A.S.さん家(宇都宮市)No.0081
家守

木組みの家 見学可能.png

おうちデータ

  • A.S.さん家(宇都宮市)
  • 築年数…5年
  • 延床面積…45坪
好きなインテリアは?

平日はフルタイム勤務なので、心癒してくれるようなナチュラルな雰囲気のものが好きです。グリーンやタペストリーを飾ったりするなど、ちょっとでも安らげる空間づくりを心がけていますね。
参考にした雑誌 チルチンびと ・ 建築家の書籍

家を持つきっかけは?

三男の誕生がきっかけになりました。男の子3人のこれからの成長を考えると、やっぱり一軒家じゃないとのびのび暮らせないんじゃないかと思い、出産前から検討しはじめました。

購入を考え始めたのは誰?

主人です。家づくりにあまり詳しくない私が口出ししてもめたりするよりは、主人にまかせてしまったほうが何かとスムーズにいくと思って全て、おまかせしてしまいました(笑)

なぜ、この施工会社に決めましたか?

主人がその会社を営んでいますので。様々な家づくりをしてきたという実績もありますし、何より信頼していまから。家族の生活をよく分かっているのも主人ですし、安心して家づくりをまかせられました。

お気に入りの場所は?

私はダイニングスペースですね。ここにいれば家事や用事ごとなど、何でも済んでしまうんですよ。主人は、土間スペースがお気に入りのようです。キッチンの正面から見える薪ストーブのゆらゆらとした炎に、私も家事をしながら癒されています。子どもたちもソファで寛いだりして、家族間のコミュニケーションも円滑にしてくれる空間です。

もう一度家を建てるなら、どんな家にしますか?

今の家は1.25坪の土間スペースなんですが、もっと土間が広くてもいいかなって思っています。室内で遊ぶことも多いので、家の1/3ぐらいが土間でもいいぐらい(笑)あとは将来的なことを考えると、私たちの寝室を1階に配したほうが安全性や利便性の面でよかったかもしれませんね。

これから家を建てる方へのメッセージを

私はプロである主人に丸投げしてしまいましたが、満足できる・納得できる家づくりを叶えるためには、自分自身で勉強することは欠かせないでしょうね。それに、女性ってイメージやポイントで家づくりをすすめてしまいがちなので、理論的に考えられるご主人の意見も取り入れたほうがいいと思います。男性のほうが意外と細かなところのチェックも見逃さないし、客観的に全体を見てくれるのできっと頼りになるはずです。

ウチミセレポート

設置場所も重要です

薪ストーブの周辺って、火の粉で床が焦げることもあるし、意外と散らかってしまうんですよ。間取り的に薪ストーブのスペースをとるのは難しいかもしれませんが、我が家では玄関につながる土間スペースに設置したので、薪を運ぶのも掃除も楽なのでおすすめですね。

玄関から土間スペース、そしてLDKへと続く空間設計。住まいの中心となる位置に薪ストーブを置ける土間スペースを配したことで、利便性と快適性が生まれました。小上がりにしたので、腰かけて暖をとるのも、ご家族の楽しみのひとつのようです。


第二のリビングが大活躍

室内から大開口を通ってウッドデッキへ。アウトドアリビングとして、BBQを楽しんだりや水遊びなど子どもたちの遊び場にもなっています。キッチンからも見守れるので安心だし、軒も大きいので日差しもほどよく入り、家族団らんをつくる場所になっています。

「外でご飯を食べるだけでも、子どもたちは大喜び」と嬉しそうにお話しする奥様。仲のいいご近所さんも気軽に立ち寄っておしゃべりを楽しむなど、ご家族のみならず、周辺の方にとってもちょっとしたコミュニティスペースとなっているようですね。


たっぷり収納で室内すっきり

子どもも3人いるし、家全体の収納スペースはできるだけ多く設けました。なかでもやっぱり食べ盛りなので、食品庫は大きめに(笑)キッチンから並ぶように配し、荷物の出し入れも負担にならないよう勝手口も備え、スムーズな家事動線をつくりました。

高気密・高断熱なお住まいほど、食品庫では生ものを保管が難しいもの。そのためパントリーは、通気性のある暗く涼しい場所でなくてはいけないそうです。お仕事で忙しい奥様には、いつもすっきりとした室内でいられるよう、収納スペースを多く設置してあげることも必要ですね。


ゾーンニングで家族円満

ワンフロアでもリビングとダイニングのスペースを自然と分けることで、つながりを感じつつも、お互いほどよい距離感で過ごすことができるんです。リビングでは子どもが遊び、私はダイニングで寛げるというように、それぞれの空間にテーブルをきちんと置くことも空間づくりのポイントですね。

お子様の気配を感じながら自分時間を楽しめるよう、心地いい空間をつくることは家族円満にもつながります。仕切りをつくらなくても、家具の配置や間取りを工夫してお互いの居場所をつくることも大切なようです。



失敗ポイント

大きすぎる吹き抜けは大変です

吹き抜けをちょっと大きくしすぎたかもしれませんね。我が家は共働きで、どちらかが帰宅してから薪ストーブの準備をしなければならないので、その分余計に室内が暖まるまで時間がかかってしまうことは、実際に住んでから気付きました。

住まいに開放感と明るさをもたらす吹き抜け。しかし、大きくしてしまうほど暖かい空気も逃げてしまうので、バランスのいい空間設計になるよう気をつけなければいけませんね。


調理家電の落とし穴

他のスペースは大丈夫なのですが、ダイニングテーブルそばにもコンセントを付ければよかったと思いました。ホットプレートなど使うときは、結局延長コードを使っています。

パーティーなどの行事ごとから、普段の食事でも大活躍のホットプレート。キッチンやリビングには当たり前のようにコンセントを設けても、肝心のダイニングテーブル付近への設置は見落としがちです。足元などに1つでもあると便利なので、お忘れなく!


