たいちゃん家No.0139
KUハウジング
暮らしやすさを整えた家
おうちデータ
- たいちゃん家(宇都宮市)
- 築年数…1年4ヶ月
- 延床面積…38.4坪
- 好きなインテリアは?
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しいて言えば落ち着いた感じでしょうか。もともとこういうのが好き、というのがあったわけではなくて、家を建てていく中で「こんなイメージがいいな」というのを少しずつ固めていった感じです。家と全体のコーディネートを考えて、工務店の社長さんと何度も相談してこの形になりました。
- 好きな雑貨屋さん・家具屋さん
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カリモク
- 家を持つきっかけは?
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子どもは今3歳なのですが、彼が生まれたのがきっかけですね。子どもができたら家を建てようか、という話は前々からしていました。それまではアパートで暮らしていたのですが、子どもはちゃぶ台での床座生活ではなくて、テーブルと椅子の暮らしで育てたいと思っていたんです。
- 購入を考え始めたのは誰?
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「テーブルと椅子の暮らしで育てたい」と思っていたのは僕なので、僕が最初に考え始めた、ということになりますね。
- なぜ、その施工会社に決めたのか?
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一番最初に施工会社がたくさん載っている雑誌を見たのですが、多くの会社の説明に『夏涼しく、冬暖かい』って書いてあったんです。でも、なぜそうなるのかをどこよりもしっかり書いてあったのが、こちらの工務店さんでした。展示会に行ってみたら、エアコンがついていないのに暖かいんです。社長と話をしたら、細かいところまで丁寧に説明してくれて、しっかり作ってくれる安心感がありました。依頼してから完成まで、「時間がかかります」と言われたのですが、時間がかかっても構わないので、ぜひお願いしたいとお伝えしました。逆にたくさん考える時間があってよかったぐらいです。
- お気に入りの場所は?
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(夫)いつもいるのはリビングですね。帰ってきたらずっとリビングにいます。家全体が見渡せる特等席なんです。
(妻)全部がお気に入りですが…特に掃除がしやすいところでしょうか。動線をとてもよく考えていただいていて、家事をするのに無駄がありません。リビングも好きですね。隣は義実家なのですが、庭の景色がよく見えるんですよ。
- もう1度家を建てるならどんな家にしますか?
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この家、僕の部屋は作らなかったんです。仕事から帰ってきて寝るまでの間に自分の部屋を使う時間はきっとないだろうと思って。でも、やっぱり自分の部屋があってもよかったかなあ、と今では思います。でも、こうしたらよかった、と思うことはほとんどなくて、もう一度全く同じ家を建てるのでもいいかもしれません。
- これから家を建てる人へのメッセージは?
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(夫)一番大事なのは施工会社選びだと思います。作る人と設計する人の考えがあっていることが大事だと思うんです。窓口が社長さんだったので、社長さんに言えば大丈夫!と、なんでも相談させてもらいました。
(妻)義父からのアドバイスがとても参考になりました!住んでいるところもほぼ同じだし、一度家を建てているので意見が的確なんです。「リビングはもっと大きいほうがいい」「ここに柱があったほうがいい」など、いろいろ取り入れたところも多いんですよ。
天井には吸音板を
気密性がいい建物は、音が響いてしまうそうなんです。施工会社さんからご提案いただいて、リビングなどの反響しやすい部屋の天井には吸音板を貼っています。
掃除ロボットのコンセントはここ
ルンバを使いたかったので、どこにコンセントをつけるかどうかはいろいろ考えました。社長に相談したら、「ここはどうですか」と、階段下をお勧めしていただいたんです。ここなら人には見えにくいし、ルンバにとっては安全でとってもいい場所でした!
充電ステーションはけっこう存在感があるので、見えないところに設置できれば一番いいですよね。階段の一番下の段の下はルンバだからこそ入れる絶好の場所!そしてダイソンのコードレスクリーナーもしっかり、リビング収納の内側に充電場所が確保されています。
光を取り入れる窓の配置
洗面所には大きい鏡を設けて、その上に窓を配置。おかげで広々使える上に、とても明るい洗面スペースになりました。玄関も、下駄箱の上に窓を設けてあり、そのおかげでとても明るい印象です。
窓をつけて明るくしたい、でも広く使いたい、という洗面所。鏡を広く取り、その上下に窓をつければその両方がかなえられますね。鏡の一部と、右側の壁には収納が隠れているのを発見!十分な量を収納できそうです。
足触りの良いクルミを採用
床はクルミ材を使っています。足触りが良くていいんですよ。広葉樹では一番ソフトな肌触りなんだそうです。オイルフィニッシュで仕上げていただいています。傷がついてもスチームアイロンで戻るよ、と教わって、試してみたら本当に元通りになりました!
クルミ材は落ち着いた、とてもやさしい色合い。オイルフィニッシュ仕上げは足に触れている部分が少ないので、より足触りがよく感じるそうです。無垢材に傷はつきものですので、ある程度なら自分で治せるようになっていると安心ですね。
洗濯機のふたが開けられない
洗濯機も高い位置に設置してもらっているので洗濯機下の掃除はしやすくなっているのですが、洗濯機のふたが中折れでなかったため、ふたを全開にすることができなくなってしまったんです!可動棚だったのが幸いして棚板を移動することでなんとか洗濯機、使えています。
洗濯機のふたが中折れでなかったことで起きてしまった悲劇ですね…。でも可動棚だったこと、不幸中の幸いでした!洗濯機の下の掃除もとってもしやすそうです。
ミシンを置いたら、明かりが真裏に!
