Sさん家(宇都宮市)No.0054
欲しい場所に大収納でスッキリな家
おうちデータ
- Sさん家(宇都宮市)
- 築年数・・・1年
- 延床面積・・・38.78坪
- 好きなインテリアは?
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シンプルモダンです。でもシンプル過ぎないように、小物には好きな赤を選ぶことが多いかも。壁は白を選んだから、家具の色がアクセントになってイメージ通りの部屋になったと思います。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん 東京インテリア フランフラン
参考にした雑誌 栃木の注文住宅
- 家を持つきっかけは?
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一番のきっかけは、子供の成長と共に狭く感じてきたからかな。子供部屋がなかったから作ってあげたかったんです。それと、築年数も経ってたから建てつけも悪くなってきていて、夏は暑くて冬は寒かったんです(苦笑)
- 購入を考え始めたのは誰?
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主人です。築年数のこともあったから、本格的に話を進める前から考えていたみたいです。
- なぜ、この施工会社に決めましたか?
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家は大きな買い物だし、どこから行動していいのか解らなくて、建設会社に勤めてる友人にお願いしようと思って相談したら「他の会社も見た方がいい」って助言をもらいました。それで、コストなども考えながら他も考えたけれど、最初に戻って決めました。
- お気に入りの場所は?
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和室です。ブラインドが一目惚れでした。メーカーなど特に、こだわりは無かったけれど、好きな色はあったから見つけたときは嬉しかったです。コストの問題も、他のカーテンなどを標準仕様にするなどして解決したんです。いつでも綺麗にしていたい部屋だから、子供の物が雑に置いてあると気になって、つい小言を言ってしまうくらいなの(笑)
- もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?
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主人と同じ意見で建てるなら、リビングの広い家かな。コストを気にしないで私だけの希望で言うなら、重厚な引き戸を使った純和風の平家もいいかも。もちろん、縁側付きで。
- これから家を建てる方へのメッセージを
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こだわりたい所は、数多くではなく、いくつかに絞って細かい所までこだわった方がいいと思うんです。例えば、収納にこだわりを持つなら場所や数だけじゃなくて、何をどう入れるかやサイズまで細かく。コストの問題もあると思うけれど、こだわる所が数か所に厳選されていれば妥協することなく建てられると思います。
一石二鳥のスペース!
始めは床まで収納にする予定でしたが、板張りのフリースペースにしました。お客さまが来て、泊まるときなど荷物を置いてもらったり、冬のコタツはそのまま収まるから便利です。それと、全て収納にするより圧迫感も少なくできたかな。
可動式棚で置く物選ばず!
うちは男の子兄弟で二人ともスポーツをしているから、前の家では靴や用具の置き場所に悩んでました。だから、玄関に収納を考えていたの。主人のキャンプ用具もあったしね。形やサイズがバラバラだから、可動式の棚にしてよかったです。
収納は玄関入って正面の位置でした。オープン棚なのに気にならなかったのは、その「向き」でしょうか。靴を履いて、すぐ出し入れできそうです。
ぴったりサイズで無駄なく!
2階のウォークインクローゼットは、入れたい家具が決まっていたからサイズを測って、隙間をなくしてもらったの。
スッキリして見えるし、出し入れの時もスムーズです。
入居されてからちょうど1年のSさん。衣替えや、普段の出し入れでも本当に使いやすいと、お話してくださいました。どう使うか、何を入れるかを考えて作られた収納が、ここでも奥さまの家事動線に活きていました。
リビングをもっと広くしても良かったかな?
ソファに座って、ふと庭を見たときに、もう少しリビングを広くできたかもと思いました。今の広さが不便という訳ではないのだけれど、子供たちが大きくなったら、みんなでソファに…とはいかない広さだから(苦笑)
「思ったよりデッキも庭も広かったの」と奥さま。「男の子だし、並んで座らないかもしれないけどね」とも、お話されてましたが、庭に並んで置かれた自転車や、実りを待つ家庭菜園が少し狭くなったリビングのソファで並ぶ、Sさん親子を想像させました。
PCはどこで使う?