子供の成長はうれしいが…

子どもが大きくなってきたせいか、キッチンの幅が少し狭くなったような気がします。ただ食品庫から抜けられるようにもなっているので、そんなに不便ではないのですが…。あと、タイル床なので掃除は楽ですが冬場は足元が冷えてしまいますね。

3人の息子さんたちと並んで料理をすることはなくても、キッチンは家族みんなが使う共有スペース。できる限りの広さを確保したほうが、将来的にもおすすめです。また、掃除が手軽にできるタイル床ですが、寒い季節にはマットを敷いたり、スリッパを履くなどして寒さ対策を心がけましょう。


コストダウンポイント

住宅設備品はコストダウンの鍵

お風呂はある意味「使い捨て」のものと考え、手軽に入れ替えができるユニットバスを採用しました。プライベートな部分はコストダウンにつながるポイントも多いと思います。

見えない部分こそ、コストダウンのヒントが隠れているもの。今では、ほんの数日で浴室のリフォームもできてしまうので、設備自体のグレードを抑えてもいいかもしれませんね。


自然の力を取り込んで光熱費ダウン

薪ストーブがあれば、冬はこれだけで十分暖かく過ごすことができます。通風を考えて設計しているので、夏も室内に風が抜けますし、エアコンもそんなに使うことなく1年を通して快適に暮らせますよ。

家全体を暖めてくれる薪ストーブは、エコ住宅としても必須アイテムです。暑い夏でも風が抜けるように、窓の配置を考慮するなど、自然の力を利用するパッシブ設計を取り入れてみましょう。


断熱材選びで家も長持ち

調湿性に優れた羊毛断熱材を使っているので、結露もほとんどありません。長いスパンで考えると、長持ちする家がコストダウンできる家になりますよね。

一般的な繊維系断熱材の場合、断熱材と防湿シートの両方を設置しなくてはなりませんが、防露認定を取得した羊毛断熱材は調湿性に優れる特徴があるため、防湿シートは不要だそう。構造面からのコストダウンも要チェックですね。


円満なご近所付き合いがあってこそ

ご近所さんたちはみな同世代。住み始めた時期も同じ頃なので、お互いあえて塀をつくるのをやめたんです。塀をなくしたことでコストもかからないし、ご近所さんとも気軽にコミュニケーションがとれるので一石二鳥です。

互いに気兼ねなく子どもたちも家を行き来できるといった、昔懐かしいご近所のお付き合いも塀をもたないことで可能に!近隣関係が希薄になっていると言われる今こそ、見直してみたい部分ですね。


こだわりポイント

やっぱり木組みです

やっぱり「木組み」です。「金輪継」は日本の伝統的な継手のなかでも頑強なので、安心感が違いますね。梁にロープをくくって遊んだり、大黒柱に木登りしたりとやりたい放題の子どもたちも、心配することなくあたたかく見守ることができます(笑)

熟練した大工による「木組み」の住まいは、圧倒的な強度と開放的な空間を実現します。日本の風土や気候、ご家族の暮らしぶりに合わせる工法は住まいの寿命を延ばし、次世代に受け継がれるものとなるでしょう。


調理中でも家族と一緒

キッチンの床をほかのフロアより下げ、リビングで過ごす家族と目線が合うようにしました。料理中もソファから子どもがのぞき込んだりして、孤立することなく楽しい時間になっています。

一緒に家族と寛ぎたいと思っていても、奥様はそうはいってられないものです。そこで、料理中の奥様が家族の輪に入れるようにと「キッチンを中心とした家づくり」を提案したご主人。床を下げる工夫など、奥様への優しさをプランに盛り込むなんて羨ましいですね。


窓の配置でプライバシーも確保

南方向は駐車スペースのため、高めに横スリット窓を配置。その代わり東方向には大開口の窓を配して日当りを確保しました。リビングから外への眺めもいいし、やわらかな光を通す障子扉も気に入っています。

窓は南向きにあるものという観念を捨て、景観や陽の入り方を意識した窓の配置は、プライバシー面も安心。大きなテレビの設置場所も確保し、すっきりと収まりのいいリビングになりました。


造作家具で統一感アップ

ダイニングテーブルやカウンター、吊下げ棚など家族の使い勝手や家の雰囲気に合わせて、数々の造作家具をつくりました。階段のアイアンの手すりは作家さんのオリジナルで、木に囲まれた空間のアクセントになっています。

住まいの雰囲気に合わせた造作家具は、お洒落で使い心地も抜群。統一感のある木の空間に、目を引く階段のアイアン製の手すりはご主人のこだわりだそうです。


Uchimise Photo 


レポート後記

miho 和モダンで穏やかな佇まいのお住まいに一歩足を踏み入れれば、「木組み」で建てられたこその安心感と開放感が心地よく広がります。家族思いのご主人がリードして実現した、暮らしやすさ溢れる住空間に大満足の奥様とお子様たち。「子どもたちに誇れる家ができたんじゃないかな」と嬉しそうに話す奥様を、あたたかい目で見守るご主人のお姿が印象的でした。

レポーター:miho

こちらのお宅は、 見学可能.png です

案件番号 No.0081 A.S.さん家(宇都宮市)
「木組みの家」