カオリさん家(宇都宮市)No.0055

リビング階段で家族を感じる家

おうちデータ

  • カオリさん家(宇都宮市)
  • 築年数・・・3年
  • 延床面積・・・63坪
好きなインテリアは?

以前は北欧系が好みだったので、家具や雑貨はIKEAのものが多いのですが、最近はナチュラルな感じが好みです。
好きな雑貨屋さん・家具屋さん  ベルモールの3coinsにちょこちょこ行きますね!リーズナブルでかわいいものもあるし、商品の回転が速いのでマメにチェックしています。

家を持つきっかけは?

上の子が小学校に入る前には…、と思っていたんです。あとは、私がお庭が欲しかったというのもありますね。のびのびと子どもたちを遊ばせたかったというのと、ガーデニングをやりたかったんです。

購入を考え始めたのは誰?

主人ですね。打ち合わせなども積極的で、壁の色や細かい部分の造作なども主人が決めました。

なぜ、この施工会社に決めましたか?

友人がその施工会社で家を建てたんです。遊びに行ったらとても素敵だったので、さっそくショールームに行きました。

お気に入りの場所は?

キッチンですね。打ち合わせ段階で、ほとんど主人が主導権を握っていたんですが、キッチンだけは私が決めました!ここに何を置くかを考えて、棚の数や幅を決めていったのでいろんな物がピッタリ収まるのが気持ちいいんです。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

平屋の家ですね。でもまあ土地が広ければ…なんですが(笑)

これから家を建てる方へのメッセージを

施工会社の営業担当との相性は大事ですね。やはり一生に一度の高い買い物ですから信頼関係も大切だし、完成するまで何十回と顔を合わせるわけですしね。あとは、やはり自分たちの好みをわかってくれる方がいいですね。その点、私たちは担当者に恵まれてましたね!

ウチミセレポート

独立型の洗面化粧台

私が生まれ育った実家が昔ながらの洗面脱衣室でして…。おまけにトイレも同じスペースにあって、父親が入ってるときは洗面所さえも使いづらかったんです。なので迷わず脱衣室と洗面室は別にしました。

お風呂、脱衣室を出てすぐの場所に設置した洗面台。通常ならプライベートなスペースになりがちな洗面化粧台も、魅せる洗面化粧台としてインテリアに一役かっています。一般的な洗面化粧台のサイズの2倍の広さにしてあるので、3姉妹の朝の準備もスムーズでしょうね。モザイクタイルの落ち着いた色みや船舶用のライトがGOOD


全館空調システム

営業担当のすすめもありまして、全館空調にしたんです。夏でも冬でも一定の温度で快適ですよ。あとは空気をクリーンにする効果もあるので花粉症の主人にはありがたいですね。

家の中どこにいても温度が一定で過ごしやすいカオリ邸。悪い天候の日や台風が来ているときでも、窓を開けずにきれいな空気を取り込めるのはうれしいシステム。留守中も換気ができるので働くママにも便利ですね!フィルターを時々掃除するだけでよいので、お手入れも楽だそう。


リビング内に設置した階段

子どもたちが帰ってきたときに、顔を合わせずまっすぐ2階へ行くことは避けたいと思って…。リビングを通っていけるようにしました。2階で遊んでいる子ども達の声も階段からなんとなく聞こえるので安心感もありますよ!

カオリ邸は1階のリビング、ダイニングが大きなひとつの空間となっているのが特徴。そこから2階へつながる階段が続いているので、家族がどこにいてもお互いの居場所がわかるようになっています。まるで楽器のハープのようなデザインも印象的な素敵な階段です。


家族が集う造りつけの本棚

この本棚、とっても活用してるんですよ!うちは女の子3人なので、お風呂上がりに髪をかわかすのに時間がかかるのですが、みんなここで本を読みながら待っているんです。おかげでドライヤーの順番待ちの時間が読書タイムになっています。

独立型の洗面台のすぐとなりにある、つくりつけの本棚。天井まであり、家族5人分の本が収まるゆったりサイズ。子ども達が背伸びをしながら上の段の本を選ぶ姿はさながら図書室のよう。とてもわくわくする図書スペースになっています。お風呂→洗面台→本棚→寝室とつながっているので、夜寝るまでの動線がスムーズですね。



失敗ポイント

収納を多めにすればよかった・・・

リビングの収納、実はここだけなんです。アパートに住んでいた頃(プラン中)は、これだけの収納で充分かなと思ったのですが、いざ住み始めてみるとやっぱり足りない。子どもの成長につれ、物ってすごく増えるものですね。