PCはカウンターで使う予定だったけれど、実際に使うときはダイニングテーブルに移動させてます。カウンター用の椅子を置くつもりが、狭くて置けなかったの。PCを使ってる間はダイニングテーブルのカウンター側に誰も座らなければいいのだけど・・・もう少し広くすればよかったと思ってます。
お話を聞くまでは、カウンター下は始めからそのカゴを置く予定だったのでは?と思ってました。もう少し広ければ、カウンターでPCを使うこととダイニングテーブルに座ることを両方同時にすることができたので・・スペースの余裕って大事ですね。
カゴを持って通れない・・・
せっかく繋がってるベランダなのに、シーツなどの大きい物や洗濯カゴを持ったまま通るのは大変な場所があります。コストのこともあったので、奥行きを抑えてしまったから狭い所が出来てしまったんです・・。
少しの狭さは感じるけれど、通るだけなら問題もなさそうでした。けれど、洗濯物を持った状態や布団を干す場合など、その場所をどう使うかによって考えた方がよいのですね。
上手に組み合わせる
蓄熱暖房器具は、太陽光発電と一緒に使うことでコストダウンになる物です。お友達の家で使っているのを見て、話を聞いていたので、ぜひ使ってみたいって思ったの。この1台で、2階の部屋まで全部とはいかないけれど、階段辺りまで冬は暖かくなります。1階も足元まで部屋全体が暖められるから、心地よく過ごせます。
住みながら、また使いながらコストダウン出来る所は、かなりの利点ですね。シーズンごとに温度調節をする少しの手間はあるそうですが、足元が暖められる「柔らかさ」なども魅力かもしれません。
用途を変える?!
キッチンは色にだけこだわって、標準仕様のカタログから選びました。シンク上の吊戸棚は使う予定がなかったし、開放感を出すためにも外してもらうように頼んだら、脱衣所と納戸に設置してくれました。
圧迫感のない対面式キッチンでした。差し色の「赤」が印象的でしたので、コストダウンの対象だとは気付かずに、お話を伺ってました。不要だと仰った吊戸棚も、場所を変えれば重宝する収納に変身です。
たっぷり収納
1階は、ここを中心に考えたほど。玄関からキッチンに続く廊下に設けたから、買って来てすぐに運べるし、キッチンからの出し入れが楽です。
奥行きも、大きく取り過ぎてないから奥の物が取り出せないってこともないかな。もちろん、棚は可動式。飲み物など季節によって量が変わっても対応できます。
ほぼ、天井近くまでの間口の広いパントリー収納でした。「夏は飲み物が増えるから」と奥さま。たっぷり入って、フラットな床で出し入れもスムーズなら、つい買い過ぎても心配ないですね。
汚れはその場で
うちは男の子二人だから、とにかく汚れ物が多いの。だから洗面所は、泥だらけで帰ったら直接脱衣所に行けるように、玄関の近くという所は譲れなかったかな。必然的にお風呂も近くなって、暑い日はそのままシャワーをするときもあるくらい(笑)
「一日に何度もシャワー、なんてこともあるの」と、少し困るくらいだそうですが、外から持ち込まないように冬のウイルス対策にも良いかもしれません。また、広めの洗面所は、朝の支度の重なる時間帯に「この広さでよかった」と感じるそうです。
くつろぐための指定席
ダイニングテーブル脇に雑誌用のニッチを付けてもらうように頼みました。朝、慌ただしく家族を送り出した後、ゆっくりページをめくる時間が好きです。
どうしても欲しかったと、お話し下さいました。一仕事を終えてゆっくりするダイニングの指定席に用意されたニッチ。生活の楽しみやゆとりにも繋がっているかもしれませんね。
Uchimise Photo
お話を伺ったり、見せていただきながら思わず「ただいま」と私が帰りたくなるようなお家でした。「生活に優しい便利」がギュッと詰まった印象のSさん邸。建てる前の不便な部分や、譲れないこだわりが大事に考えられていましたから、「開放感を」とのこだわりがコストダウンに繋がっていたり、お子さんの泥汚れ対策がスムーズな家事動線を生んだり、お家そのものに豊かさが感じられました。部屋の所々に使われていた「赤」は、奥さまお気に入りの差し色だそうです。最後まで大事にされたこだわりたちは、これからも家族の毎日を支えて行くのでしょうね。いつか少し狭くなったリビングには、どんな差し色が加わわるのでしょうか。
レポーター:レポーター:けい
奥さまお気に入りのブラインドも印象的でしたが、パッと目に入った板張りスペース。仰る通り圧迫感もなく、「急なお客さまのときに、いろいろ置けるから便利なの」との言葉にも納得です。