階段を上がったところにある小部屋は、わたしの作業部屋として作ってもらいました。作り付けのデスクをつけてもらって、ミシンをここで使うつもりで早速おいてあるのですが、問題は灯り。屋根裏部屋なのでデスクと天井が近く、ダウンライトの位置がミシンの裏に!ミシンの手元が真っ暗になってしまうので、もう一つ灯りを買わないと…と思っています。
ミシンを置いたらミシン自体の影ができてしまって手元が見えなくなる、ということですね。それは確かに想像できなかったかも…。作業をする場所とのことですので、長時間作業しても疲れにくい灯りを選んでみてくださいね。
IKEAの既製品を使ってコストダウン
玄関の靴箱部分や、ウォークインクローゼット内の引き出し、ハンガーラック等をIKEAの製品を使いました。施主支給という形でお渡ししたものを取り付けていただいたのですが、とても丁寧に取り付けていただいてありがたいです。
IKEAの製品はコストダウンの味方!いろいろなサイズに対応できるようになっているので導入しやすいですよね。自分たちで設置して、よりコストダウンする方もいらっしゃいます。
クロスを使ってコストダウン
子ども部屋の壁は、子どもがきっと汚してしまうだろうと見越してクロスを貼ることにしました。コストダウンにもなってよかったです。
クロスの利用は、コストダウンの定番ですよね!今は模様や素材も様々なものが出ていますし、環境に配慮したタイプのものも多くなってきましたので、予算や用途に合わせて選びましょう。
パントリーと家電はT字に配置
キッチンの奥に延びるように通路を作ってあるんです。通路の右側に家電、左側にパントリーがあるのですが、カウンター越しに見ると、ぜんぜん見えないんですよ。人が来た時も気にせずパントリーを開け閉めできて大助かり!キッチンのカウンターの立ち上がりの裏には空間があって、モノが置けるようになっているんです。見せたくないものを隠しておけるので本当に便利ですよ。
T字のキッチン、なかなか見ないですがこれがとっても使いやすそう!バックヤードが使っている状態でも常に隠れているから、いつ人を呼んでも大丈夫。カウンター裏にあるスペースは洗った野菜や下ごしらえした食材などを置けるので、いつでも作業台が広く使えて本当にいいアイデアですね!
愛用のごみ箱を使えるように
前住んでいた家で使っていたゴミ箱、新調しようとも思ったのですが、今こういうタイプって売っていないんですよ。なので、これをそのまま使えるように、すっぽり入るスペースを作っていただきました。右側にちょうど入る細いラックも追加して、とても使いやすいです!
愛用のものをずっと使うのっていいですね。最初からぴったりのサイズで作ってもらえるのも新築ならでは。引っ越しを機に全て新しいものにするのもありですが、こんな風に前の家から引き継ぎたいものがある場合は、施工会社さんに相談してみましょう。よりよい方法を考えてくれますよ。
動線がとにかくらくちん
脱衣所に洗濯機があって、脱衣所の引き戸を開けると物干し場になっています。なので、洗って干して取り込んで、の作業がとてもやりやすいんですよ。取り込んだらここでたたんで、脱衣所と、洗面所の先のウォークインクローゼットにしまいます。動線が短く済んで、洗濯が本当に楽になりました。
洗濯の動線がとてもコンパクトにまとまっていて、本当に使いやすそう!脱衣所の引き戸の先は屋根付きの物干し場。外から見えないけれど風が通るようになっていて、とても乾きやすそうです。脱衣所内にもホスクリーンが設置されていて、取り込むときや雨の日に重宝しますね。乾かすためのエアコンもしっかりついていますが、今のところつけなくても乾くそうですよ。
掃除を楽にする工夫を
わたし、掃除がすごく苦手なんです!掃除を少しでも楽にできるように、作り付けの家具や洗濯機など、足元をすべて少し浮かせたつくりになっているんです。モップがさっと入れられるので、掃除が本当に楽になりました。灯りがほぼダウンライトなのも、シーリングファンがないのも、掃除しなくて済むからなんです。
IKEAの引き出しや洗濯機も浮かせてあって、徹底していますね!これならノーアクションで掃除ができるので面倒にならずに続けられそうです。そして、掃除をしなくて済むように、灯りをすべてダウンライトにするとは思い切りましたね。だからなのか、空間がより広く感じられる気がします。
Uchimise Photo
大きな屋根に圧倒されつつ玄関を入ると、和室の向こうに広々としたリビング。リビングの手前には家族全員分のウォークインクローゼットがあり、その向こうに洗面所、脱衣所と続き、洗濯動線へとつながっています。キッチンの奥にはコンロからもシンクからもアクセスしやすいパントリー。余分なものをそぎ落とし、本当に必要なものだけを使いやすく配置した、考え抜かれた動線が毎日の家事を助け、暮らしのゆとりが生まれるのだなあ、としみじみ。生まれたゆとりで、より日々の暮らしを楽しんでくださいね。
レポーター:カリカナリホ
気密性が高い家は、そういうところにも気を使う必要があるんですね。寝室等、布が多くある部屋は音を吸収するので気にしなくてもよいそうです。そういった細かいポイントをしっかり対策していくことが、住みよい住まいにつながりますね。