アパート時代には省スペースでもおさまっていたけれど、やはり家族の成長や生活スタイルの変化によって物は増えるもの!変化する環境の中でも対応できるように余裕をもった、収納プランニングが必要ですね


トイレに窓がない・・・

全館空調システムなので基本的に換気は不要なんです。でもやはりトイレに窓があってもよかったかなぁって。明かりとりにもなるし、ちょっと窓をあけたい時もありますものね。

常に空気が循環しているカオリ邸。システム上からいうと、トイレの窓はなくてもいいのだけど…。やっぱり開けたいときありますよね!ドアをしめると閉鎖的な空間になるので、昼間でも電気が必要。小さな窓がひとつあるだけでも違うかも。


コストダウンポイント

ドアを少なく!

思い切って、書斎のドアはつけないことにしたんです。リビング、ダイニングから丸見えになってますけど全く気になりません。逆にパソコンスペースが孤立しなくてよかったかなぁと思います。

1階がリビング、ダイニング、書斎からなるカオリ邸。ドアをあけた瞬間に仕切りのないダイナミックな空間がひろがります。コスト的にドアをつけなかった書斎もきちんと整理整頓されていて、座りごごちのよさそうなチェアーが印象的。ドアをつけなかった結果、とても開放的なスペースが実現でき、コストダウンも大成功ですね!


夫婦でつくった手作りのライト!

このライト、主人とふたりでつくったんですよ!ひとつひとつビーズを通して。結構大変な作業だったんですけど、かわいいライトができあがったので大満足なんです。

なんとこのライトが設置してあるのは…トイレ!!こんなロマンチックなライトの灯るトイレなんて素敵ですね。そしてこれがご夫婦ふたりの手づくりだというから驚きです。パーツを購入して手作りしたので、完成品をつけるよりはコストダウンになっています。


こだわりポイント

無垢の床材

家中全ての床を無垢材にしたかったんです。担当の方のすすめもあり、ラーチ(カラマツ)にしました。コスト的にはかかりましたが、素足で過ごすのが気持ちよく最高ですよ!子ども達も裸足が多いですね。

床材にもこだわりのあるカオリ邸。なんと、クローゼットの中まで無垢材を使用しており、天然木の調湿効果をとても実感しているそう。塗装はツヤのないマットなオイル仕上げにしてあり、夏でもべとつかずとっても快適に過ごせるそうです。お手入れも特にしていなくても大丈夫とのことで、新築から3年たった今、きれいな飴色の床となっています。まさに年月とともに成長する家ですね。


すべての部屋を塗り壁に!

壁は、ハミルトンパテというものなんです。珪藻土と同じ植物性で、住む人にもやさしい素材らしいんです。思い切って天井も同じもので塗ってもらいました!

コテあとがリズミカルで、楽しい印象の壁に仕上がっています。天然素材で、床材と同様、調湿効果があるそう。天井まで塗ることにより、壁と天井がつながる感じで一体感があり部屋がとても広く感じられますね。


光さしこむ明るい玄関

主人の両親と2世帯住宅なんですが、玄関だけは一緒にしたんです。その分来客も多いだろうと思って、玄関は広めにしました。暗くならないようにガラスの入ったドアにしました。

大家族のオウチらしく、玄関のたたきとホールがとてもひろいカオリ邸。親世帯とカオリさん世帯の靴箱収納は別にしてあり、たたきには靴が散乱することもなくきちんとした印象の玄関。玄関ドアの上のほうに、明かり取りのガラスがはめこんであり電気をつけなくてもとても明るくなっています。


自分たちで探したこだわりパーツ

雑誌でみかけた取っ手が素敵で!インターネットで取り寄せて持ち込みしました。ホームセンターで買って、自分たちで取り付けたフックなんかもあるんですよ。

細部のパーツまで妥協することなく選び抜いたカオリ邸。手間をおしまず、自分たちでひとつひとつ探したパーツ類はどれも愛着が持てるデザイン。住んでから、「ここにフックがあったら便利だな」と思い立ってとりつけたそうです。


Uchimise Photo 


レポート後記

miyuki 中庭をコの字型に囲む形で親世帯との自然なつながりを意識した2世帯住宅。親世帯にも子世帯にも陽の光がたっぷり降り注ぎます。そしてドアをあけるとリビングダイニングの大空間がひろがる気持ちのいいオウチです!フルオーダーのアイランドキッチンに立つ奥様が終始にこにこしているのが大満足の証拠ですね。

レポーター:miyuki