0130の家No.0126
建築 浦山
土間続きリビングで食を楽しむ家
おうちデータ
- 0130の家(足利市)
- 築年数…2年
- 延床面積…68.94坪
- 好きなインテリアは?
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決まった物はないのですが、イメージは北欧系のインテリアかな。ナチュラルな物も好きです。でも基本的には、旅先やいろいろなお店で、気に入った物を見つけて来るといった感じです。
- 好きな雑貨屋さん・家具屋さん
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出かけた先でお店を見つけて好みの物を探します。
- 参考にした雑誌
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建築知識ビルダーズ 、チルチンびと
- 家を持つきっかけは?
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住んでいた家が手狭になってきていたことや、子どもの入学を控えていたので漠然とですが家を建てることは考えていました。両親から譲り受けた土地もありましたので、入学の時期に合わせて具体的に話を進めていったと思います。
- 購入を考え始めたのは誰?
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二人どちらからともなく、「入学式前に落ち着きたいね」と話していて、いろいろ必要なことを考え始めたかな。
- なぜ、その施工会社に決めたのか?
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地元の施工会社だったからでしょうか。土地にも詳しいし、打ち合わせも近くなら気兼ねなく出来るんじゃないかとイメージしていました。実際、スムーズだったと思います。共働きで忙しく、なかなか都合が合わせられないときでも近くなら少しの時間でも有効に使えていました。
- お気に入りの場所は?
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土間続きのダイニングです。食べることが好きな家族なので、ホットプレートや鍋料理などダイニングテーブルで調理しながら出来立ての料理を食べることが多いんです。来客も多いのでかなり大きめのテーブルにしてもらいました。夫婦共に、暖炉で調理したいと思っていましたから家を建てるなら必ず付けようと話していました。
- もう1度家を建てるならどんな家にしますか?
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好きなところに建てられるなら、海の近くに平屋を建てたいですね。海風の入る開放的な家にしたいです。広すぎず、その時に必要な部屋があれば十分。機能重視の家にしたいですね。ただ、ダイニングだけは今と同じくらいの大きいテーブルを置いて、換気扇も忘れずに付けたいな(笑)
- これから家を建てる人へのメッセージは?
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明るいとか、生活動線が良いとか真っ先に考えたくなる要素だけじゃなく、自分たちがどんな風に、その部屋で過ごすか、使うかを考えながら、家造りをするといいんじゃないかなと思います。それぞれの使い方を考えることによって、型にはまらないオリジナルな自分たちのための家が建てられると思うんです。
センターキッチンで使い方いろいろ
ダイニングとリビングの間にキッチンを挟む間取りにしました。来客が多いため、お客さまに対応しながら子どもの様子を伺うこともしばしば。なかなか大変だったので考え付きました。ダイニングにお客さま、リビングに子どもたちと言った状況なら、間にキッチンを挟むことによって丸見えにならずに子どもたちの様子を伺えます。
季節ごとに大活躍
ランドリースペースを屋外で考えていたのですが、最終的に室内にしました。花粉や梅雨の時期など大活躍です。共働きなので夜に洗濯して干しておくことも出来るし、外にも干せます。洗濯時に出る埃などが部屋の方へ上がってしまわないように、少しの段差を付けてあるんですよ。土地柄、砂埃もありますからね。
ベランダを諦めた結果、十分な広さが取れました。とお話しくださいました。老後までのことを考えると、1階で洗濯して2階まで持って行き干すよりは、浴室近くなどに時間・天候に左右されない洗濯スペースが出来るなら理想かもしれません。ぜひ参考にしたいですね!
専用スペースを利用してスッキリ使う
子ども部屋は使い方を分けるイメージで、学習スペースを部屋の外に設けました。学校の物はどんどん増えますからね。今の所、十分収められているみたいです。机の照明は埋め込んでもらったのでスッキリ使えると思います。同時に部屋は友だちと過ごしたり、寝るための部屋として狭さは感じていないと思います。
「子どもリビングに居ることが多くて殆ど使っていないんですけどね(苦笑)」とご主人。お子さんたちのライフスタイルが丁寧に考えられていて、とても機能的だと感じました。使い分けは、それぞれの家族に合ったスタイルを選びたいポイントではないでしょうか。
場合によっては気になる距離
玄関のアプローチをもう少し短くすればよかったと思います。家の中にお通しするお客さまなら、案内しながら外など眺めて丁度いいように感じていましたが、住み始めて玄関先で応対する場合も結構あることに気付き、呼び鈴が鳴ってから玄関に出るまでに時間が掛かります。何かしていたり、2階にいるときなどは特に。ちょっとしたことかもしれませんが気になっている部分です(苦笑)
中庭的な物は欲しかったそうで、そこを優先した結果の距離になる訳ですが、別視点の来客の多さを一緒に考えると感じ方が違ってくるのですね。少々手間は掛かりますが一つのことを決めるときに複数の視点から見ることは覚えておきたいポイントですね。
必要かどうかを考える
子ども部屋の収納の扉は不要だったかなと思います。子ども部屋はいずれ成長と共に使い方が変わって来るのでより柔軟に使える状態にしておきたかったです。しかも折戸にしてしまったので、引き出しの家具を入れると使い勝手があまり良くないんです。
思い切って扉を外してしまうと言う選択もあるかもしれませんが…。収納は、何を入れるかに意識が集中してしまいますが、入れた物をどのように出し入れするかまで考えた方がいいのですね。
自分たちで頑張りました
床は無垢材にしたかったので、無塗装の物で自分たちが塗りの作業をしました。大変でしたがコストダウンになりました。少しのムラなどは想い出だったり、愛着だったりします(笑)
大変な作業だったそうですが、時間を見つけて通いながら達成されたそうです。大事な家族のための家ですから、作る工程の一部に携われるのは素敵なことだなと思いましたし、それがコストダウンに繋がっているなら最後まで頑張れますね!
