイル貼りにしたんです。リビングとの境をつけたかったし、何しろ手入れが楽ですよ!ぽってりした雰囲気も気に入ってるんです。

水や油はねの気になるキッチンの床。菅原邸が採用した磁気タイルは、汚れたときにもささっと雑巾でぬぐえてお手入れがとても楽だそう。1枚1枚のタイルが大きめで、やわらかいクリーム色をチョイスしたので温もりのあるキッチンになっています。目地もグレーにしたことにより、汚れも目立ちません。


こだわりのライティング

部屋の雰囲気づくりに照明は大事だと思って。雑誌やネットで調べたり、お店に行ったりして自分たちで探して気に入ったものを持ち込みました。

よくあるシーリングライトを使わず、ダウンライトとペンダントライトのリビングダイニング。オレンジ色のライティングがあたたかみのある雰囲気をつくりだしています。ひとつひとつ吟味しただけあり、雑貨との相性もバッチリですね!



失敗ポイント

家事動線をもっと効率よく・・・

キッチンのドアを開けると廊下があり、トイレ、クローゼット、洗面室と並んでいるんです。でも朝の忙しい時間の家事効率を考えると、キッチンドアを開けてすぐ洗面室にすればよかったかなぁと思います。

住んでみてから気付く間取りの重要さ。設計段階から暮らし始めてからの行動を想像して間取りを相談していくとよいのかもしれません。


コストダウンポイント

とことんDIY!

主人がとにかくDIYが得意なんです。室内の棚のほかにウッドデッキと外構もDIYなんですよ!木材のデッキや外構は1年に1度はペンキを塗ったほうがよいのですが、そういったメンテナンスも全て自分たちでやっています。

通常なら吊り戸棚がつくはずのところに、建築士のご主人が棚をつけたそう!圧力鍋や土鍋もしまえて耐荷性もバッチリ。何が収納してあるかも一目瞭然であかずの扉にならなくてよいですね!


こだわりポイント

採光のためのガラスブロック

私はただガラスブロックをインテリアの一部として取り入れたんですが、最近になって光を取り込むためだったということを主人から聞きました(笑)スケスケにならず目隠ししながら、光を通すのでオススメです。

菅原邸ではリビングの北側の壁にガラスブロックを使っています。北側の水廻りはどうしても暗くなりがち。目隠ししつつ光を取り入れられるガラスブロックのおかげでとにかく明るい!夜になってもリビングの明かりがもれるので、廊下の電気をつけなくても大丈夫だそう。建築士のご主人ならではのアイディアですね!


やわらかい印象のアーチ

リビングからキッチンにつながる入口をアーチにしました。でも、これ特に私が希望したわけではなく大工さんがサービスでつくってくれたものなんです(笑)言われるがまま造ってもらって、いざ完成したアーチをみたら大満足!大工さんに感謝ですね!

モカ色の珪藻土で造られた大きめな弧をえがくアーチ。まるで地平線のようななだらかな曲線に職人技が光ります。


パイン材のドアと床

コストはかかるのですが、やっぱり無垢の床板ははずせませんでした。素足が気持ちいいのが1番。冬でもあたたかみがあっていいですよ!傷はつきますが「いい味でてきたなあ」と逆に楽しんでいます(笑)

床だけではなくドアにも無垢材を使っている菅原邸。節目のあるパイン材のおかげで木の表情をたっぷりと活かしたリビングになっています。パイン材は柔らかく、裸足で歩くにも寝転がるにもよいので子育て世代には最適な素材かもしれません。


玄関ひろびろの吹き抜け

玄関は広くみえるように吹き抜けにしてみました。2階にいるときも、1階の家族の気配を感じられるし声もきこえる。1階と2階につながりがある感じでいいですよ!

玄関を中に入って上を見上げると、とても開放感のある吹き抜けになっています。2階の大きなベランダからの光も入り込み明るい玄関となっています。リビングからの吹き抜けにするよりも、玄関だけの吹き抜けにすることにより冷暖房効率もアップしてよいかもしれませんね!


Uchimise Photo 


レポート後記

miyuki ガラスブロックや大きなアーチなど、住宅雑誌でみるようなテクニック満載のこだわりのオウチです。子どもの誕生をきっかけに建築を決意、子育ての忙しい合間をぬって自然体でDIYを楽しんでいる姿が印象的な菅原邸。DIYによるこれからのオウチの進化がとても楽しみですね!

レポーター:miyuki