ひなちゃん家(宇都宮市)No.0100
風が吹く家
おうちデータ
- ひなちゃん家(宇都宮市)
- 築年数…2年1ヵ月
- 延床面積…30坪
- 好きなインテリアは?
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シンプルなものが好きです。自然な素材の柔らかな感じや植物の緑が好きですね。花よりも木々の枝などが気持ちよく感じます。
- 好きな雑貨屋さん・家具屋さんは?
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無印良品、BEE BALM、ATELIER n°18 TRAVAIL
- 参考にした雑誌
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チルチンびと
- 家を持つきっかけは?
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子どもが小学校に上がる前に私の実家に入りました。同居生活も悪くなかったのですが、自分たちだけの空間ができれば気を遣わなくてもすむことが多いのではと思いだしたのがきっかけですね。
- 購入を考え始めたのは誰?
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夫婦二人ですね。ローンの支払期間など考えると今が一番のタイミングなんじゃないかと。これを逃すともう建てられないんじゃなかなとの気持ちもありました。
- なぜ、その施工会社に決めたのか?
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ご近所でこちらの工務店さんの見学会があり見に行きました。その後も入居済みの物件など6軒ほどは見ました。まさに夫婦ともに好みの家でしたね。そして、わが家が一番望んでいた自然素材にこだわった家だったのが最大の決め手です。長く住む家、安心して生活したいですからね。
- お気に入りの場所は?
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ここが一番っていうよりは、家の全てがお気に入りですね。キッチン窓からの自然光やキッチンリビングから見える外の風景、冬はペレットストーブの炎を見ながらゆっくり過ごす時間。毎日の生活がお気に入りです。
- もう一度家を建てるならどんな家にしますか?
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やっぱり平屋ですね。年を取るとどうしても2階への上り下りは負担ですから。施工は迷わずお世話になった工務店さんにお願いすると思います。これだけは譲れないですね。
- これから家を建てる人へのメッセージは?
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家は長く住みますし、とても高い買い物です。絶対に妥協はしないほうがよいです。少し迷った時は、立ち止まって考える時間も必要だと思います。押しに負け流されてしまっては、きっと後々後悔することが出てくると思います。時間をかけてでも自分たちだけの最高の家を手に入れてほしいです。
洗面・脱衣は引き戸でわける
洗面所と脱衣所は引き戸で仕切れるようにしました。子どもも年頃になってくると気をつかいますし、来客があるときも気を使わせたくないですからね。
無垢の床は気持ち良い
床板は杉の無垢材です。ほんとに肌触りがよくて気持ちいいんですよ。家族は一年中裸足で過ごしています。
寒い冬でも、ひんやりしない無垢材の床。色の移り変わりなどの経年変化も楽しみのひとつですね。
キッチンカウンターは広めで使いやすく
キッチンカウンターは他のお家より板一枚分ほど広めにしました。食事を取ることを前提にしていたのもありますが、盛り付け作業スペースにも重宝しています。
キッチンテーブルほどの幅広のカウンター。食事をしたり、子どもたちが勉強するスペースにも大助かりですね。
ベランダは家幅いっぱいに
ふかふかの布団が大好きなので、布団は毎日でも干したいんです。なんでベランダは家幅いっぱいにしました。家族全員の布団を干しても空きがあるくらい。この余裕が嬉しいんですよね。
ベランダには物干しスペースも設置。こちらも奥様の望み通り沢山洗濯物が干せそうですね。
お風呂の窓は小さすぎたかな
お風呂は通りに面した場所にあるので、窓は極力小さなものにしました。しかし思った以上に小さすぎて、日中も暗いんですよね…。
たしかにお風呂場の窓って気を使いますよね。安全面だけではなく、日々の快適さも考慮したいポイントですね。
ランニングコストがかかります
ガスコンロは絶対ゆずれないポイントでした。合わせて給湯もガスにしたら、プロパンガスは割高で…。冬場は請求額が跳ね上がるのが悩みです。
料理好きな方は火にこだわりがありますよね。キッチン上部の耐火壁が奥様のお気に入りにポイントだそうです。
トイレはシンプルに
特にトイレにはこだわりはなかったので1番シンプルなものを選びました。お掃除も楽ですよ。
今後の部品交換やメンテナンスのしやすさを考えるとシンプルなトイレが一番ですね。
総二階建で施工費減
我が家は総二階建ての30坪です。総二階はシンプルな形なので基礎部材や構造材などのコストカットが可能。建築費という大きなコストダウンにつながりました。
施工費の削減は一番のコストダウンですよね。施工がしやすいと工期も短縮されるので覚えておきたい知識ですね。
トイレの床も無垢材で
当初、トイレは汚れやすいから床はタイル張りにしようと思ってました。しかし見積もりが出たら想像以上に高くって…。他のフロアーと同じ床にしちゃいました。
無垢の床材にしたことで、統一感のある空間に。そんなに汚れも気にならないそうです。
外構は自分たちで
庭の芝生や植栽は、自分たちで買ってきて植え込みました。汗かきながら芝を張ったのも素敵な思い出になりました。庭の木々も小さい苗を植えたもの。年月をかけ大きく育っていくのも嬉しいですね。
お話を伺うまでは、造園屋さんにお願いしたのだとばかり思っていました。母屋から続くアプローチやお庭は、家の雰囲気にとてもお似合いです。
キッチンと洗面所はタイルで彩りをプラス
我が家は工務店さんが選んでくれたものがほとんどですが、タイルだけは自分で選びました。特に洗面台は色使いにもこだわり、私のお気に入りの場所です。
自然で落ち着いた雰囲気の家に、ぱっと華やかさをプラスする素材選び。奥様のセンスが良いからこそのなせる技ですね。
こだわりのペレットストーブ
薪ストーブにも憧れはあったんですが、年をとってからの薪割やメンテナンスを考えると…。そんな時にペレットストーブを知りました。アレルギーがある家族も安心で、使い方も簡単。これ一台で家中ほんとに暖かです。
一番の醍醐味は火のゆらぎ。眺めていると気持ちも落ち着くんだそうです。冬でも半袖短パン姿の子どもたちを想像するだけで癒やされますね。
風が吹く家
家中どこにいても気持ちよいほど風が通ります。
ジメッとする梅雨時にも、我が家はいつも快適です。家全体が我が家のこだわりですね。
空気の流れを考えた設計に、自然素材だけで作られた優しさが相まって最高の住環境をつくりだしていました。
Uchimise Photo
のどかな田園地帯に自然にとけ込む佇まい。お花より枝物が好きとおっしゃる奥様がステキに活けた緑が家中にセンス良く飾られていました。家は気持ちよく過ごす場所。家のどこに居ても心地よく吹き渡る風が、その確固たる思いを感じさせてくれました。四季折々の自然を楽しみながら、子どもたちが健やかに成長するのをこの家も見守っているのでしょうね。
レポーター:miyu
引き戸なので開けてしまえば一体空間で空気の流れもよいですね。家族は全く気にしてないので今はいつもあけっぱなしだそうです。