既製品と上手く合わせて
殆どの家具を作ってもらいました。一部は既製品の便利さ・機能を有効に活用して、それらに合わせたサイズに家具を作ってもらいました。収納については、それぞれの使い道に合わせた場所やサイズなのでスペースも無駄が省けてとても満足しています。
既製品として広く愛用されている物には、やはりその良さがあるのですね。そこを上手に生かして、インテリアの雰囲気を崩さず造作してもらえるのは、もしかしたら、工務店さんの一番の利点と言えるかもしれません。
比較して決めました
防犯上はシャッターの方が効果があると思いますが、外ブラインドを選びました。遮熱効果を保ちつつ、風も通すのでとても気に入っています。価格がシャッターより抑えられたのでコストダウンになっているんですよ。
お話しを伺うまで、ブラインドが外に設置されていると言う認識がありませんでした(苦笑)夏などは暗くなってからも窓を開けておくご家庭も多いでしょうから、その際にブラインドなら窓全体から風を通せます。ぜひ視野に入れたいアイテムですね。
食べることが大好き
我が家は鍋料理など、ダイニングテーブルで調理しながら食べるのが大好きなんです。それならば、初めから換気扇を付けてしまおうと思い付き設置しました。ガス調理にもこだわって線が引いてありますし、テーブルの天板にはセラミック板を使ってもらっているので、熱い鍋をそのまま置けます。土間の暖炉でも調理しますから、掃除のことも考えて収納内に水道を引いてもらいました。
来客も多いと仰っていたので、初めからダイニングテーブルは大きな物をお考えだったそうです。8人掛けのそれは、暖炉のある土間から見ても十分な存在感を出していました。その暖炉では、お子さんとピザなどを作って召し上がるそうです。まさに調理してその場で頂くための間取りですね。
たくさん集まります
子どもリビングって呼んでいます。姉妹それぞれの友だちが来ても各自の部屋より、ここに居ますね。お互いの友人たちとの交流から、年上・年下それぞれの役割りを担えるといいなと思っています。もちろん、普段の生活でも夕食後などは直行ですね(笑)
いいな!と、思わず声を上げてしまった「子どもリビング」我が家にも、ぜひこの発想が欲しかったと真っ先に思ってしまいました(笑)プライバシーも必要ですがお子さんたちの共有できるスペースは、きっといろいろな経験が積めますね。
家族それぞれの使い方
家族で使うくつろぎスペースをリビング脇に設けました。子どもたちは2階に居なければ、必ずここに居ますね。せっかくの田園ビューなので景観を楽しめるように大きな窓にしました。時間帯、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。子どもたちに占領されることも多々ありますが、椅子張り屋さんにお願いしたソファは、食休みには最高の椅子なんです。
大容量の収納にPC作業スペースもあって、お子さんたちお気に入りのスペースだそうです。ソファからの眺めを、自分が外に居るかのような錯覚を起こすほどの大きな窓が演出してくれています。決して広い部屋ではないのに、両方向から利用できる収納とその窓で開放感もありました。
Uchimise Photo
家族が集う共有スペースが至る所にありました。その家をどんな風に使いたいか、どんな風に使って生活したいかに注目して建てられたことがとても伝わって来ました。「食べる」と言う趣味リビングとみんなが集う子どもリビング。それから、電車のボックス席を連想させる景観リビング。乗り込んだのはもちろん各駅停車だろうな、などと想像してしまった私。こだわりたい部分を丁寧に様々な視点で考えることが、理想の家造りに繋がっているのですね。
レポーター:けい
お子さんたちもある程度成長してからは、来客時に気恥ずかしかったりしますね。だからと言って、来客のたびにお子さんたちが部屋を移動するのも大変です。そんな働くお母さんにとっては、とても機能的なパーテーションと言えるかもしれません。